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第102話 リンスのpH測定
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pH管理がなぜ必要かというと。
pH管理をしないと、洗浄不良になるんですよね。
弊社のpH管理ってそれにしか使ってませんが。
それでは本編いってみましょう。
「リンスってリンと酢から作るから『リン酢』って云うんじゃないの?」
「ちょっと何言っているのかわからないわ」
グレイスが俺を睨む顔は、悪役令嬢そのもののきつい視線だった。
俺はグレイスと一緒にリンスを作ることになった。
作業する場所が無かったので、エッセの工房の一部を借りて試作品を作ることになった。
グレイスの知識によれば、リンスとはシャンプーや石鹸がアルカリ性なので、それを中和してサラサラな髪にするためのものだと云うのだ。
中和したら塩が出来て、髪の毛ベトベトにならないのかな?
残念ながら、その質問はスルーされた。
俺の仕事は髪の毛を洗っているシャンプーのペーハー値を測定することだ。
折角スキルでペーハー測定を持っているので、ガンガン測定してやるぜ。
男を磨く塾のように、ウサギが一瞬で骨になるような濃硫酸から、アルミを溶かす強アルカリまで、ドンと来い。
そんなもんで髪の毛を洗っていると、命がいくつあっても足りないな。
「じゃあまずは、ここに用意した石鹸を溶かした水を測定して」
「はいよ」
グレイスの指示でこの世界の一般的な石鹸が溶けた水のペーハー値を測定する。
頭を洗う時とほぼ同じくらいの濃度になっているそうだ。
「10.25だな」
まあまあのアルカリ性だな。
「じゃあ次は、ここに用意したお酢ね」
今度はリンスに使う予定のお酢を測定する。
「2.98だな」
「ちょうどいいかしらね」
「この世界の住人が、前世の人類と同じ物質構成とは限らんぞ」
「まずは自分で試すから大丈夫よ」
試すって、ひょっとしてお母さんを復活させようと、人間を構成する原子を集めて人体錬成するつもりか?
腕がオートメイルになっちゃうぞ。
そして俺は鎧に魂を結び付けられる、と。
安来鋼の錬金術師だな。
この木なんの木気になる木。
わからない人はググってください。
「お母さんの人体錬成ならやめておけ」
「は?何言ってるの?」
「人間を構成する物質の確認だよね」
「違うわよ。自分で髪の毛を洗う時に試してみるだけよ。人体錬成なんて、この世界に七つの大罪を持ち込むことになるじゃない」
「いや、そこまでは言ってないが……」
こいつも前世で読んでいたか。
「だいたい、リンスっていったらセーラー服を着た女の子が『か・い・か・ん』って言いながら頭を洗うあれでしょ」
「それは、俺のいた世界だと機関銃なんだけど」
「あっ!」
おや、素で間違ったのか?
グレイスは顔を赤くして恥ずかしそうだ。
「ちゃんりんしゃんだろ」
「そうだったわね」
しかし、こんなCMを知っているとは、同じ世界線の日本から来たとして、グレイスの前世の人はかなりの年齢っぽいな。
「今失礼なこと考えたでしょ」
グレイスが俺を睨む。
勘は鋭いようだな。
「別に。さあ、早いところリンスを作ろうじゃないか。酸性の液を頭からかければいいんだろ」
「そんなわけないでしょ。雑なのでいいなら、それでも中和効果はあるけど、エッセンシャルオイルがあった方がいいのよ」
「オイルは酸化するから、使用期限の見極めが大変なんだぞ」
「あんたの知識なんて工業用の潤滑油でしょ。エッセンシャルオイルの管理方法なら私に任せて」
その通りなので反論できない。
エッセンシャルオイルの管理方法は聞いておきたいな。
「瓶の蓋を締めとけばいいのよ」
「他の油と同じだね」
「え、そうなの?」
「ああ」
なんか期待して損したな。
というか、この調子でやっていけるんだろうか。
そういえば、グレイスのジョブを聞いてなかったな。
なんのジョブなのだろうか。
「え、貴族だけど」
「爵位も無いのに」
「心は貴族よ」
今でも貴族だと言い張るグレイス。
ジョブで貴族とか王族、騎士なんてなっていると、地位を失ってもそのままなのか。
ジョブチェンジが無いのも考えものだな。
職業選択の自由、あははーん。
まあ貴族と言い張れば、鳥でも刑事でも独身でも貴族だしな。
そう考えると貴族って安いな。
「使えそうな前世の知識とかないの?」
「教員免許と学芸員資格があるわ。学芸員は歴史だけどね」
「仕事は何をしていたんだ?仕事の知識とかあるだろう」
「働いたら負けかなって。親の経営するマンション管理会社に席だけあったわ」
何その羨ましい環境は。
ほぼニートの転生じゃねーか。
せめて何か使える知識を持っていてほしかった。
「事故物件ロンダリングの知識と、地面師を見破る知識ならあるわよ」
「転生前の日本ではそれなりに役に立ちそうだけど、異世界で全く必要ないな。どうやって運転免許証の偽造する奴に出会えばいいかわからねぇ」
「事故物件くらいありそうよね」
「リアルにアンデッドモンスターが出るから、教会関係者呼んだ方が早いな」
「私が使えないみたいじゃない」
「そこまでは言ってないけど」
リンスが上手く作れたとして、販売するルートが無い。
転生して商売を始めるなら、商会立ち上げてとかだよな。
先は長いな。
やっと軌道にのったどら焼きの屋台の投資資金回収もまだだというのに、リンス販売のための投資までとなると、お金が足りない。
へら絞りでもっと稼いでおけばよかったな。
いや、ゲージ作成スキルで、金のゲージを生産すればいいだけなんだけどさ。
そんなの持っているのがばれたら、鶏みたいにお腹を裂かれちゃうじゃない。
「さて、無駄話は終わりにして、ここにある水にお酢、エッセンシャルオイル、ハーブを混ぜて寝かせておけば完成よ。ハーブのエキスが馴染んだら試してみるわ」
「うまくいくといいな」
物理法則は地球とほぼ一緒なので、同じ製法ならなんとかなるだろう。
「これで来週からこの時間は『地主の娘が異世界に転生したら悪役令嬢だった』が始まるわね」
「そんなの晴海ふ頭で夏冬にしか売れないだろ」
「いつの時代の話をしているのよ」
「晴海ふ頭での夏冬の薄い本即売会を知っているとは、やはり……」
「うるさい!」
グレイスの元の年齢もなんとなく想像がついたので、今日はここまでにして後はリンスの完成を待つ。
というか、地主の娘が子供を助けるためにトラックに轢かれるシーンがよくわからない。
それと、トラック活躍しすぎだろ。
やっぱり、異世界転生だけにエ〇フに轢かれたんですかね?
pH管理をしないと、洗浄不良になるんですよね。
弊社のpH管理ってそれにしか使ってませんが。
それでは本編いってみましょう。
「リンスってリンと酢から作るから『リン酢』って云うんじゃないの?」
「ちょっと何言っているのかわからないわ」
グレイスが俺を睨む顔は、悪役令嬢そのもののきつい視線だった。
俺はグレイスと一緒にリンスを作ることになった。
作業する場所が無かったので、エッセの工房の一部を借りて試作品を作ることになった。
グレイスの知識によれば、リンスとはシャンプーや石鹸がアルカリ性なので、それを中和してサラサラな髪にするためのものだと云うのだ。
中和したら塩が出来て、髪の毛ベトベトにならないのかな?
残念ながら、その質問はスルーされた。
俺の仕事は髪の毛を洗っているシャンプーのペーハー値を測定することだ。
折角スキルでペーハー測定を持っているので、ガンガン測定してやるぜ。
男を磨く塾のように、ウサギが一瞬で骨になるような濃硫酸から、アルミを溶かす強アルカリまで、ドンと来い。
そんなもんで髪の毛を洗っていると、命がいくつあっても足りないな。
「じゃあまずは、ここに用意した石鹸を溶かした水を測定して」
「はいよ」
グレイスの指示でこの世界の一般的な石鹸が溶けた水のペーハー値を測定する。
頭を洗う時とほぼ同じくらいの濃度になっているそうだ。
「10.25だな」
まあまあのアルカリ性だな。
「じゃあ次は、ここに用意したお酢ね」
今度はリンスに使う予定のお酢を測定する。
「2.98だな」
「ちょうどいいかしらね」
「この世界の住人が、前世の人類と同じ物質構成とは限らんぞ」
「まずは自分で試すから大丈夫よ」
試すって、ひょっとしてお母さんを復活させようと、人間を構成する原子を集めて人体錬成するつもりか?
腕がオートメイルになっちゃうぞ。
そして俺は鎧に魂を結び付けられる、と。
安来鋼の錬金術師だな。
この木なんの木気になる木。
わからない人はググってください。
「お母さんの人体錬成ならやめておけ」
「は?何言ってるの?」
「人間を構成する物質の確認だよね」
「違うわよ。自分で髪の毛を洗う時に試してみるだけよ。人体錬成なんて、この世界に七つの大罪を持ち込むことになるじゃない」
「いや、そこまでは言ってないが……」
こいつも前世で読んでいたか。
「だいたい、リンスっていったらセーラー服を着た女の子が『か・い・か・ん』って言いながら頭を洗うあれでしょ」
「それは、俺のいた世界だと機関銃なんだけど」
「あっ!」
おや、素で間違ったのか?
グレイスは顔を赤くして恥ずかしそうだ。
「ちゃんりんしゃんだろ」
「そうだったわね」
しかし、こんなCMを知っているとは、同じ世界線の日本から来たとして、グレイスの前世の人はかなりの年齢っぽいな。
「今失礼なこと考えたでしょ」
グレイスが俺を睨む。
勘は鋭いようだな。
「別に。さあ、早いところリンスを作ろうじゃないか。酸性の液を頭からかければいいんだろ」
「そんなわけないでしょ。雑なのでいいなら、それでも中和効果はあるけど、エッセンシャルオイルがあった方がいいのよ」
「オイルは酸化するから、使用期限の見極めが大変なんだぞ」
「あんたの知識なんて工業用の潤滑油でしょ。エッセンシャルオイルの管理方法なら私に任せて」
その通りなので反論できない。
エッセンシャルオイルの管理方法は聞いておきたいな。
「瓶の蓋を締めとけばいいのよ」
「他の油と同じだね」
「え、そうなの?」
「ああ」
なんか期待して損したな。
というか、この調子でやっていけるんだろうか。
そういえば、グレイスのジョブを聞いてなかったな。
なんのジョブなのだろうか。
「え、貴族だけど」
「爵位も無いのに」
「心は貴族よ」
今でも貴族だと言い張るグレイス。
ジョブで貴族とか王族、騎士なんてなっていると、地位を失ってもそのままなのか。
ジョブチェンジが無いのも考えものだな。
職業選択の自由、あははーん。
まあ貴族と言い張れば、鳥でも刑事でも独身でも貴族だしな。
そう考えると貴族って安いな。
「使えそうな前世の知識とかないの?」
「教員免許と学芸員資格があるわ。学芸員は歴史だけどね」
「仕事は何をしていたんだ?仕事の知識とかあるだろう」
「働いたら負けかなって。親の経営するマンション管理会社に席だけあったわ」
何その羨ましい環境は。
ほぼニートの転生じゃねーか。
せめて何か使える知識を持っていてほしかった。
「事故物件ロンダリングの知識と、地面師を見破る知識ならあるわよ」
「転生前の日本ではそれなりに役に立ちそうだけど、異世界で全く必要ないな。どうやって運転免許証の偽造する奴に出会えばいいかわからねぇ」
「事故物件くらいありそうよね」
「リアルにアンデッドモンスターが出るから、教会関係者呼んだ方が早いな」
「私が使えないみたいじゃない」
「そこまでは言ってないけど」
リンスが上手く作れたとして、販売するルートが無い。
転生して商売を始めるなら、商会立ち上げてとかだよな。
先は長いな。
やっと軌道にのったどら焼きの屋台の投資資金回収もまだだというのに、リンス販売のための投資までとなると、お金が足りない。
へら絞りでもっと稼いでおけばよかったな。
いや、ゲージ作成スキルで、金のゲージを生産すればいいだけなんだけどさ。
そんなの持っているのがばれたら、鶏みたいにお腹を裂かれちゃうじゃない。
「さて、無駄話は終わりにして、ここにある水にお酢、エッセンシャルオイル、ハーブを混ぜて寝かせておけば完成よ。ハーブのエキスが馴染んだら試してみるわ」
「うまくいくといいな」
物理法則は地球とほぼ一緒なので、同じ製法ならなんとかなるだろう。
「これで来週からこの時間は『地主の娘が異世界に転生したら悪役令嬢だった』が始まるわね」
「そんなの晴海ふ頭で夏冬にしか売れないだろ」
「いつの時代の話をしているのよ」
「晴海ふ頭での夏冬の薄い本即売会を知っているとは、やはり……」
「うるさい!」
グレイスの元の年齢もなんとなく想像がついたので、今日はここまでにして後はリンスの完成を待つ。
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