312 / 439
第311話 止める・呼ぶ・待つ
しおりを挟む
今日はシルビアとプリオラと一緒に迷宮に来ている。
先日の魔王の手下との遭遇もあって、冒険者ギルドでも定期巡回をしようということになったのだ。
捕まえたダイナから得た情報では、連中は上級デーモンの能力で迷宮内に転送することが出来るらしい。
ただ、最下層までは流石に無理だったらしく、転送した階層で俺達と鉢合わせになったようだ。
狙いはやはりダンジョンコア。
きっと諦めないんだろうな。
それと、今回の巡回ではついでに、冒険者がどんな事をしているのかをチェックするというのも兼ねている。
これは品管が現場を歩いているときによくやっているのだが、目につく異常作業を確認しているのだ。
班長や係長も当然やっている。
はずだ……
現在は地下5階層。
この辺は初心者が多く、魔王軍と万が一鉢合わせになったら、自分達だけでは対処出来ない。
連中も、もっと深い階層に転送できるので、わざわざこんなところに来ないとは思うが、そういった思い込みにより確認をしないのはよくないな。
そう、こんなところで不良なんか作らないって思い込みで、何度も不良が流出していったのだ。
FTAやFMEAをやっていても、ついつい対策や改善については疎かになってしまう。
まさかあんなことをするなんて……
台車が見つからなかったから、自転車の荷台に乗せて運搬して落下させたとかね。
臨機応変は求めてないぞ。
異常作業、ダメぜったい。
「まったくなってないわね。あんな剣の振り方で有効打がいくと思っているのかしら」
シルビアは冒険者の剣の振り方を見て、眉間に皺をよせた。
俺がみても酷いのだが、新人の頃なんてあんなもんだろう。
別に専門学校で教えてくれるわけじゃないし。
「シルビアの教え方が悪いんじゃない?」
プリオラが余計な事を言って、シルビアに殴られた。
確かに、シルビアは教育係なのだが、全員を教育する訳ではないし、よそのギルドで講習を受けてきた可能性もあるからな。
全てがシルビアの責任って訳じゃないぞ。
「顔は覚えたから、うちの冒険者ギルドに来たらしごいてやるわよ」
シルビアは鼻息が荒い。
俺は心の中で、オーリスの冒険者ギルドの方に行くんだぞとアドバイスした。
そんなこんなで更に迷宮の奥を目指すと、一組のパーティーと出会う。
向こうは一人地面に横たわっており、それを仲間が囲んでいる状況だ。
「どうした?」
シルビアが声をかけると、若い男の剣士がこちらを向いて答える。
「斥候が迷宮カマキリと戦闘になって、大怪我をしてしまったんだ。手持ちのポーションだけでは回復しきれずに、死にそうなんだよ。高級ポーションを持っていたら譲って欲しい。今は金はないが、必ず稼いで返すから」
なるほど、駆け出しでそんなに金が無くて、回復薬もいいものが買えなかったのか。
確かに、怪我をした冒険者を見ると、このまま放置しておけば死んでしまいそうだ。
若い男の斥候は呼吸も乱れており、今にもお迎えがやってきそうな状況だ。
例えるなら、かき氷10杯にチャレンジしたときの副部長状態だ。
「アルト、治してあげなさいよ」
シルビアが肘で俺をつついた。
俺も勿論見捨てるつもりなどないので、直ぐにヒールで冒険者を治療する。
すると、今まで息も絶え絶えだった冒険者が、むくりと起き上がって怪我をしていた個所を一つ一つ触って確認をする。
「完治してる……」
本人は確認が終わり、やや呆けた感じでポツリとそう言った。
なにせ、生きてさえいれば黄泉平坂一歩手前ですら、強制的に連れ戻すほどのヒールなので、滅多にお目にかかることはないだろう。
これが普通だと思って欲しくない。
「ありがとうございます。このご恩は一生かけてお返しいたします」
パーティー全員が俺に頭を下げる。
「いいのよ、こいつはこれが仕事なんだから」
そんな感謝の気持ちをシルビアがパスカットした。
なんてことをしてくれるんだ。
もう少し余韻に浸らせてくれ。
「そうだね、感謝はしてくれて構わないけど、恩は適当に返してくれればいいよ。お金もいらないし」
と言ってここから俺は真面目な顔になり、本題に入る。
「ところでどうしてこんな大怪我をしたんだろうか?ここはまだ地下5階層で、初心者でもよほどのことが無い限りは死ぬようなことは無いはずだが」
俺は斥候の冒険者を見据えた。
「索敵をしていたら、迷宮カマキリが4匹いるのを発見したんです」
と斥候は答えた。
「4匹か。それに襲われた訳か」
俺の言葉に首肯する。
「襲われたというか、戦ってやられましたよ。こいつ、俺達を呼ばずに一人で戦い始めちゃって」
リーダーはそう言った。
「迷宮カマキリが群れでいるなんて珍しいわね。迷宮蟻みたいに群れを作る習性がないのよ」
「なんか美味しい餌でもあったんじゃない?」
シルビアとプリオラの話では迷宮カマキリは単体で遭遇することが多いそうだ。
というか、それが殆ど。
稀にトレインなんかで大量になる事はあるようだが。
「何で仲間を呼ばなかったんだ?」
俺は斥候に質問を続けた。
「迷宮カマキリとは前にも自分だけで戦った事があって、勝てると思いました。仲間を呼ぶ時間がもったいなかったので」
「その時はやはり4匹だった?」
「いいえ。1匹でしたね」
「そういうことか」
状況を整理すると、斥候は迷宮カマキリを発見した。
以前迷宮カマキリを自分だけで戦ったことがあり、その経験から今回も勝てると判断した。
ただし、経験したのは1対1の戦いであって、今回のように4匹は初めて。
まあ、自分の力を過信したってことか。
ありがちだな。
工場だと異常時は作業を止めて、上長へ報告して、指示を仰ぐというのがルールだ。
所謂、「止める・呼ぶ・待つ」だな。
今回は迷宮カマキリが群れでいるという異常事態なので、リーダーに報告して、パーティーとしての行動を決めてから動くべきだった。
前世でも、作業者が機械の異常停止で、勝手にパラメーターを変更して再稼働させ、ロットアウトを作った経験が何度もある。
しかも、パラメーターの意味を理解していない作業者に限って、何故か数値を変更したがるのだ。
設定された数値には意味があり、それで動作しないのであれば、確認するべきは設備なのだが、そんなことはお構いなしに、兎に角動けばいいやと考えてしまう。
他にも、外観の傷があるのにも関わらず、報告せずに手直しして後工程に流してしまい、手直し不足の製品が客先へ流出したなんて事もあったな。
いつもと違う事があったら、まずは止まってくれ。
「見ればあなたはまだ冒険者としての経験が浅い。まだ若いんだし、これから経験を積んでいけばいい。初めて遭遇した事態には、仲間と相談して次の行動を決めようか」
と俺がアドバイスすると、冒険者たちは不思議そうな顔をした。
「変な事言ったかな?」
俺はシルビアとプリオラに意見を求めた。
「アルトは若いくせに、時々年寄めいた事を言うのよ。それが不思議なんでしょ」
とシルビアに言われた。
隣のプリオラも頷いている。
そりゃあ、前世と足したら齢50を超えていますからね。
※作者の独り言
何で止めずに自分で判断しちゃうのかなー?
先日の魔王の手下との遭遇もあって、冒険者ギルドでも定期巡回をしようということになったのだ。
捕まえたダイナから得た情報では、連中は上級デーモンの能力で迷宮内に転送することが出来るらしい。
ただ、最下層までは流石に無理だったらしく、転送した階層で俺達と鉢合わせになったようだ。
狙いはやはりダンジョンコア。
きっと諦めないんだろうな。
それと、今回の巡回ではついでに、冒険者がどんな事をしているのかをチェックするというのも兼ねている。
これは品管が現場を歩いているときによくやっているのだが、目につく異常作業を確認しているのだ。
班長や係長も当然やっている。
はずだ……
現在は地下5階層。
この辺は初心者が多く、魔王軍と万が一鉢合わせになったら、自分達だけでは対処出来ない。
連中も、もっと深い階層に転送できるので、わざわざこんなところに来ないとは思うが、そういった思い込みにより確認をしないのはよくないな。
そう、こんなところで不良なんか作らないって思い込みで、何度も不良が流出していったのだ。
FTAやFMEAをやっていても、ついつい対策や改善については疎かになってしまう。
まさかあんなことをするなんて……
台車が見つからなかったから、自転車の荷台に乗せて運搬して落下させたとかね。
臨機応変は求めてないぞ。
異常作業、ダメぜったい。
「まったくなってないわね。あんな剣の振り方で有効打がいくと思っているのかしら」
シルビアは冒険者の剣の振り方を見て、眉間に皺をよせた。
俺がみても酷いのだが、新人の頃なんてあんなもんだろう。
別に専門学校で教えてくれるわけじゃないし。
「シルビアの教え方が悪いんじゃない?」
プリオラが余計な事を言って、シルビアに殴られた。
確かに、シルビアは教育係なのだが、全員を教育する訳ではないし、よそのギルドで講習を受けてきた可能性もあるからな。
全てがシルビアの責任って訳じゃないぞ。
「顔は覚えたから、うちの冒険者ギルドに来たらしごいてやるわよ」
シルビアは鼻息が荒い。
俺は心の中で、オーリスの冒険者ギルドの方に行くんだぞとアドバイスした。
そんなこんなで更に迷宮の奥を目指すと、一組のパーティーと出会う。
向こうは一人地面に横たわっており、それを仲間が囲んでいる状況だ。
「どうした?」
シルビアが声をかけると、若い男の剣士がこちらを向いて答える。
「斥候が迷宮カマキリと戦闘になって、大怪我をしてしまったんだ。手持ちのポーションだけでは回復しきれずに、死にそうなんだよ。高級ポーションを持っていたら譲って欲しい。今は金はないが、必ず稼いで返すから」
なるほど、駆け出しでそんなに金が無くて、回復薬もいいものが買えなかったのか。
確かに、怪我をした冒険者を見ると、このまま放置しておけば死んでしまいそうだ。
若い男の斥候は呼吸も乱れており、今にもお迎えがやってきそうな状況だ。
例えるなら、かき氷10杯にチャレンジしたときの副部長状態だ。
「アルト、治してあげなさいよ」
シルビアが肘で俺をつついた。
俺も勿論見捨てるつもりなどないので、直ぐにヒールで冒険者を治療する。
すると、今まで息も絶え絶えだった冒険者が、むくりと起き上がって怪我をしていた個所を一つ一つ触って確認をする。
「完治してる……」
本人は確認が終わり、やや呆けた感じでポツリとそう言った。
なにせ、生きてさえいれば黄泉平坂一歩手前ですら、強制的に連れ戻すほどのヒールなので、滅多にお目にかかることはないだろう。
これが普通だと思って欲しくない。
「ありがとうございます。このご恩は一生かけてお返しいたします」
パーティー全員が俺に頭を下げる。
「いいのよ、こいつはこれが仕事なんだから」
そんな感謝の気持ちをシルビアがパスカットした。
なんてことをしてくれるんだ。
もう少し余韻に浸らせてくれ。
「そうだね、感謝はしてくれて構わないけど、恩は適当に返してくれればいいよ。お金もいらないし」
と言ってここから俺は真面目な顔になり、本題に入る。
「ところでどうしてこんな大怪我をしたんだろうか?ここはまだ地下5階層で、初心者でもよほどのことが無い限りは死ぬようなことは無いはずだが」
俺は斥候の冒険者を見据えた。
「索敵をしていたら、迷宮カマキリが4匹いるのを発見したんです」
と斥候は答えた。
「4匹か。それに襲われた訳か」
俺の言葉に首肯する。
「襲われたというか、戦ってやられましたよ。こいつ、俺達を呼ばずに一人で戦い始めちゃって」
リーダーはそう言った。
「迷宮カマキリが群れでいるなんて珍しいわね。迷宮蟻みたいに群れを作る習性がないのよ」
「なんか美味しい餌でもあったんじゃない?」
シルビアとプリオラの話では迷宮カマキリは単体で遭遇することが多いそうだ。
というか、それが殆ど。
稀にトレインなんかで大量になる事はあるようだが。
「何で仲間を呼ばなかったんだ?」
俺は斥候に質問を続けた。
「迷宮カマキリとは前にも自分だけで戦った事があって、勝てると思いました。仲間を呼ぶ時間がもったいなかったので」
「その時はやはり4匹だった?」
「いいえ。1匹でしたね」
「そういうことか」
状況を整理すると、斥候は迷宮カマキリを発見した。
以前迷宮カマキリを自分だけで戦ったことがあり、その経験から今回も勝てると判断した。
ただし、経験したのは1対1の戦いであって、今回のように4匹は初めて。
まあ、自分の力を過信したってことか。
ありがちだな。
工場だと異常時は作業を止めて、上長へ報告して、指示を仰ぐというのがルールだ。
所謂、「止める・呼ぶ・待つ」だな。
今回は迷宮カマキリが群れでいるという異常事態なので、リーダーに報告して、パーティーとしての行動を決めてから動くべきだった。
前世でも、作業者が機械の異常停止で、勝手にパラメーターを変更して再稼働させ、ロットアウトを作った経験が何度もある。
しかも、パラメーターの意味を理解していない作業者に限って、何故か数値を変更したがるのだ。
設定された数値には意味があり、それで動作しないのであれば、確認するべきは設備なのだが、そんなことはお構いなしに、兎に角動けばいいやと考えてしまう。
他にも、外観の傷があるのにも関わらず、報告せずに手直しして後工程に流してしまい、手直し不足の製品が客先へ流出したなんて事もあったな。
いつもと違う事があったら、まずは止まってくれ。
「見ればあなたはまだ冒険者としての経験が浅い。まだ若いんだし、これから経験を積んでいけばいい。初めて遭遇した事態には、仲間と相談して次の行動を決めようか」
と俺がアドバイスすると、冒険者たちは不思議そうな顔をした。
「変な事言ったかな?」
俺はシルビアとプリオラに意見を求めた。
「アルトは若いくせに、時々年寄めいた事を言うのよ。それが不思議なんでしょ」
とシルビアに言われた。
隣のプリオラも頷いている。
そりゃあ、前世と足したら齢50を超えていますからね。
※作者の独り言
何で止めずに自分で判断しちゃうのかなー?
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中に呆然と佇んでいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出したのだ。前世、日本伝統が子供の頃から大好きで、小中高大共に伝統に関わるクラブや学部に入り、卒業後はお世話になった大学教授の秘書となり、伝統のために毎日走り回っていたが、旅先の講演の合間、教授と2人で歩道を歩いていると、暴走車が突っ込んできたので、彼女は教授を助けるも、そのまま跳ね飛ばされてしまい、死を迎えてしまう。
享年は25歳。
周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっている。
25歳の精神だからこそ、これが何を意味しているのかに気づき、ショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる