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調味料と株式市場
28 入学式
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入学式の日となった。
屋敷の門には通学用の馬車が停まっている。
新しい制服に袖を通すのはいつも気持ちが引き締まるな。
この前のお披露目とは違って、やはり新しい生活が始まるということに少し緊張している。
さて、馬車に乗る前に行ってきますの挨拶だな。
見送りには婚約者たちが来てくれている。
「マクシミリアン、浮気は許しませんからね」
「エリーゼは心配し過ぎだよ」
エリーゼは相変わらず僕の浮気を心配している。
全くそんなつもりはないのに心配症だなあ。
そんなエリーゼの唇に軽くキスをする。
すると、マルガレータも膝を屈めてキスをねだってきた。
僕はマルガレータにもキスをする。
ブリュンヒルデはメイドたちの方をチラチラ見ながら躊躇っている。
人前だと恥ずかしいようだ。
「じゃあ行ってくるよ」
ブリュンヒルデの方を見ながらそう言うと、彼女は頬を膨らませた。
少し意地悪しすぎたかな?
ブリュンヒルデにもキスをしてから馬車に乗り込む。
メイドたちが頭を下げて送り出してくれるんだけど、毎日これをやらなきゃならないのかな?
ブリュンヒルデがどうしていたか聞いてみたいけど、嫌なことを思い出させそうだし悩むなあ。
出来ればやめてもらいたいんだけど、そういうものだと割り切るかな。
馬車から見える風景がどんどん流れていき、魔法学園に到着した。
学園生活では平等といいながら、家の格によって差があるようで、公爵家の紋章がついた馬車は通門手続きも優先される。
通門後は所定の場所で馬車から降りて入学式の会場に向かう。
講堂には既に多くの学生が集まっていた。
その中でもひときわ人だかりが出来ているのが、第二王子であるドミニク殿下のところだ。
赤髪に褐色の肌で爽やかイケメンなので、女生徒には大人気だろうな。
たしか婚約者がいるとブリュンヒルデから聞いていたが、それでもお構いなしに女生徒が寄っていくな。
僕とは大違いだと苦笑いする。
おまけに今年の入学試験ではトップの成績だったとか。
別に成績が悪くても入学出来るけど、クラス分けは成績で行う。
僕も一応は一番上のクラスだけど、殿下には敵わなかった。
国を担う人材が優秀なのは喜ばしいことだな。
殿下の様子を遠くからうかがっていたら、いよいよ入学式が始まる時間となった。
学園長の挨拶が始まる。
「今年も優秀な学生が沢山入学してくれました。学園の中では家の身分にかかわらず平等です。この二年間で本当の友人を作ってください」
話はまだまだ続くが、あとは退屈な内容だった。
その後来賓の挨拶が続き、いよいよドミニク殿下が新入生代表で挨拶をする事になった。
「ドミニク・フォン・ハインケスです。みなさん二年間という短い間ではありますが、この学園でともに学びともに笑い――」
とスピーチするけど、何故か視線は僕のところに来ている気がする。
いい笑顔で男だけどドキッとしてしまう。
公爵はドミニク殿下を推してるから、派閥としての期待をされているのだろうか?
学園では平等といいながら、政治とは切り離せないよなあ。
ドミニク殿下に纏わりついていた女生徒たちも、家の意向を受けてっていうのが殆どだろうしね。
殿下の兄のカール王子がブリュンヒルデとの婚約を破棄して、平民出身のアンネリーゼと婚約し直したのは既に有名な話だ。
前例があるならば、自分たちにも不可能じゃないと考えるのもわかる。
僕はそんなものには興味が無いが、ドミニク殿下が女性問題で身を崩すのであれば、その時は容赦なく見捨てさせてもらおう。
それまではブリュンヒルデに付き合って、カール王子たちの勢力を削ぐのに協力するけどね。
ドミニク殿下のスピーチが終わり、会場は拍手に包まれた。
王族だから華があるのか、それとも殿下の資質なのかはわからないが、人を惹き付けるものを持っているな。
僕があそこに立っていたら、同じような拍手は起きなかっただろう。
まあ、自分が表に出て注目を浴びるつもりはないので、悔しい気持ちとかはないんだけどね。
入学式も終わって教室に移動すると、そこでも殿下の周りは賑やかだった。
殿下も寄ってくる学生をぞんざいに扱うことはせず、全員を丁寧に扱うので中々好感が持てる。
前世では人付き合いなんて最低限しかしてこなかった自分には無いスキルだから余計にそう感じる。
相場師なんて向かい玉を持った相手を潰すんだから、人付き合いなんてものとは無縁なんだけどね。
そりゃ、ネット時代だったので情報のやり取りはしていた。
個人ですべてを調べるのなんて無理だから、個人投資家もネットで繋がり、銘柄情報のやり取りはしていたのだ。
場合によっては有料の投資顧問に入り、その情報を仲間内で共有するなんてこともやっていた。
もっと際どい奴になると、投資顧問の運営に関わっており、会員にどの銘柄を勧めるのか事前に情報を掴んだりもしていた。
そんな人たちが人当たりが良いかというと、全くそんな事はなかったな。
どっちかって言うと、暴力で人を従えるほうが似合ってるような人が多かった気がする。
腕や背中にお絵描きしてあったし。
「ローエンシュタイン子爵」
気がつくと殿下がこちらに来ていた。
声をかけられるとクラスメイトがこちらに視線を送ってくる。
「マクシミリアンとお呼びください、殿下」
「それなら俺のこともドミニクと呼んでもらおうか。学園内では平等だからな」
そう言う殿下には全く嫌味がない。
それにしても、どうして僕に話しかけてきたのだろう?
「どうして話し掛けられたかわからないようだね」
「はい」
「君は有名人だからね。あの才女であるブリュンヒルデ嬢を手玉に取って、ローエンシュタイン家の危機を救ったそうじゃないか」
殿下はあの仕手戦を知っているのか。
かなりの規模だったから、王都まで情報が伝わっていても不思議じゃないか。
「あれは運が良かっただけですよ」
「謙遜する必要はない。あれが運ではない事はわかっている。それどころか、ブリュンヒルデ嬢まで手に入れるとはなあ。あれの手綱を握るのは大変だろうが、どうだ?」
意味ありそうにニヤリと笑う殿下。
それは夜の生活という意味ですか?と聞きたかったけど止めておいた。
僕は前世の記憶があるけど、他のクラスメイトは14歳でしかない。
殿下にしてもそれは同じで、下世話な話ではないはずだ。
多分。
「可愛らしい女性ですよ。手綱を握るという意味はわかりませんが、毎日仲良く暮らしていますよ」
「シェーレンベルク公から聞いているよ。もうすぐ孫の顔が見られそうだともね」
殿下がウインクした。
義父は何を報告しているんだ。
というか、夜の生活を監視されている?
恥ずかしくて、穴があったら入りたいんですけど。
「これから二年間よろしく」
「はい。よろしくおねがいします」
殿下と握手して会話は終わった。
下校時間になったので迎えの馬車に乗って屋敷に帰る。
出迎えのメイドに混じってブリュンヒルデたちも待ち構えていた。
「ただいま」
「おかえりなさいませ。学園はいかがでしたか?」
エリーゼが質問してくる。
「初日だから特に何もなかったよ。ドミニク殿下と少し会話をしたくらいかな」
「殿下の周囲はさぞ賑やかだったでしょうね」
「そうだね。みんな殿下の周りに群がってて、僕のところには誰も来なかったよ」
「残念そうですわね」
エリーゼの表情が険しくなる。
地雷を踏んでしまったか?
何も悪いことしていないのに。
「あ、それから殿下がシェーレンベルク公からもうすぐ孫の顔が見られそうだと報告を受けているらしいよ」
「なっっっ!」
それにはブリュンヒルデとマルガレータも反応した。
「メイドたちの前で何ということをおっしゃいますの!」
「それは義父に言ってよ。毎晩監視されていたかと思うと、僕も恥ずかしいんだけど」
メイドたちの好奇の視線が痛い。
ここで言うべきではなかったと後悔したがもう遅い。
その日の夜は三人の攻めが少し緩くなったのは気のせいじゃないと思う。
屋敷の門には通学用の馬車が停まっている。
新しい制服に袖を通すのはいつも気持ちが引き締まるな。
この前のお披露目とは違って、やはり新しい生活が始まるということに少し緊張している。
さて、馬車に乗る前に行ってきますの挨拶だな。
見送りには婚約者たちが来てくれている。
「マクシミリアン、浮気は許しませんからね」
「エリーゼは心配し過ぎだよ」
エリーゼは相変わらず僕の浮気を心配している。
全くそんなつもりはないのに心配症だなあ。
そんなエリーゼの唇に軽くキスをする。
すると、マルガレータも膝を屈めてキスをねだってきた。
僕はマルガレータにもキスをする。
ブリュンヒルデはメイドたちの方をチラチラ見ながら躊躇っている。
人前だと恥ずかしいようだ。
「じゃあ行ってくるよ」
ブリュンヒルデの方を見ながらそう言うと、彼女は頬を膨らませた。
少し意地悪しすぎたかな?
ブリュンヒルデにもキスをしてから馬車に乗り込む。
メイドたちが頭を下げて送り出してくれるんだけど、毎日これをやらなきゃならないのかな?
ブリュンヒルデがどうしていたか聞いてみたいけど、嫌なことを思い出させそうだし悩むなあ。
出来ればやめてもらいたいんだけど、そういうものだと割り切るかな。
馬車から見える風景がどんどん流れていき、魔法学園に到着した。
学園生活では平等といいながら、家の格によって差があるようで、公爵家の紋章がついた馬車は通門手続きも優先される。
通門後は所定の場所で馬車から降りて入学式の会場に向かう。
講堂には既に多くの学生が集まっていた。
その中でもひときわ人だかりが出来ているのが、第二王子であるドミニク殿下のところだ。
赤髪に褐色の肌で爽やかイケメンなので、女生徒には大人気だろうな。
たしか婚約者がいるとブリュンヒルデから聞いていたが、それでもお構いなしに女生徒が寄っていくな。
僕とは大違いだと苦笑いする。
おまけに今年の入学試験ではトップの成績だったとか。
別に成績が悪くても入学出来るけど、クラス分けは成績で行う。
僕も一応は一番上のクラスだけど、殿下には敵わなかった。
国を担う人材が優秀なのは喜ばしいことだな。
殿下の様子を遠くからうかがっていたら、いよいよ入学式が始まる時間となった。
学園長の挨拶が始まる。
「今年も優秀な学生が沢山入学してくれました。学園の中では家の身分にかかわらず平等です。この二年間で本当の友人を作ってください」
話はまだまだ続くが、あとは退屈な内容だった。
その後来賓の挨拶が続き、いよいよドミニク殿下が新入生代表で挨拶をする事になった。
「ドミニク・フォン・ハインケスです。みなさん二年間という短い間ではありますが、この学園でともに学びともに笑い――」
とスピーチするけど、何故か視線は僕のところに来ている気がする。
いい笑顔で男だけどドキッとしてしまう。
公爵はドミニク殿下を推してるから、派閥としての期待をされているのだろうか?
学園では平等といいながら、政治とは切り離せないよなあ。
ドミニク殿下に纏わりついていた女生徒たちも、家の意向を受けてっていうのが殆どだろうしね。
殿下の兄のカール王子がブリュンヒルデとの婚約を破棄して、平民出身のアンネリーゼと婚約し直したのは既に有名な話だ。
前例があるならば、自分たちにも不可能じゃないと考えるのもわかる。
僕はそんなものには興味が無いが、ドミニク殿下が女性問題で身を崩すのであれば、その時は容赦なく見捨てさせてもらおう。
それまではブリュンヒルデに付き合って、カール王子たちの勢力を削ぐのに協力するけどね。
ドミニク殿下のスピーチが終わり、会場は拍手に包まれた。
王族だから華があるのか、それとも殿下の資質なのかはわからないが、人を惹き付けるものを持っているな。
僕があそこに立っていたら、同じような拍手は起きなかっただろう。
まあ、自分が表に出て注目を浴びるつもりはないので、悔しい気持ちとかはないんだけどね。
入学式も終わって教室に移動すると、そこでも殿下の周りは賑やかだった。
殿下も寄ってくる学生をぞんざいに扱うことはせず、全員を丁寧に扱うので中々好感が持てる。
前世では人付き合いなんて最低限しかしてこなかった自分には無いスキルだから余計にそう感じる。
相場師なんて向かい玉を持った相手を潰すんだから、人付き合いなんてものとは無縁なんだけどね。
そりゃ、ネット時代だったので情報のやり取りはしていた。
個人ですべてを調べるのなんて無理だから、個人投資家もネットで繋がり、銘柄情報のやり取りはしていたのだ。
場合によっては有料の投資顧問に入り、その情報を仲間内で共有するなんてこともやっていた。
もっと際どい奴になると、投資顧問の運営に関わっており、会員にどの銘柄を勧めるのか事前に情報を掴んだりもしていた。
そんな人たちが人当たりが良いかというと、全くそんな事はなかったな。
どっちかって言うと、暴力で人を従えるほうが似合ってるような人が多かった気がする。
腕や背中にお絵描きしてあったし。
「ローエンシュタイン子爵」
気がつくと殿下がこちらに来ていた。
声をかけられるとクラスメイトがこちらに視線を送ってくる。
「マクシミリアンとお呼びください、殿下」
「それなら俺のこともドミニクと呼んでもらおうか。学園内では平等だからな」
そう言う殿下には全く嫌味がない。
それにしても、どうして僕に話しかけてきたのだろう?
「どうして話し掛けられたかわからないようだね」
「はい」
「君は有名人だからね。あの才女であるブリュンヒルデ嬢を手玉に取って、ローエンシュタイン家の危機を救ったそうじゃないか」
殿下はあの仕手戦を知っているのか。
かなりの規模だったから、王都まで情報が伝わっていても不思議じゃないか。
「あれは運が良かっただけですよ」
「謙遜する必要はない。あれが運ではない事はわかっている。それどころか、ブリュンヒルデ嬢まで手に入れるとはなあ。あれの手綱を握るのは大変だろうが、どうだ?」
意味ありそうにニヤリと笑う殿下。
それは夜の生活という意味ですか?と聞きたかったけど止めておいた。
僕は前世の記憶があるけど、他のクラスメイトは14歳でしかない。
殿下にしてもそれは同じで、下世話な話ではないはずだ。
多分。
「可愛らしい女性ですよ。手綱を握るという意味はわかりませんが、毎日仲良く暮らしていますよ」
「シェーレンベルク公から聞いているよ。もうすぐ孫の顔が見られそうだともね」
殿下がウインクした。
義父は何を報告しているんだ。
というか、夜の生活を監視されている?
恥ずかしくて、穴があったら入りたいんですけど。
「これから二年間よろしく」
「はい。よろしくおねがいします」
殿下と握手して会話は終わった。
下校時間になったので迎えの馬車に乗って屋敷に帰る。
出迎えのメイドに混じってブリュンヒルデたちも待ち構えていた。
「ただいま」
「おかえりなさいませ。学園はいかがでしたか?」
エリーゼが質問してくる。
「初日だから特に何もなかったよ。ドミニク殿下と少し会話をしたくらいかな」
「殿下の周囲はさぞ賑やかだったでしょうね」
「そうだね。みんな殿下の周りに群がってて、僕のところには誰も来なかったよ」
「残念そうですわね」
エリーゼの表情が険しくなる。
地雷を踏んでしまったか?
何も悪いことしていないのに。
「あ、それから殿下がシェーレンベルク公からもうすぐ孫の顔が見られそうだと報告を受けているらしいよ」
「なっっっ!」
それにはブリュンヒルデとマルガレータも反応した。
「メイドたちの前で何ということをおっしゃいますの!」
「それは義父に言ってよ。毎晩監視されていたかと思うと、僕も恥ずかしいんだけど」
メイドたちの好奇の視線が痛い。
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