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78. 問いかければ増える疑問
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モカの術から逃げた先は、ミコトとノエルの家のリビング。空中に浮いていたミコト達は、受け身もとらず、ソファーや地面にドスンと落ちた
「みんな、大丈夫?」
一人だけゆっくりと降りて地面に着いたノエルが心配そうに声をかけると、ミコトがゆっくりと体を起こしキョロキョロと辺りを見渡す
「あれ、なんでここに?」
いつの間にか見覚えのある場所に来て不思議そうに首をかしげるミコトの隣でナギがソファーで倒れるサクナの体を揺らしている
「サクナさん、大丈夫?」
声をかけながら軽く体を叩くが起きないサクナに、ナギが困ったようにため息をついま
「魔力使いすぎたんだね。ミコトと一緒に私の部屋に連れてって、休ませてあげて」
「……うん」
ノエルに返事をすると、ミコトと一緒にサクナの体を持ちソファーからゆっくりと下ろすと、少し足を引き摺るようにしながらノエルの部屋へと運んでいく
「これから、どうする?」
重たそうに運び部屋に入ったナギとミコトを見届けたノアがノエルに問いかけた
「んー、そうだね。とりあえずモカと会おうっか」
背伸びをしながら返事をすると、キッチンへと歩きだすノエルの後をノアが追いかけていく
「確か、ご飯をお願いしてたはず……」
と、ご機嫌でキッチンを見ると、中には誰もおらず、テーブルにはたくさんのご飯が置かれていた
「モカ、いないね」
「ご飯は作ってくれたみたいだけど、どこに……」
「あのー……。どちら様でしょうか」
二人が話していると、後ろから恐る恐る話しかける声が聞こえてきて振り向くと、壁に少し隠れるようにして二人を見るモカがいた
「モカ。どこにいたの?」
と、ノエルがニコッと微笑み話しかけると、モカがぎゅっと強く目を閉じた。すると、サクナをベッドに寝かしたミコトとナギが部屋から出てきた
「ミコト、あの人は誰?」
二人を見るなり、モカが不安そうに問いかけながらミコトに駆け寄っていく
「ノエルだよ、忘れたの?」
と、ミコトが不思議そうに返事をしていると、ナギがモカの周りをキョロキョロと見渡しはじめた
「あれ?モナカはどこにいたの?」
ナギの言葉にモカが首をかしげると、その様子を見てミコトがまた不思議そうにモカに話しかけた
「モカの使い魔だよ、大きな鳥でナギに懐いてる……」
「使い魔なんて……。私、そんな魔力ないよ」
慌てて否定をしながら首を横にふるモカに、驚くミコトとナギ。そんな三人の様子をキッチンから出てきて見ていたノエルが、ふぅ。と一つため息をついた
「本の影響かも」
「それでも、ノエルだけ忘れるなんて……」
「私が、ご飯何かなーって思いながら本を使ったせいかもね」
エヘヘと笑いながらノアに返事をすると、ノアの手をつかみ、ミコト達にニコッと微笑みながら話しかけた
「みんな、ちょっとノアと二人で出掛けてくる。キッチンにあるご飯を食べるの、帰ってくるまで待っててね」
「みんな、大丈夫?」
一人だけゆっくりと降りて地面に着いたノエルが心配そうに声をかけると、ミコトがゆっくりと体を起こしキョロキョロと辺りを見渡す
「あれ、なんでここに?」
いつの間にか見覚えのある場所に来て不思議そうに首をかしげるミコトの隣でナギがソファーで倒れるサクナの体を揺らしている
「サクナさん、大丈夫?」
声をかけながら軽く体を叩くが起きないサクナに、ナギが困ったようにため息をついま
「魔力使いすぎたんだね。ミコトと一緒に私の部屋に連れてって、休ませてあげて」
「……うん」
ノエルに返事をすると、ミコトと一緒にサクナの体を持ちソファーからゆっくりと下ろすと、少し足を引き摺るようにしながらノエルの部屋へと運んでいく
「これから、どうする?」
重たそうに運び部屋に入ったナギとミコトを見届けたノアがノエルに問いかけた
「んー、そうだね。とりあえずモカと会おうっか」
背伸びをしながら返事をすると、キッチンへと歩きだすノエルの後をノアが追いかけていく
「確か、ご飯をお願いしてたはず……」
と、ご機嫌でキッチンを見ると、中には誰もおらず、テーブルにはたくさんのご飯が置かれていた
「モカ、いないね」
「ご飯は作ってくれたみたいだけど、どこに……」
「あのー……。どちら様でしょうか」
二人が話していると、後ろから恐る恐る話しかける声が聞こえてきて振り向くと、壁に少し隠れるようにして二人を見るモカがいた
「モカ。どこにいたの?」
と、ノエルがニコッと微笑み話しかけると、モカがぎゅっと強く目を閉じた。すると、サクナをベッドに寝かしたミコトとナギが部屋から出てきた
「ミコト、あの人は誰?」
二人を見るなり、モカが不安そうに問いかけながらミコトに駆け寄っていく
「ノエルだよ、忘れたの?」
と、ミコトが不思議そうに返事をしていると、ナギがモカの周りをキョロキョロと見渡しはじめた
「あれ?モナカはどこにいたの?」
ナギの言葉にモカが首をかしげると、その様子を見てミコトがまた不思議そうにモカに話しかけた
「モカの使い魔だよ、大きな鳥でナギに懐いてる……」
「使い魔なんて……。私、そんな魔力ないよ」
慌てて否定をしながら首を横にふるモカに、驚くミコトとナギ。そんな三人の様子をキッチンから出てきて見ていたノエルが、ふぅ。と一つため息をついた
「本の影響かも」
「それでも、ノエルだけ忘れるなんて……」
「私が、ご飯何かなーって思いながら本を使ったせいかもね」
エヘヘと笑いながらノアに返事をすると、ノアの手をつかみ、ミコト達にニコッと微笑みながら話しかけた
「みんな、ちょっとノアと二人で出掛けてくる。キッチンにあるご飯を食べるの、帰ってくるまで待っててね」
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