シンフォニー・レイ

シャオえる

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30. 思い出話と二人のため

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「ただいま戻りました」
 ツミキの家でお泊まりをした次の日のお昼過ぎ。指令室にいたゼフドやルモカに声をかけるツミキ達。楽しそうな声が指令室に来る前から聞こえていた為、指令室にいた人達が、笑顔で出迎えてくれた
「お帰りなさい。お泊まり楽しかった?」
「はい!とても楽しかったね。カエデちゃん」
 ルモカの質問に笑顔で答えるツミキ。隊員の人達も集まると、カエデと一緒に、ツミキの家でご飯を作ったこと、お菓子をたくさん食べたことや色々な出来事を楽しそうに説明していく

「ところでミオリ君。ツミキ君が、ここに住むということに納得したかね」
 少し離れて二人を見ていたミオリに声をかけるゼフド
「……はい。ですが」
 ツミキ達を見たまま答えるミオリ。見つめる先には、まだ、楽しそうに会話を続けているカエデ達がいた
「シキとシンクという二人が私やカエデだけでなく、ツミキ狙っているという事での保護として、住むというのなら理解できます」
 ゼフドの方を向いて、段々とミオリの声が大きくなっていく。話し声に気づいたツミキ達が、二人の方に振り向く
「……ですが、うたの力を持ち、尚且つ戦闘員として、この施設に暮らすとなれば、話は別です。ツミキは、私達の側にいてくれる。それだけでよいのです」

 ミオリが話終えると、カエデがミオリの隣に駆け寄り、ゼフドに向かって、同じように大声で話しかける
「私も同じです。危険な目には合わせたくない。ゼフドさんだって、一般人を巻き込むなっていってたのに……それに、ツミキに本当にうたの力があるのかも分かんないし」
 二人の話が終わると、明るかった指令室が静かになって、みんなミオリ達に注目している
「ツミキ君に本当にうたの能力あるのかは、後程調べる。ツミキ君、いいかね?」
 ゼフドの話に頷くツミキ。だが、調べることに納得いかないミオリが、ゼフドを睨んでいる
「ミオリちゃん、そんな顔しないで。あなたたちの為になるかもしれないのよ」
「……どういうことですか?」
 ルモカの発言に不思議そうに聞き返すツミキ。その側では、何も言えず目を逸らしているミオリ達の隣でゼフドの大きなため息が聞こえてきた。集まっていた人達に戻るように声をかけた後、ツミキ達にも声をかける
「話はまた後で。荷物を置いた後、またここに集まるように」
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