278 / 439
第277話 コントロールプラン
しおりを挟む
冒険者ギルドに怪我人が運ばれてきた。
あちこち傷だらけで、生きているのが不思議な位だ。
手当てをしなければもうすぐ死んでしまうと誰が見てもわかる。
「治療するの?」
いつの間にか隣にいたシルビアがそう訊ねてきた。
「人としては助けるのが筋でしょうけど、俺が助けることで癒し手が仕事を失うとなると、助けるのが必ずしも正解とはいえませんね」
実に悩ましい事であるな。
俺は困ってシルビアを見た。
「そうね。そしてあんたはあの死にそうな男を助けるための口実を探している」
シルビアがニヤリと笑う。
「いいわ。あたしがあんたを脅した。助けなかったらぶん殴るわよって今言ったのよ。これでどうかしら?」
「ありがとう」
シルビアに礼を言って、怪我人のもとに駆け寄る。
そして直ぐにヒールを使って回復させた。
まだ意識は戻らないが、これで命は助かるだろう。
男を連れてきた冒険者たちに話を聞くと、ステラから半日くらいの街道沿いに倒れていたのだという。
他に6人の死体が転がっており、そちらは冒険者登録証と遺品の回収をしたそうだ。
異品も辛いけど、遺品も辛いよね。
しばらくして男の意識が回復した。
「ここは?」
男が周囲を見回す。
「ここはステラの冒険者ギルド。街道沿いで倒れていた貴方は、とおりがかった冒険者に助けられてここに連れてこられたってわけです」
俺は聞いたことを伝えた。
「な、仲間は?」
「残念ながら遺品の回収をしたのみです」
そう伝えると、がっくりと肩を落とした。
「そうですか……」
しばらく気まずい沈黙が続いた。
だが、その沈黙を破ったのも目の前の男だった。
「この冒険者ギルドにアルトって人はいますか?」
「アルトなら俺だけど」
「実はグレイス女男爵領のオッティっていう人から、あんたに渡す書類を預かって運んでいたんだ。中身は見てないが、コントロールプランだって言ってたな」
男はコントロールプランがなんだかわからないと付け加えた。
そりゃそうだろう。
コントロールプランといえば、製造業で製品に対する検査や設備の条件などを書いたものを指す。
そんなものがこの世界で存在するわけがない。
「その、コントロールプランを奪われちまったとはな。なんでも、魔王を倒すためのものだっていうのに……」
男は悔しさからか、拳で床を殴った。
魔王を倒すためのコントロールプランなんてあるのか。
なんでも出来る作業標準書があるのだから、あっても不思議は無いが。
「どんな奴に襲われたか覚えているのか?」
襲撃犯の確認をしないとな。
他の冒険者や旅人が襲われるといけない。
「ダークエルフの女とダイナと名乗る五人の戦士だったよ。それとキメラ」
ダークエルフ、五人の戦士ダイナ、キメラ……
「そいつらの肩当てに五個の穴は空いてなかったか?」
俺はつい興奮して男の肩を強く揺さぶってしまった。
「たぶん無かったと思う」
「そうか」
俺はそこで男の肩から手を離した。
「アルト、落ち着きなさい。キメラは露出の高い王女じゃなくて、合成されたモンスターの事よ。ダイナだって色が足りないわ。レッドなんてないし」
シルビアの言葉で俺の脳裏に稲妻が重力で落ちてきた。
稲妻重力落とし……
「シルビア、今からコントロールプランが奪われたところに行ってくる。すまないが、オーリスに伝えておいてくれないか」
俺は立ち上がるとシルビアにお願いをした。
「一人じゃ危ないわよ」
「いや、今日の勇気を出さないと。明日の希望に繋がらない。未来に星を輝き咲かせるそのためにね。なにせ魔王を倒すためのコントロールプランなんだから」
「それならあたしも行くわ」
結局シルビアと二人で襲撃現場に向かう。
まだそこに犯人が残っている可能性は低いが、何か手懸かりがあるかもしれない。
「ここか……」
現場に到着すると、そこには焼け焦げた死体があった。
ゾンビ化することを防ぐために、とおりがかった冒険者が火葬したのだろう。
埋葬する時間は無かったのだろうな。
もうすぐ日が暮れるので、俺もシルビアも埋葬はせずに、明るいうちに襲撃犯の痕跡を探し始める。
「足跡だ」
複数の人間の足跡と、ライオンのような足跡を見つけた。
「追ってみるわよ」
二人で足跡を追っていく。
すっかりと日は暮れたが、照度管理のスキルで昼と変わらない明るさを確保できるので、足跡を見失うようなことはない。
そう思っていたのだが、川に差し掛かったところで足跡が無くなってしまった。
「ここまでか……」
諦めてステラへと帰ることにした。
翌日、急いでオッティに会うために出発した。
コントロールプランが魔王の手に落ちたのなら、こちらの作戦が筒抜けになっているだろう。
コントロールプランを変更しないと危険だ。
「アルトじゃないか。コントロールプランを見てくれたか?」
オッティはコントロールプランが奪われたのを知らなかった。
「魔王の手下に奪われたよ」
俺の言葉を聞いても、オッティは驚かなかった。
一言
「そうか――」
とだけ言葉を漏らした。
「驚かないんだな」
俺は不思議に思い訊いてみた。
「スパイが潜り込んでいたのがわかったのでね。そいつはグレイスが処分したよ。運搬している冒険者は?」
「一人だけしか助からなかった」
「銀等級のパーティーにお願いしたのだがなあ」
オッティは天を仰いだ。
ただ、そんなに焦った様子はない。
「オッティ、随分と落ち着いているな。コントロールプランが魔王の手に渡ったんだぞ」
「なに、問題はないさ。あれは日本語で書いてある」
「向こうにも転生者がいたらどうするんだよ!」
あまりにも呑気なオッティに苦言を呈したくなる。
「それも心配ない。転注対策で殆どが『条件表による』ってなっているからな」
そういうことか。
コントロールプランには加工条件が細かく書いてあるんだよね。
だから、国内でコントロールプランを作らせて、量産直前に安い新興国に転注っていうのがある。
車両イベントを弊社にやらせておいて、量産は別の会社から部品を仕入れるとかやられるので、対策としてコントロールプランに条件は書かなくしたのだ。
その他にも、量産立ち上げ時の条件が合わなくて、現場で変更してしまう例もある。
その都度変更申請するのも大変なので、条件表によるってする場合もある。
どのみち条件変更なら申請必要だろっていう突っ込みはしないでください。
「人類の反撃はこれからだ!」
「それは言っちゃダメだろ」
オッティの打ち切り発言は否定しておく。
あちこち傷だらけで、生きているのが不思議な位だ。
手当てをしなければもうすぐ死んでしまうと誰が見てもわかる。
「治療するの?」
いつの間にか隣にいたシルビアがそう訊ねてきた。
「人としては助けるのが筋でしょうけど、俺が助けることで癒し手が仕事を失うとなると、助けるのが必ずしも正解とはいえませんね」
実に悩ましい事であるな。
俺は困ってシルビアを見た。
「そうね。そしてあんたはあの死にそうな男を助けるための口実を探している」
シルビアがニヤリと笑う。
「いいわ。あたしがあんたを脅した。助けなかったらぶん殴るわよって今言ったのよ。これでどうかしら?」
「ありがとう」
シルビアに礼を言って、怪我人のもとに駆け寄る。
そして直ぐにヒールを使って回復させた。
まだ意識は戻らないが、これで命は助かるだろう。
男を連れてきた冒険者たちに話を聞くと、ステラから半日くらいの街道沿いに倒れていたのだという。
他に6人の死体が転がっており、そちらは冒険者登録証と遺品の回収をしたそうだ。
異品も辛いけど、遺品も辛いよね。
しばらくして男の意識が回復した。
「ここは?」
男が周囲を見回す。
「ここはステラの冒険者ギルド。街道沿いで倒れていた貴方は、とおりがかった冒険者に助けられてここに連れてこられたってわけです」
俺は聞いたことを伝えた。
「な、仲間は?」
「残念ながら遺品の回収をしたのみです」
そう伝えると、がっくりと肩を落とした。
「そうですか……」
しばらく気まずい沈黙が続いた。
だが、その沈黙を破ったのも目の前の男だった。
「この冒険者ギルドにアルトって人はいますか?」
「アルトなら俺だけど」
「実はグレイス女男爵領のオッティっていう人から、あんたに渡す書類を預かって運んでいたんだ。中身は見てないが、コントロールプランだって言ってたな」
男はコントロールプランがなんだかわからないと付け加えた。
そりゃそうだろう。
コントロールプランといえば、製造業で製品に対する検査や設備の条件などを書いたものを指す。
そんなものがこの世界で存在するわけがない。
「その、コントロールプランを奪われちまったとはな。なんでも、魔王を倒すためのものだっていうのに……」
男は悔しさからか、拳で床を殴った。
魔王を倒すためのコントロールプランなんてあるのか。
なんでも出来る作業標準書があるのだから、あっても不思議は無いが。
「どんな奴に襲われたか覚えているのか?」
襲撃犯の確認をしないとな。
他の冒険者や旅人が襲われるといけない。
「ダークエルフの女とダイナと名乗る五人の戦士だったよ。それとキメラ」
ダークエルフ、五人の戦士ダイナ、キメラ……
「そいつらの肩当てに五個の穴は空いてなかったか?」
俺はつい興奮して男の肩を強く揺さぶってしまった。
「たぶん無かったと思う」
「そうか」
俺はそこで男の肩から手を離した。
「アルト、落ち着きなさい。キメラは露出の高い王女じゃなくて、合成されたモンスターの事よ。ダイナだって色が足りないわ。レッドなんてないし」
シルビアの言葉で俺の脳裏に稲妻が重力で落ちてきた。
稲妻重力落とし……
「シルビア、今からコントロールプランが奪われたところに行ってくる。すまないが、オーリスに伝えておいてくれないか」
俺は立ち上がるとシルビアにお願いをした。
「一人じゃ危ないわよ」
「いや、今日の勇気を出さないと。明日の希望に繋がらない。未来に星を輝き咲かせるそのためにね。なにせ魔王を倒すためのコントロールプランなんだから」
「それならあたしも行くわ」
結局シルビアと二人で襲撃現場に向かう。
まだそこに犯人が残っている可能性は低いが、何か手懸かりがあるかもしれない。
「ここか……」
現場に到着すると、そこには焼け焦げた死体があった。
ゾンビ化することを防ぐために、とおりがかった冒険者が火葬したのだろう。
埋葬する時間は無かったのだろうな。
もうすぐ日が暮れるので、俺もシルビアも埋葬はせずに、明るいうちに襲撃犯の痕跡を探し始める。
「足跡だ」
複数の人間の足跡と、ライオンのような足跡を見つけた。
「追ってみるわよ」
二人で足跡を追っていく。
すっかりと日は暮れたが、照度管理のスキルで昼と変わらない明るさを確保できるので、足跡を見失うようなことはない。
そう思っていたのだが、川に差し掛かったところで足跡が無くなってしまった。
「ここまでか……」
諦めてステラへと帰ることにした。
翌日、急いでオッティに会うために出発した。
コントロールプランが魔王の手に落ちたのなら、こちらの作戦が筒抜けになっているだろう。
コントロールプランを変更しないと危険だ。
「アルトじゃないか。コントロールプランを見てくれたか?」
オッティはコントロールプランが奪われたのを知らなかった。
「魔王の手下に奪われたよ」
俺の言葉を聞いても、オッティは驚かなかった。
一言
「そうか――」
とだけ言葉を漏らした。
「驚かないんだな」
俺は不思議に思い訊いてみた。
「スパイが潜り込んでいたのがわかったのでね。そいつはグレイスが処分したよ。運搬している冒険者は?」
「一人だけしか助からなかった」
「銀等級のパーティーにお願いしたのだがなあ」
オッティは天を仰いだ。
ただ、そんなに焦った様子はない。
「オッティ、随分と落ち着いているな。コントロールプランが魔王の手に渡ったんだぞ」
「なに、問題はないさ。あれは日本語で書いてある」
「向こうにも転生者がいたらどうするんだよ!」
あまりにも呑気なオッティに苦言を呈したくなる。
「それも心配ない。転注対策で殆どが『条件表による』ってなっているからな」
そういうことか。
コントロールプランには加工条件が細かく書いてあるんだよね。
だから、国内でコントロールプランを作らせて、量産直前に安い新興国に転注っていうのがある。
車両イベントを弊社にやらせておいて、量産は別の会社から部品を仕入れるとかやられるので、対策としてコントロールプランに条件は書かなくしたのだ。
その他にも、量産立ち上げ時の条件が合わなくて、現場で変更してしまう例もある。
その都度変更申請するのも大変なので、条件表によるってする場合もある。
どのみち条件変更なら申請必要だろっていう突っ込みはしないでください。
「人類の反撃はこれからだ!」
「それは言っちゃダメだろ」
オッティの打ち切り発言は否定しておく。
0
あなたにおすすめの小説
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中に呆然と佇んでいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出したのだ。前世、日本伝統が子供の頃から大好きで、小中高大共に伝統に関わるクラブや学部に入り、卒業後はお世話になった大学教授の秘書となり、伝統のために毎日走り回っていたが、旅先の講演の合間、教授と2人で歩道を歩いていると、暴走車が突っ込んできたので、彼女は教授を助けるも、そのまま跳ね飛ばされてしまい、死を迎えてしまう。
享年は25歳。
周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっている。
25歳の精神だからこそ、これが何を意味しているのかに気づき、ショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】
きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
【毎週火木土更新】
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。
なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる