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第95話 用語解説15
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品質管理部なら知っていて当然な単語を解説
・AGV
工場内を無人で走る運搬車。
自分が見た中では、電磁誘導式が多かった。
その昔、AGV用の搬送台車を作っていたので、不具合の情報は色々ある。
台車の設計終了後に、相手の部品置き台が設計変更されて、納入後部品をピッキング出来ないと言われました。
巨大な三次元測定機で何度測定しても問題はなく、原因がわからないまま時間が過ぎましたが、客先から設計変更の連絡してなかったと言われて解決。
測定者、追加工の作業者の出張費は客先持ちとなりました。
関東から九州への出張費なのでかなりの金額でしたね。
設計変更の連絡を止めるなよ。
リーマンショックで、止めていた人が居なくなったのは、偶然なのか必然なのか。
・MMR
マガジンミステリールポルタージュの略。
世界的国家的な陰謀を漫画編集部が暴いていく漫画。
西部警察よりも管轄が広い。
弊社にも読者が多く、不具合の原因は宇宙人と主張するやからが居る。
でも、不具合の原因は宇宙人じゃないぞ。
・異世界での不良発生率
異世界転生小説で出てくる、現代知識を使った描写。
色々な製品の作り方を主人公が知っており、その知識でお金を稼ぐのだが、最初からバンバン量産できているので、工程保証度はかなり高いと思われる。
ろくに教育も受けていない作業者で、あれが出来るのは羨ましい。
日本人よりも外国人の労働者の方が労働災害が多いのは、教育のせいだと思っていますが、その考えを根底から覆される。
誰がやっても不良品が出来ないと謂う製造のユートピア、どうしたら行けるのだろう、教えてほしい。
いつも不具合の対策書を提出するときに、「二度と不良がでないようにしました」と言いながらも、同じ製品でまた対策書を書くことになる経験したことある?
愚痴です。
・手直しの二次被害
手直しをすることで、違う不具合を発生させる事がしばしば。
鋳造品の平面度が出てないので、ハンマーで叩いて平面度の規格を満足させたが、ハンマーで叩いた場所に傷をつけたりすること。
ラッピングでもやらかしたなー。
ラッピングとは研磨のことで、斜めになっている製品を研磨して平らにするのだ。
定盤の上に紙ヤスリを置いて、そこに製品をあてて研磨する。
当て方が悪いと更に平面度が悪化する。
他には、ロウ付けのフラックスが残っていたのを除去するため、ワイヤーブラシで磨いたら、シール部まで磨いて面粗度が不良になったりとか、枚挙にいとまがない。
手直しするときは、作業者の熟練度を見ましょう。
・選別するときは内緒で
客先にばれていない不具合の選別を自己申告すると、何故か対策書を書かされるので、内緒で選別をする必要がある。
真の理由を隠して、どんな理由で選別するのかを考えるのは品質管理の必須スキル。
嘘をつかずに、相手の勘違いを誘うのがベスト。
「消防署の方から来ました」って最初に考えた奴に弟子入りしたい。
・ウェルドナット
溶接用のナット。
プロジェクション溶接したり、アーク溶接したりする。
プロジェクション溶接は突起を潰す溶接。
ウェルドナットの不具合は多岐にわたり、また、発生頻度も高い。
特に数がでなく、ポカヨケを導入する予算が取れない製品では、対策のしようがない。
前段取りとダブルチェックやマーキングでお茶を濁すくらい。
金を出さずに、品質を要求してくる車両メーカーは◯◯したらいいのに。
・AGV
工場内を無人で走る運搬車。
自分が見た中では、電磁誘導式が多かった。
その昔、AGV用の搬送台車を作っていたので、不具合の情報は色々ある。
台車の設計終了後に、相手の部品置き台が設計変更されて、納入後部品をピッキング出来ないと言われました。
巨大な三次元測定機で何度測定しても問題はなく、原因がわからないまま時間が過ぎましたが、客先から設計変更の連絡してなかったと言われて解決。
測定者、追加工の作業者の出張費は客先持ちとなりました。
関東から九州への出張費なのでかなりの金額でしたね。
設計変更の連絡を止めるなよ。
リーマンショックで、止めていた人が居なくなったのは、偶然なのか必然なのか。
・MMR
マガジンミステリールポルタージュの略。
世界的国家的な陰謀を漫画編集部が暴いていく漫画。
西部警察よりも管轄が広い。
弊社にも読者が多く、不具合の原因は宇宙人と主張するやからが居る。
でも、不具合の原因は宇宙人じゃないぞ。
・異世界での不良発生率
異世界転生小説で出てくる、現代知識を使った描写。
色々な製品の作り方を主人公が知っており、その知識でお金を稼ぐのだが、最初からバンバン量産できているので、工程保証度はかなり高いと思われる。
ろくに教育も受けていない作業者で、あれが出来るのは羨ましい。
日本人よりも外国人の労働者の方が労働災害が多いのは、教育のせいだと思っていますが、その考えを根底から覆される。
誰がやっても不良品が出来ないと謂う製造のユートピア、どうしたら行けるのだろう、教えてほしい。
いつも不具合の対策書を提出するときに、「二度と不良がでないようにしました」と言いながらも、同じ製品でまた対策書を書くことになる経験したことある?
愚痴です。
・手直しの二次被害
手直しをすることで、違う不具合を発生させる事がしばしば。
鋳造品の平面度が出てないので、ハンマーで叩いて平面度の規格を満足させたが、ハンマーで叩いた場所に傷をつけたりすること。
ラッピングでもやらかしたなー。
ラッピングとは研磨のことで、斜めになっている製品を研磨して平らにするのだ。
定盤の上に紙ヤスリを置いて、そこに製品をあてて研磨する。
当て方が悪いと更に平面度が悪化する。
他には、ロウ付けのフラックスが残っていたのを除去するため、ワイヤーブラシで磨いたら、シール部まで磨いて面粗度が不良になったりとか、枚挙にいとまがない。
手直しするときは、作業者の熟練度を見ましょう。
・選別するときは内緒で
客先にばれていない不具合の選別を自己申告すると、何故か対策書を書かされるので、内緒で選別をする必要がある。
真の理由を隠して、どんな理由で選別するのかを考えるのは品質管理の必須スキル。
嘘をつかずに、相手の勘違いを誘うのがベスト。
「消防署の方から来ました」って最初に考えた奴に弟子入りしたい。
・ウェルドナット
溶接用のナット。
プロジェクション溶接したり、アーク溶接したりする。
プロジェクション溶接は突起を潰す溶接。
ウェルドナットの不具合は多岐にわたり、また、発生頻度も高い。
特に数がでなく、ポカヨケを導入する予算が取れない製品では、対策のしようがない。
前段取りとダブルチェックやマーキングでお茶を濁すくらい。
金を出さずに、品質を要求してくる車両メーカーは◯◯したらいいのに。
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