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第127話 パイプの耐圧試験って圧力高すぎて怖いよね
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「おーい、水島。一緒に日本に帰ろう」
「それはもうやった」
「そうだったな」
ここはエッセの工房。
今いるのは俺とグレイスとオッティだ。
フォルテ公爵の関係者捜索が終了し、関係者を見つけても処罰しないとなったことをオッティに知らせ、ステラの街に戻ってきてもらったのだ。
俺の竪琴ごっこに律義に付き合ってくれるオッティはいいやつだな。
今まで色々と嫌がらせしてきたことは水に流してやろう。
「それで、俺を呼んだのはどうしてだ?」
オッティが俺に訊く。
「ああ、グレイスを引き取ってもらおうと思ってな。もうこそこそ隠れる必要もなくなった。俺がグレイスの面倒を見るのも終わりだ」
「え、見捨てるの?」
グレイスから苦情が来る。
別に見捨てるつもりはない。
「いや、フォルテ公爵の領地をカイロン伯爵、いや侯爵が引き継ぐことになる。思い入れがある土地だろうから、復興に力を貸してやったらどうかと思ってな。俺がこの街を離れるわけにはいかないから、オッティにお願いしているんだ」
「あそこか」
オッティにも思い入れのある場所だな。
「ところで、オッティ。お前どんなスキルを持っているんだよ。領地の復興に使えるスキルはあるのか?」
「あー、電気メッキライン作成とNCパイプベンダー作成とダイカストマシン作成があるな」
「なんて微妙なスキルなんだよ。大体NCパイプベンダー作成しても、この世界にパイプなんてないだろう。俺が溶接スキルを持っているドワーフに試しに作らせたものくらいしかないぞ」
「そこはロマンだ。NCベンダーがあれば確かに便利だろう。しかし、そこを敢えてパイプベンダーにするところに美学がある」
「そう……ですか……」
意味のない工作機械を作るスキルはどうかと思うが、工作機械作成はうらやましいな。
ペレットを作ることができれば、射出成形機でプラスチック成形ができるようになるぞ。
それで何をするかは決まってないけど。
っていうか、電気もコンプレッサーもないのにどうやってシリンダーを動かしているんだろうか。
「人に訊いてばかりでなくて、アルトはどうなのよ?」
「スキルがありすぎてな」
「そんなに有るのかよ」
オッティは悔しそうだ。
レベルを上げればいいんだから、悔しがる前に経験値を貯めたらいいのに。
「硝酸やピクリン酸作ったり、特殊鋼作ったりできる。最近だと定盤作成で鉱物全般もか」
「異世界転生の定番の銃と爆薬が出来るな」
オッティが食いついてくる。
「拳銃の発射時の圧力って精々が70メガパスカルだろ。今ある鉄でも十分に耐えられる圧力だ」
STKMで100メガパスカル以上の圧力に耐えられる。
じゃあ大したことないって思うかもしれないが、高圧ガス保安法で規定されている定義では
圧縮ガス
・常用の温度で圧力が1 MPa(メガパスカル)以上になるもので、現に1 MPa以上のもの。
・35 ℃で1 MPa以上となるもの。
(注)同法の1 MPaは、高圧ガス取締法で定義されていた10 kgf/cm2より若干高い圧力である。
となっている。(ウィキペディアより抜粋)
つまり、1メガパスカル以上は高圧ガスなのである。
1メガパスカルの圧力をかけた気密検査で、カプラが吹っ飛んでそれに当たるととても痛い。
因みにカーエアコンのコンプレッサーで1.7メガパスカル程度だ。
拳銃危ない。
そりゃそうか。
「この世界の文明レベルが地球の10世紀程度。後数百年もすれば銃が発明される。ちょっとだけその時間を早めるだけだ」
そういうオッティ。
「硝酸とカリウムを生成できるんだから、火薬の製造も問題はない。というか、ピクリン酸が生成できるので、さらに強力な火薬も作ることができるな」
「じゃあ二人でこの世界の支配者になろう」
危険なことを言い出すオッティ。
「別にそれを望んじゃいないさ」
「どうしてだ。支配者になればこの世界に産業革命を起こすことだって可能だろう」
「それはまだ早いんじゃないかな。俺達には農業の知識がない。農業革命を起こして、労働力を余らせないと、第二次産業の労働者が不足するぞ」
「だったら、お前のゴーレムを作る能力があるじゃないか。無人化ラインの構築も可能だぞ」
「言われてみればそうか。ただ、農業従事者が多ければ購買力もないので、大量生産しても売れないけどな」
そう、農村に現金収入なんてない。
今後貴族社会がもっと貨幣経済が浸透して、年貢も貨幣で納税するようになって初めて工業製品の購買力ができるというものだ。
ただし、地球でもそれは封建制度の終焉をもたらしており、社会が大きく動くこととなる。
そうなるまでに何年もかかるので、今から大量生産してなんになるというのだ。
内政チートすればどうにかなるかもしれないけどね。
「ならば、なぜ俺達は神によってこの世界にこんなジョブで転生させられたというのだ」
「知らんよ。本人に訊いてみないとな」
まあ、産業革命させたかったんだろうけどね。
その前に農業革命が必要なんじゃないかな。
「まあ、オッティのスキルで印刷機を作れば、文明の発展を促進できるとは思うぞ。それが産業革命を早めると思うんだ」
「それがあったな。派生スキルのツリーを見ると、印刷機作成っていうのもある。紙を大量生産して書籍を印刷して、知識人を増やしていけばそのうち農業や工業も発展するだろう」
「しょっとあんたたち、二人で盛り上がってて私が蚊帳の外なんだけど」
グレイスの不満が爆発した。
「グレイスの金融知識の導入も俺達の産業革命って目的に必要だ。貴族に変わって資本家が社会を動かしていくんだからな」
「そうよね」
ちょっと機嫌が良くなった。
「というわけで、カイロン侯爵には俺から紹介しておくから、思う存分その手腕を振るってほしい」
そんなわけで、カイロン侯爵に二人を紹介して、領地経営のスタッフに加えてもらった。
別れ際に「仮想通貨バブルを起こしてみせるわ」ってグレイスが意気込んでいたけど、半導体が発明されるのが何年後になると思っているんだろうか。
※作者の独り言
鉄やアルミ、銅のパイプの耐圧試験をするときの圧力って100メガパスカルを超えるので、とても怖いですよね。
パイプが破裂すると、一瞬で圧力が解放されるので、派手に飛び散ったりはしないのですが、破片に当たったら軽く死ねる気がする。
「それはもうやった」
「そうだったな」
ここはエッセの工房。
今いるのは俺とグレイスとオッティだ。
フォルテ公爵の関係者捜索が終了し、関係者を見つけても処罰しないとなったことをオッティに知らせ、ステラの街に戻ってきてもらったのだ。
俺の竪琴ごっこに律義に付き合ってくれるオッティはいいやつだな。
今まで色々と嫌がらせしてきたことは水に流してやろう。
「それで、俺を呼んだのはどうしてだ?」
オッティが俺に訊く。
「ああ、グレイスを引き取ってもらおうと思ってな。もうこそこそ隠れる必要もなくなった。俺がグレイスの面倒を見るのも終わりだ」
「え、見捨てるの?」
グレイスから苦情が来る。
別に見捨てるつもりはない。
「いや、フォルテ公爵の領地をカイロン伯爵、いや侯爵が引き継ぐことになる。思い入れがある土地だろうから、復興に力を貸してやったらどうかと思ってな。俺がこの街を離れるわけにはいかないから、オッティにお願いしているんだ」
「あそこか」
オッティにも思い入れのある場所だな。
「ところで、オッティ。お前どんなスキルを持っているんだよ。領地の復興に使えるスキルはあるのか?」
「あー、電気メッキライン作成とNCパイプベンダー作成とダイカストマシン作成があるな」
「なんて微妙なスキルなんだよ。大体NCパイプベンダー作成しても、この世界にパイプなんてないだろう。俺が溶接スキルを持っているドワーフに試しに作らせたものくらいしかないぞ」
「そこはロマンだ。NCベンダーがあれば確かに便利だろう。しかし、そこを敢えてパイプベンダーにするところに美学がある」
「そう……ですか……」
意味のない工作機械を作るスキルはどうかと思うが、工作機械作成はうらやましいな。
ペレットを作ることができれば、射出成形機でプラスチック成形ができるようになるぞ。
それで何をするかは決まってないけど。
っていうか、電気もコンプレッサーもないのにどうやってシリンダーを動かしているんだろうか。
「人に訊いてばかりでなくて、アルトはどうなのよ?」
「スキルがありすぎてな」
「そんなに有るのかよ」
オッティは悔しそうだ。
レベルを上げればいいんだから、悔しがる前に経験値を貯めたらいいのに。
「硝酸やピクリン酸作ったり、特殊鋼作ったりできる。最近だと定盤作成で鉱物全般もか」
「異世界転生の定番の銃と爆薬が出来るな」
オッティが食いついてくる。
「拳銃の発射時の圧力って精々が70メガパスカルだろ。今ある鉄でも十分に耐えられる圧力だ」
STKMで100メガパスカル以上の圧力に耐えられる。
じゃあ大したことないって思うかもしれないが、高圧ガス保安法で規定されている定義では
圧縮ガス
・常用の温度で圧力が1 MPa(メガパスカル)以上になるもので、現に1 MPa以上のもの。
・35 ℃で1 MPa以上となるもの。
(注)同法の1 MPaは、高圧ガス取締法で定義されていた10 kgf/cm2より若干高い圧力である。
となっている。(ウィキペディアより抜粋)
つまり、1メガパスカル以上は高圧ガスなのである。
1メガパスカルの圧力をかけた気密検査で、カプラが吹っ飛んでそれに当たるととても痛い。
因みにカーエアコンのコンプレッサーで1.7メガパスカル程度だ。
拳銃危ない。
そりゃそうか。
「この世界の文明レベルが地球の10世紀程度。後数百年もすれば銃が発明される。ちょっとだけその時間を早めるだけだ」
そういうオッティ。
「硝酸とカリウムを生成できるんだから、火薬の製造も問題はない。というか、ピクリン酸が生成できるので、さらに強力な火薬も作ることができるな」
「じゃあ二人でこの世界の支配者になろう」
危険なことを言い出すオッティ。
「別にそれを望んじゃいないさ」
「どうしてだ。支配者になればこの世界に産業革命を起こすことだって可能だろう」
「それはまだ早いんじゃないかな。俺達には農業の知識がない。農業革命を起こして、労働力を余らせないと、第二次産業の労働者が不足するぞ」
「だったら、お前のゴーレムを作る能力があるじゃないか。無人化ラインの構築も可能だぞ」
「言われてみればそうか。ただ、農業従事者が多ければ購買力もないので、大量生産しても売れないけどな」
そう、農村に現金収入なんてない。
今後貴族社会がもっと貨幣経済が浸透して、年貢も貨幣で納税するようになって初めて工業製品の購買力ができるというものだ。
ただし、地球でもそれは封建制度の終焉をもたらしており、社会が大きく動くこととなる。
そうなるまでに何年もかかるので、今から大量生産してなんになるというのだ。
内政チートすればどうにかなるかもしれないけどね。
「ならば、なぜ俺達は神によってこの世界にこんなジョブで転生させられたというのだ」
「知らんよ。本人に訊いてみないとな」
まあ、産業革命させたかったんだろうけどね。
その前に農業革命が必要なんじゃないかな。
「まあ、オッティのスキルで印刷機を作れば、文明の発展を促進できるとは思うぞ。それが産業革命を早めると思うんだ」
「それがあったな。派生スキルのツリーを見ると、印刷機作成っていうのもある。紙を大量生産して書籍を印刷して、知識人を増やしていけばそのうち農業や工業も発展するだろう」
「しょっとあんたたち、二人で盛り上がってて私が蚊帳の外なんだけど」
グレイスの不満が爆発した。
「グレイスの金融知識の導入も俺達の産業革命って目的に必要だ。貴族に変わって資本家が社会を動かしていくんだからな」
「そうよね」
ちょっと機嫌が良くなった。
「というわけで、カイロン侯爵には俺から紹介しておくから、思う存分その手腕を振るってほしい」
そんなわけで、カイロン侯爵に二人を紹介して、領地経営のスタッフに加えてもらった。
別れ際に「仮想通貨バブルを起こしてみせるわ」ってグレイスが意気込んでいたけど、半導体が発明されるのが何年後になると思っているんだろうか。
※作者の独り言
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