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73. 今日も変わらぬうた声を
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「ツミキ君、体調はどうかね?」
明朝、学校を休んでトレーニング場に集まったツミキ達。いつものように、隣の部屋にはゼフド達も集まってツミキ達にマイク越しに声をかけていた
「大丈夫です。朝御飯もたくさん食べましたし、元気です!」
「そうか、それはなにより……」
気合い良く返事するツミキに対し、ゼフド達の部屋は少し重い空気。カエデやミオリも心配して表情は硬いまま、検査の為の準備が進む
「あのー……ノアさん」
ゼフドの隣で、パソコンの前で真剣な表情のノアに、声をかけながら左人差し指をツンツンと左肩を突っつくメルナ。急に話しかけられて、驚きながら振り返る
「は、はい。なんでしょうか?」
その表情は驚いたのまま。だがメルナは、それに気づかず目線の先は、不穏な雰囲気のルモカを見ている
「あの、昨日ゼフドさんとルモカさん何かあったんですか?」
「昨日指令室に行くって言ってから変なんです。今日、寝てないみたいですし……何かあったのですか?」
「あー、まぁ……」
メルナの質問に苦笑いで返事に困ってしまうノア。二人の話し声にゼフドが気づいて、ちらりと二人を見る
「ノア君。準備のほどは良いかね?」
「あっ、はい。大丈夫です」
慌ててパソコンに向かうノアと、ルモカの元に戻るメルナ。検査の為の準備が終わり、一層と部屋の雰囲気が重くなっていく
「……では、カエデ君、ミオリ君も用意はいいかね?」
マイク越しに二人に話しかけると、トレーニング場も一気に緊張感が漂ってくる
「……はい」
「いつでも大丈夫です」
二人が返事をすると、ゼフドが一つため息をついた
「では、ツミキ君、前と同じ曲を頼む」
「は、はい」
ゆっくり唄い始めたツミキ。静かな部屋にツミキのうただけが響いて、みんながそのうたう姿を見ている
「……どうだね?」
うたが中盤の頃、ノア隊員にツミキのうたの状況を確認する。三度目の調査はシキのうたのデータも合わせて行われていく
「やはり変わりありません。うたの力もあるとは言えないですね」
「……ふぅ」
一曲うたい終え何事もない様子に、ちょっと一呼吸をする。緊張していたカエデもホッと胸を撫で下ろしていると、ツミキが、カエデとミオリに微笑む
「ツミキ君、お疲れさま。二人も体調に変化はあるか?」
ゼフドがツミキ達に声をかけている側では、隣の部屋にいた人達もみな安堵の表情。そんな中、ルモカだけは相変わらず険しい顔で検査結果を見ていた
「いえ、特に何も……」
「私も大丈夫です」
二人がゼフドの質問に答えていると、ツミキが二人に駆け寄って、ご機嫌で二人に抱きつく。明るいツミキの声に、隣の部屋も明るい雰囲気になっていく。そんな中、一人先に部屋を出たルモカ。その様子を一瞬見たゼフドは、出ていくのを止めることなくツミキ達にまた、声をかけている
「……三人ともお疲れさま。少し休憩をしたあと、あの二人を探しに行こうか」
明朝、学校を休んでトレーニング場に集まったツミキ達。いつものように、隣の部屋にはゼフド達も集まってツミキ達にマイク越しに声をかけていた
「大丈夫です。朝御飯もたくさん食べましたし、元気です!」
「そうか、それはなにより……」
気合い良く返事するツミキに対し、ゼフド達の部屋は少し重い空気。カエデやミオリも心配して表情は硬いまま、検査の為の準備が進む
「あのー……ノアさん」
ゼフドの隣で、パソコンの前で真剣な表情のノアに、声をかけながら左人差し指をツンツンと左肩を突っつくメルナ。急に話しかけられて、驚きながら振り返る
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その表情は驚いたのまま。だがメルナは、それに気づかず目線の先は、不穏な雰囲気のルモカを見ている
「あの、昨日ゼフドさんとルモカさん何かあったんですか?」
「昨日指令室に行くって言ってから変なんです。今日、寝てないみたいですし……何かあったのですか?」
「あー、まぁ……」
メルナの質問に苦笑いで返事に困ってしまうノア。二人の話し声にゼフドが気づいて、ちらりと二人を見る
「ノア君。準備のほどは良いかね?」
「あっ、はい。大丈夫です」
慌ててパソコンに向かうノアと、ルモカの元に戻るメルナ。検査の為の準備が終わり、一層と部屋の雰囲気が重くなっていく
「……では、カエデ君、ミオリ君も用意はいいかね?」
マイク越しに二人に話しかけると、トレーニング場も一気に緊張感が漂ってくる
「……はい」
「いつでも大丈夫です」
二人が返事をすると、ゼフドが一つため息をついた
「では、ツミキ君、前と同じ曲を頼む」
「は、はい」
ゆっくり唄い始めたツミキ。静かな部屋にツミキのうただけが響いて、みんながそのうたう姿を見ている
「……どうだね?」
うたが中盤の頃、ノア隊員にツミキのうたの状況を確認する。三度目の調査はシキのうたのデータも合わせて行われていく
「やはり変わりありません。うたの力もあるとは言えないですね」
「……ふぅ」
一曲うたい終え何事もない様子に、ちょっと一呼吸をする。緊張していたカエデもホッと胸を撫で下ろしていると、ツミキが、カエデとミオリに微笑む
「ツミキ君、お疲れさま。二人も体調に変化はあるか?」
ゼフドがツミキ達に声をかけている側では、隣の部屋にいた人達もみな安堵の表情。そんな中、ルモカだけは相変わらず険しい顔で検査結果を見ていた
「いえ、特に何も……」
「私も大丈夫です」
二人がゼフドの質問に答えていると、ツミキが二人に駆け寄って、ご機嫌で二人に抱きつく。明るいツミキの声に、隣の部屋も明るい雰囲気になっていく。そんな中、一人先に部屋を出たルモカ。その様子を一瞬見たゼフドは、出ていくのを止めることなくツミキ達にまた、声をかけている
「……三人ともお疲れさま。少し休憩をしたあと、あの二人を探しに行こうか」
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