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66 . 妹を思えば、悩みも尽きず
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練習が終わって夜も更けてきた頃、部屋でのんびりと過ごしているノエルと、悩み顔のクリルがいた
「……なあ」
クリルが、ベットでゴロゴロしているノエルを呼ぶ
「これからって、どうするんだ?」
ベットの隣、椅子の背もたれを前にして座り、何やら真面目な顔
「んー?急にどうしたの?」
布団に入って少しご機嫌なノエル。クリルの方を向いても何だか眠そう
「学園に通うとか、決めてないのか?」
ノエルの様子を無視して、真面目な雰囲気を出して話しかける
「んー、決めたくてもねぇって感じで……ねぇ」
布団の誘惑に負けて、目をつぶってもう眠りそうな雰囲気。でも何とか体を起こして、クリルの話に答えてく
ノエルはベットに座って、クリルは椅子に向かい合って話し合いが再開する
「クリルは?学校通うの?」
「分からん」
「……なにそれ」
「メイナの為には行くべきと思うけどな……」
はあ。とため息をついて、背もたれに手を置きうつ向く
「僕もリエルの為には。とは思うけどねぇ」
同じく大きいため息をついて苦笑いするノエル
二人ともまだ、学園に通うの躊躇している様子
「俺な、親探そうと思ってて……」
意外な話に驚くノエル。クリルもまた真面目な雰囲気になって、話が続く
「俺らの両親、カノンさんから生きてる可能性があるって聞いて……。探したいんだ」
「ノエルは?どこにいるか聞いたのか?」
椅子をベットの方へと寄せて、ノエルに話を詰め寄る
「ここの人たちも何も分からないってさ……」
そう話すノエルは、少し悲しげな顔。クリルも返す言葉が見つからなく、無言になる。急に会話が途切れて、静かな部屋になる
「悪いけど、メイナをここに残して、探しにいこうと思ってるんだ」
会話を再開したクリル。その内容に、再び驚くノエル
「カノンさん達には話はする。許可は……しないか」
はぁ。と、またため息をついて、不満そうな様子。ノエルも、腕を組んでうーんと考える
「そうだねぇ。出ていくって言っても許可してくれいだろうね」
「たぶんなぁ。決めてって言って決められてるか」
少し諦めて話すカノンの側で、まだ腕組みをしたまま、考え込むノエル
「……僕はもうちょっと、ここに甘えようかな」
「ここにいたら、いつかは父に会えるだろうし。リエルの為には、すぐには動けないや」
「優しいな。お前」
リエルを思って話すノエルに感心していると
「クリルだってメイナの事を一番に考えて話してるじゃないか。そっちだって優しいお兄ちゃんじゃん」
その言葉に照れてうつ向くクリルと、それを見て微笑むノエル。顔を見られないように、少しうつ向いたまま逃げるように、ドタバタとベットの中に潜り込む
「寝る!おやすみ!」
「……なあ」
クリルが、ベットでゴロゴロしているノエルを呼ぶ
「これからって、どうするんだ?」
ベットの隣、椅子の背もたれを前にして座り、何やら真面目な顔
「んー?急にどうしたの?」
布団に入って少しご機嫌なノエル。クリルの方を向いても何だか眠そう
「学園に通うとか、決めてないのか?」
ノエルの様子を無視して、真面目な雰囲気を出して話しかける
「んー、決めたくてもねぇって感じで……ねぇ」
布団の誘惑に負けて、目をつぶってもう眠りそうな雰囲気。でも何とか体を起こして、クリルの話に答えてく
ノエルはベットに座って、クリルは椅子に向かい合って話し合いが再開する
「クリルは?学校通うの?」
「分からん」
「……なにそれ」
「メイナの為には行くべきと思うけどな……」
はあ。とため息をついて、背もたれに手を置きうつ向く
「僕もリエルの為には。とは思うけどねぇ」
同じく大きいため息をついて苦笑いするノエル
二人ともまだ、学園に通うの躊躇している様子
「俺な、親探そうと思ってて……」
意外な話に驚くノエル。クリルもまた真面目な雰囲気になって、話が続く
「俺らの両親、カノンさんから生きてる可能性があるって聞いて……。探したいんだ」
「ノエルは?どこにいるか聞いたのか?」
椅子をベットの方へと寄せて、ノエルに話を詰め寄る
「ここの人たちも何も分からないってさ……」
そう話すノエルは、少し悲しげな顔。クリルも返す言葉が見つからなく、無言になる。急に会話が途切れて、静かな部屋になる
「悪いけど、メイナをここに残して、探しにいこうと思ってるんだ」
会話を再開したクリル。その内容に、再び驚くノエル
「カノンさん達には話はする。許可は……しないか」
はぁ。と、またため息をついて、不満そうな様子。ノエルも、腕を組んでうーんと考える
「そうだねぇ。出ていくって言っても許可してくれいだろうね」
「たぶんなぁ。決めてって言って決められてるか」
少し諦めて話すカノンの側で、まだ腕組みをしたまま、考え込むノエル
「……僕はもうちょっと、ここに甘えようかな」
「ここにいたら、いつかは父に会えるだろうし。リエルの為には、すぐには動けないや」
「優しいな。お前」
リエルを思って話すノエルに感心していると
「クリルだってメイナの事を一番に考えて話してるじゃないか。そっちだって優しいお兄ちゃんじゃん」
その言葉に照れてうつ向くクリルと、それを見て微笑むノエル。顔を見られないように、少しうつ向いたまま逃げるように、ドタバタとベットの中に潜り込む
「寝る!おやすみ!」
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