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41. 私もあなたも同じ人
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「ねぇ、一緒に遊ぼ!」
「……」
「ねぇ!聞いてる?」
うつ向いている女の子に後ろから話しかける女の子。返事をしないその女の子を不思議そうに見ていると、また新たな子供達が二人の元にやって来た
「ダメだよ。一緒に遊んじゃ」
「そうだよ!この子は変なの。一緒に遊んじゃダメって」
二人の後ろで叫ぶ子供達。その声にうつ向いていた女の子が、みんながいない前へ走りだした
「あの子、変な子なの?」
「そうだよ。だから、あっちで一緒に遊ぼ!」
話しかけてきた女の子の手を引いて離れていく。楽しそうな話し声が段々と遠くなっていった
「……わたし」
遠くから聞こえる明るく楽しそうな声。ぐっと手に力を込めて涙を堪えていると、また後ろに誰かが来る足音が聞こえてくる
「……どうして、何にも言わないの?」
知らない声が話しかけてきた。驚き急いで振り返ると、知らない女の人が悲しい顔で見ていた
「みんな、あっちでうたったりして遊んでいるわよ。行かないの?」
「……ダメなの。わたし、みんなと違うからダメって言われたの」
二人に無言の時間が流れていると、またどこからか、バタバタとこちらへ来る足音が聞こえてくる
「おい、シキ!もしかして、うたうのか?この前、自分の家、ぶっ壊したんだろ?今日は、僕の家を壊す気か!」
「止めろよ!本当に壊したらどうするんだよ!」
二人の後ろから、男の子達が大声で話しかけてきた
「わたし、そんなつもりは……」
「喋った!ヤバイ!逃げろ!」
シキが話始めると、バタバタと男の子達は走ってく
「壊さないもん!なんにもしない!」
シキの叫び声も聞こえないのか、振り向く事なく男の子達は、どこかへ消えていった
「あなた、シキって言うの?」
再び女の人が話しかけると、一瞬ビクッと反応するシキ。目を合わせないようにしながら、ゆっくりと頷いた
「私も一緒よ。あなたと一緒」
と、シキに言った後、小声でうたう女の人。シキがそのうたに気づいた時には、二人の周りを木枯らしが舞い始め、女の人がシキの側に来ていた
「私はシンク。あなたと同じ。変なのよ」
そのうた声に驚き呆然としているシキに、手を差し出すシンク
「ねえシキ、一緒に来てくれる?」
優しく微笑み話しかけても、急に現れ自分と同じうたで不思議な事を起こすシンクに不信感で、一歩ずつ後ろに下がってく
「一緒に……どこへですか?」
質問しながらシンクから少しずつ離れてく。そんなシキを見ても手を差したまま、またシキに微笑むシンク。しばらく睨み合うように動かない二人。しびれを切らしたシンクが、シキの右手をつかんだ。慌てて逃げようとするシキ。手を振りほどくために、うたい叫ぶ。シンクもシキのうたに合わせるように一緒にうたう。木枯らしが更に強く舞い、風が強く吹いた。すると、二人から遠くにいる人達がシキに怒り呼ぶ声が聞こえてくる。その怒っている人達の声に強ばるシキの手を引いて、シンクが走り出した
「シキ、誰も知らない場所に行きましょう。うたっても平気な私だけの世界を探しに……」
「……」
「ねぇ!聞いてる?」
うつ向いている女の子に後ろから話しかける女の子。返事をしないその女の子を不思議そうに見ていると、また新たな子供達が二人の元にやって来た
「ダメだよ。一緒に遊んじゃ」
「そうだよ!この子は変なの。一緒に遊んじゃダメって」
二人の後ろで叫ぶ子供達。その声にうつ向いていた女の子が、みんながいない前へ走りだした
「あの子、変な子なの?」
「そうだよ。だから、あっちで一緒に遊ぼ!」
話しかけてきた女の子の手を引いて離れていく。楽しそうな話し声が段々と遠くなっていった
「……わたし」
遠くから聞こえる明るく楽しそうな声。ぐっと手に力を込めて涙を堪えていると、また後ろに誰かが来る足音が聞こえてくる
「……どうして、何にも言わないの?」
知らない声が話しかけてきた。驚き急いで振り返ると、知らない女の人が悲しい顔で見ていた
「みんな、あっちでうたったりして遊んでいるわよ。行かないの?」
「……ダメなの。わたし、みんなと違うからダメって言われたの」
二人に無言の時間が流れていると、またどこからか、バタバタとこちらへ来る足音が聞こえてくる
「おい、シキ!もしかして、うたうのか?この前、自分の家、ぶっ壊したんだろ?今日は、僕の家を壊す気か!」
「止めろよ!本当に壊したらどうするんだよ!」
二人の後ろから、男の子達が大声で話しかけてきた
「わたし、そんなつもりは……」
「喋った!ヤバイ!逃げろ!」
シキが話始めると、バタバタと男の子達は走ってく
「壊さないもん!なんにもしない!」
シキの叫び声も聞こえないのか、振り向く事なく男の子達は、どこかへ消えていった
「あなた、シキって言うの?」
再び女の人が話しかけると、一瞬ビクッと反応するシキ。目を合わせないようにしながら、ゆっくりと頷いた
「私も一緒よ。あなたと一緒」
と、シキに言った後、小声でうたう女の人。シキがそのうたに気づいた時には、二人の周りを木枯らしが舞い始め、女の人がシキの側に来ていた
「私はシンク。あなたと同じ。変なのよ」
そのうた声に驚き呆然としているシキに、手を差し出すシンク
「ねえシキ、一緒に来てくれる?」
優しく微笑み話しかけても、急に現れ自分と同じうたで不思議な事を起こすシンクに不信感で、一歩ずつ後ろに下がってく
「一緒に……どこへですか?」
質問しながらシンクから少しずつ離れてく。そんなシキを見ても手を差したまま、またシキに微笑むシンク。しばらく睨み合うように動かない二人。しびれを切らしたシンクが、シキの右手をつかんだ。慌てて逃げようとするシキ。手を振りほどくために、うたい叫ぶ。シンクもシキのうたに合わせるように一緒にうたう。木枯らしが更に強く舞い、風が強く吹いた。すると、二人から遠くにいる人達がシキに怒り呼ぶ声が聞こえてくる。その怒っている人達の声に強ばるシキの手を引いて、シンクが走り出した
「シキ、誰も知らない場所に行きましょう。うたっても平気な私だけの世界を探しに……」
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