14 / 132
14. 学校への招待状
しおりを挟む
「ではでは、すまないな、疲れているところ」
医務室から離れて、テストを受けた大広間に、ライム兄妹と、カノン隊長、バルバ大佐が集まった
「いえ、僕らは戦っていませんので」
大広間にあるテーブルと椅子に、兄妹は隣同士、その向かいにカノンとバルバ大佐が座り、これからについての話し合いが開始する
「ふむ、では君達の今後なんだが……」
テーブルにどっさりと資料を乗せるバルバ大佐
一枚ずつ手に取り、資料の中身を確認していく
「まず、アゼルを探していたというが、ヤツにはしばらく会えないだろう」
ふぅ。とため息まじりで話をするのはカノン隊長
「そうなのですか?」
それに答えるのは、兄のノエル
「うむ、まあ、ヤツの事だから、明日帰ってきたり数年後だったりするだろうが……電話も気まぐれだから期待はできんし……」
ノエルの質問に答えるのは、資料を読むバルバ大佐
「そうですか……」
父親に会えないと分かり、落ち込むノエルとリエル
二人の落ち込みっぷりに、心配するカノン隊長とバルバ大佐
「二人とも、母親以外の親類は……」
「いないです」
「うーむ、では……やはり二人とも、ここに住むか?」
カノン隊長からの突然の提案である
バルバ大佐も、うんうんと納得の様子
「はい?」
予想外の話に、ノエルの声が裏返る
「この境界線魔術本部に暮らすか、と聞いているのだが……」
カノン隊長が、大雑把に、説明をしようとするので、バルバ大佐がちょっと、と止めに入る
「君達の能力は中々良い。アゼルの子というのも分かる能力値だ。是非ともうちに入ってほしいのだが……」
何やらガサゴソと資料の中身を探し始めるバルバ大佐
「ですが……」
二人からの提案は嬉しそうなノエル
状況をあまりよく分かってなさそうなリエルは、雰囲気的に不安そう
「まあすぐに本部入隊は無理であるから……」
バルバ大佐が一枚の紙を二人に見せる
「これはなに?」
リエルが受けとったその紙は、たくさんの文字が書かれている
「それは、入学申込書だよ」
リエルの質問に答えるカノン隊長
入学と言われ、ノエルもリエルも不思議そうな顔で、申込書を見つめる
二人の様子から、なぜ入学かと、説明に入るバルバ大佐
「ここの国の者の能力があるものは学校に行き学ぶべきだ。君達みたいな、学校へ行くべき能力があるのに行けない午前や午後の者も多いからな。ここはそういう子のスカウトもしているんだよ」
バルバ大佐の説明に、不安そうに聞くノエル
それとは対照的にリエルは、学校に興味あるのか、資料をじーっと見つめている
「ここの人は、みんな魔力のがあるんじゃないの?」
バルバ大佐の説明を聞いた、リエルから質問
「あるにはあるが……まあ、大体の者は、12時の時計代わりに使うのが多いのでな。学を必要とし、魔力はあまり要らぬ者も多いよ」
バルバ大佐から、また説明を聞いたリエル
ふーん、と納得してるような、してないようなそんな表情
その隣で、まだ入学申込書を見つめていたノエルに気づいたカノン隊長が突然、椅子から立ち上がる
「バータナ兄妹も魔術学校へ通ってもらおうと思うが……みんなで、相談してみると良い。何かあったら、カリアに聞くと良い。では、一旦話し合いを終了しようか」
医務室から離れて、テストを受けた大広間に、ライム兄妹と、カノン隊長、バルバ大佐が集まった
「いえ、僕らは戦っていませんので」
大広間にあるテーブルと椅子に、兄妹は隣同士、その向かいにカノンとバルバ大佐が座り、これからについての話し合いが開始する
「ふむ、では君達の今後なんだが……」
テーブルにどっさりと資料を乗せるバルバ大佐
一枚ずつ手に取り、資料の中身を確認していく
「まず、アゼルを探していたというが、ヤツにはしばらく会えないだろう」
ふぅ。とため息まじりで話をするのはカノン隊長
「そうなのですか?」
それに答えるのは、兄のノエル
「うむ、まあ、ヤツの事だから、明日帰ってきたり数年後だったりするだろうが……電話も気まぐれだから期待はできんし……」
ノエルの質問に答えるのは、資料を読むバルバ大佐
「そうですか……」
父親に会えないと分かり、落ち込むノエルとリエル
二人の落ち込みっぷりに、心配するカノン隊長とバルバ大佐
「二人とも、母親以外の親類は……」
「いないです」
「うーむ、では……やはり二人とも、ここに住むか?」
カノン隊長からの突然の提案である
バルバ大佐も、うんうんと納得の様子
「はい?」
予想外の話に、ノエルの声が裏返る
「この境界線魔術本部に暮らすか、と聞いているのだが……」
カノン隊長が、大雑把に、説明をしようとするので、バルバ大佐がちょっと、と止めに入る
「君達の能力は中々良い。アゼルの子というのも分かる能力値だ。是非ともうちに入ってほしいのだが……」
何やらガサゴソと資料の中身を探し始めるバルバ大佐
「ですが……」
二人からの提案は嬉しそうなノエル
状況をあまりよく分かってなさそうなリエルは、雰囲気的に不安そう
「まあすぐに本部入隊は無理であるから……」
バルバ大佐が一枚の紙を二人に見せる
「これはなに?」
リエルが受けとったその紙は、たくさんの文字が書かれている
「それは、入学申込書だよ」
リエルの質問に答えるカノン隊長
入学と言われ、ノエルもリエルも不思議そうな顔で、申込書を見つめる
二人の様子から、なぜ入学かと、説明に入るバルバ大佐
「ここの国の者の能力があるものは学校に行き学ぶべきだ。君達みたいな、学校へ行くべき能力があるのに行けない午前や午後の者も多いからな。ここはそういう子のスカウトもしているんだよ」
バルバ大佐の説明に、不安そうに聞くノエル
それとは対照的にリエルは、学校に興味あるのか、資料をじーっと見つめている
「ここの人は、みんな魔力のがあるんじゃないの?」
バルバ大佐の説明を聞いた、リエルから質問
「あるにはあるが……まあ、大体の者は、12時の時計代わりに使うのが多いのでな。学を必要とし、魔力はあまり要らぬ者も多いよ」
バルバ大佐から、また説明を聞いたリエル
ふーん、と納得してるような、してないようなそんな表情
その隣で、まだ入学申込書を見つめていたノエルに気づいたカノン隊長が突然、椅子から立ち上がる
「バータナ兄妹も魔術学校へ通ってもらおうと思うが……みんなで、相談してみると良い。何かあったら、カリアに聞くと良い。では、一旦話し合いを終了しようか」
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
慈愛と復讐の間
レクフル
ファンタジー
とある国に二人の赤子が生まれた。
一人は慈愛の女神の生まれ変わりとされ、一人は復讐の女神の生まれ変わりとされた。
慈愛の女神の生まれ変わりがこの世に生を得た時、必ず復讐の女神の生まれ変わりは生を得る。この二人は対となっているが、決して相容れるものではない。
これは古より語り継がれている伝承であり、慈愛の女神の加護を得た者は絶大なる力を手にするのだと言う。
だが慈愛の女神の生まれ変わりとして生を亨けた娘が、別の赤子と取り換えられてしまった。
大切に育てられる筈の慈愛の女神の生まれ変わりの娘は、母親から虐げられながらも懸命に生きようとしていた。
そんな中、森で出会った迷い人の王子と娘は、互いにそれと知らずに想い合い、数奇な運命を歩んで行くこととなる。
そして、変わりに育てられた赤子は大切に育てられていたが、その暴虐ぶりは日をまして酷くなっていく。
慈愛に満ちた娘と復讐に駆られた娘に翻弄されながら、王子はあの日出会った想い人を探し続ける。
想い合う二人の運命は絡み合うことができるのか。その存在に気づくことができるのか……
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる