352 / 439
第351話 校正してない!!
しおりを挟む
「絵から飛び出したユニコーンが、官邸の人々が処女かどうかを判定して困っているから何とかしてほしいと?」
「そうなんだよ」
俺とシルビアはギルド長に呼ばれて執務室に来ていた。
将軍の官邸には新しく赴任した事を記念して贈られた、ユニコーンの絵画があるそうなのだが、これが不思議な事に、夜な夜な絵画からユニコーンが抜け出すというのだ。
そして、ユニコーンといえばセクハラモンスターだ。
清らかな乙女としかふれあわない。
TRPGでも、こいつが出てくると途端に話題が下世話になる。
職場で例えるなら、見ただけで処女かどうかを判定できるスキルを持った中年男性の課長が、処女の女性社員としか会話をしない。
どう考えても大問題だろう。
コンプライアンス教育の敗北だな。
「それで、なんであたしたちなのよ」
シルビアは不満そうにギルド長に訊いた。
「将軍からの指名でね」
ギルド長は申し訳なさそうに言うと、頭を下げた。
これはきっと、俺たちが官邸に出向いて、「では将軍、この絵からユニコーンを出してください」って言って終わりになるやつだな。
多分、官邸にかかる橋には「このはし渡るべからず」って注意書きがあると思う。
そうですよね、新右衛門さん。
そんなわけで、新しい将軍になってから初めて官邸に入る。
時刻は午後8時。
夜な夜な絵画から抜け出すという話だからね。
今度の将軍も白髪でがっしりとした体格で、素手でグリズリーを屠りそうな外見だ。
とんち合戦の将軍様とはイメージが違うな。
「初めまして」
「よく来てかれたな」
挨拶をして握手をかわす。
大きな手でぎゅっと握られると少し痛い。
「失礼ですが、何故我々に依頼を?」
軍隊のトップなんだから、自分たちでなんとかすることも出来たんじゃないかな?
そんな疑問があったのでストレートに訊いてみた。
「男は受け付けないし、女はみんなユニコーンの判定を恐れて近寄らないんだ。出産したのはみんな退役してしまったしな」
「そうですか」
この世界においても、結婚前は処女童貞であることが当然とされている。
そんな倫理観なんて、西欧文明の入ってくる前の日本には無かったのに、文明開化以降いつの間にか定着してしまったな。
それでも、高度経済成長までは地方にまでは波及していなかったのに、民族の大移動と共に情報が伝播してライフスタイルが一気に変わってしまった。
せめて異世界くらいはと思ったが、ここでも駄目か。
だいたい、ヴァージンである事が清らかなのか?
子供を作るのは不浄とか、どう考えてもおかしいだろ。
快楽のためにっていうイメージが先行しすぎなんじゃよ。
おっと、社会学の時に感じた不条理をここでぶつけても仕方がないな。
そのうちまたどこかで、言い足りない分を吐き出すんだろうけど。
脱線を戻すと、男と非処女の女はユニコーンに近づけない。
未婚の女軍人は近寄りたくない。
じゃあ、処女じゃないじゃんっていうのは、言ってはいけない。
そんなわけで困ってしまい、ステラの問題最終処分場である、俺とシルビアへの指名となったわけだ。
絵画のある部屋に案内される。
壁にかけられた絵画には、立派な角を持ったユニコーンが描かれていた。
俺はここでおもむろに、捕縛用のロープを取り出して構えた。
「それでは将軍様、この絵画から虎……じゃなかった、ユニコーンを追い出してください」
俺はとんち小僧よろしく、将軍にユニコーンを絵画から出すようにお願いする。
絵画から動物が飛び出すなんて、ファンタジー小説でもあるましい、俺たちが将軍にからかわれている可能性の方が高い。
「追い出し方はわからんが、そろそろ出てくる時間だ」
将軍は自分の腕時計をチラッと見た。
「アルト、ユニコーンが動き出したわよ」
シルビアがユニコーンを指差す。
俺も先程から絵画を見ていたので、ユニコーンが動き出したのに気がついていた。
「本当に出てきた」
ユニコーンはみるみるうちに絵画から飛だしてきた。
「壁をすり抜けて外に行くからな」
将軍から新情報がもたらされる。
先に言ってほしかった。
しかし、ユニコーンはシルビアの方にゆっくりと近寄っていく。
「あれ?」
「あれって何よ。あたしは未婚よ」
俺のうっかりな一言に、シルビアから抗議が出た。
まあ、本人が認めているから、そうなんだろうな。
いや、まてまて。
ユニコーンの判定が常に正しいなんて事があるのか?
「ユニコーン、訊きたいことがある」
俺がユニコーンに話しかけると、奴は凄く面倒な顔をする。
「アルトの言うことに答えて」
シルビアに言われて、ユニコーンは頷いた。
なんだろう、単なる助平おやじにしか見えないんだけど。
「処女の判定ってなんでわかるんだ?」
「角で感じとるって言ってるわ。童貞の判定も出来るみたいね。やりたくはないって言ってるけど」
どうやら、ユニコーンはシルビアにだけ伝わるように話しているようだ。
シルビアが通訳してくれる。
「誤判定することはないのか?」
「無いって言ってるわ」
「角の校正は?校正証明書は?」
「校正がわからないみたいね」
そうか、角の校正はしていないのか。
だとしたら、今までの判定は本当に正しいと言えるのか?
監査の時に校正してないノギスが見つかって、大変なことになった経験のある俺から言わせてもらえば、そんなもので判定した結果など受け入れられない。
元々あったノギスが壊れてしまい、班長が個人的に持っていたノギスを使っていたのだが、どうして監査当日まで黙っていたのか理解に苦しむ。
俺を苦しめるための嫌がらせか?
ISO14001の審査当日に、ドラム缶の中でごみを燃やしていたのを見つかったくらいにやばかったぞ。
それもそれでどうかと思う事案だったな。
こんなのばっかり。
そんな経験から、校正されていない測定器には厳しいのだが、当然のことながらユニコーンの校正なんてやっているわけがないので、そんな測定器から得られた判定など認めるわけにはいかない。
多分全国の品管が頷いているはずだ。
それをユニコーンに言ってやる。
「つまり、今ここでシルビアが処女だと判定したことは、正しいとはいえないってことだな。そもそも、処女童貞の定義もわからんが。特に童貞はどこまでが童貞なんだ?手でやっても童貞だけど、口なら?動物なら?そんな細かい条件を校正してない角で判定出来ているとは思えない」
「駄目よアルト。それ以上言うと、またBANされちゃう」
そうだな。
エッチなのはいけないと思います。
色々とあって、削除した文章があってな。
倫理的に許される限界値の見極めが出来ないので、今まで極力そういった表現は避けてきたんだった。
高校時代の試験で「隣室からダンショウの声が漏れてくる」のダンショウを漢字で書くという問題が出題されたのだが、「男娼」って書いて不正解にされたときからなんの進歩もしちゃいなかったな。
なお、不正解の理由は高校生としてふさわしくないだった。
18歳になればAVも酒もたばこも解禁なのに、それはおかしいよね。
酒とたばこは違った?
気を取り直して、
「標準器を用意もしないで、校正も始業点検もしていない角で判定した結果を受け入れるほど、ここの品質管理はくさっちゃいない!」
ビシッと言ってやった。
「じゃあ、ギリギリ処女とギリギリ童貞の標準器を用意しろって言ってるわ」
「ギリギリ処女とギリギリ童貞の定義がわからないぞ」
そんなもの準備出来るわけもない。
残念ながらユニコーンの校正証明書とトレーサビリティは発行できないな。
「将軍、ユニコーンの判定には確からしさがありません。ここで働く女性たちには『誤判定の可能性が高い』と伝えてください」
「わかった」
これでユニコーンは処女と戯れても、それは単にユニコーンが処女だと思っているだけで、真実はわからないとなるわけだ。
一安心だな。
だが、不思議とその日を境にユニコーンが絵画から出てくる事は無くなった。
元の素晴らしい絵画となったわけだ。
絵画の鑑定なんて出来ないが、多分一級品。
「そうなんだよ」
俺とシルビアはギルド長に呼ばれて執務室に来ていた。
将軍の官邸には新しく赴任した事を記念して贈られた、ユニコーンの絵画があるそうなのだが、これが不思議な事に、夜な夜な絵画からユニコーンが抜け出すというのだ。
そして、ユニコーンといえばセクハラモンスターだ。
清らかな乙女としかふれあわない。
TRPGでも、こいつが出てくると途端に話題が下世話になる。
職場で例えるなら、見ただけで処女かどうかを判定できるスキルを持った中年男性の課長が、処女の女性社員としか会話をしない。
どう考えても大問題だろう。
コンプライアンス教育の敗北だな。
「それで、なんであたしたちなのよ」
シルビアは不満そうにギルド長に訊いた。
「将軍からの指名でね」
ギルド長は申し訳なさそうに言うと、頭を下げた。
これはきっと、俺たちが官邸に出向いて、「では将軍、この絵からユニコーンを出してください」って言って終わりになるやつだな。
多分、官邸にかかる橋には「このはし渡るべからず」って注意書きがあると思う。
そうですよね、新右衛門さん。
そんなわけで、新しい将軍になってから初めて官邸に入る。
時刻は午後8時。
夜な夜な絵画から抜け出すという話だからね。
今度の将軍も白髪でがっしりとした体格で、素手でグリズリーを屠りそうな外見だ。
とんち合戦の将軍様とはイメージが違うな。
「初めまして」
「よく来てかれたな」
挨拶をして握手をかわす。
大きな手でぎゅっと握られると少し痛い。
「失礼ですが、何故我々に依頼を?」
軍隊のトップなんだから、自分たちでなんとかすることも出来たんじゃないかな?
そんな疑問があったのでストレートに訊いてみた。
「男は受け付けないし、女はみんなユニコーンの判定を恐れて近寄らないんだ。出産したのはみんな退役してしまったしな」
「そうですか」
この世界においても、結婚前は処女童貞であることが当然とされている。
そんな倫理観なんて、西欧文明の入ってくる前の日本には無かったのに、文明開化以降いつの間にか定着してしまったな。
それでも、高度経済成長までは地方にまでは波及していなかったのに、民族の大移動と共に情報が伝播してライフスタイルが一気に変わってしまった。
せめて異世界くらいはと思ったが、ここでも駄目か。
だいたい、ヴァージンである事が清らかなのか?
子供を作るのは不浄とか、どう考えてもおかしいだろ。
快楽のためにっていうイメージが先行しすぎなんじゃよ。
おっと、社会学の時に感じた不条理をここでぶつけても仕方がないな。
そのうちまたどこかで、言い足りない分を吐き出すんだろうけど。
脱線を戻すと、男と非処女の女はユニコーンに近づけない。
未婚の女軍人は近寄りたくない。
じゃあ、処女じゃないじゃんっていうのは、言ってはいけない。
そんなわけで困ってしまい、ステラの問題最終処分場である、俺とシルビアへの指名となったわけだ。
絵画のある部屋に案内される。
壁にかけられた絵画には、立派な角を持ったユニコーンが描かれていた。
俺はここでおもむろに、捕縛用のロープを取り出して構えた。
「それでは将軍様、この絵画から虎……じゃなかった、ユニコーンを追い出してください」
俺はとんち小僧よろしく、将軍にユニコーンを絵画から出すようにお願いする。
絵画から動物が飛び出すなんて、ファンタジー小説でもあるましい、俺たちが将軍にからかわれている可能性の方が高い。
「追い出し方はわからんが、そろそろ出てくる時間だ」
将軍は自分の腕時計をチラッと見た。
「アルト、ユニコーンが動き出したわよ」
シルビアがユニコーンを指差す。
俺も先程から絵画を見ていたので、ユニコーンが動き出したのに気がついていた。
「本当に出てきた」
ユニコーンはみるみるうちに絵画から飛だしてきた。
「壁をすり抜けて外に行くからな」
将軍から新情報がもたらされる。
先に言ってほしかった。
しかし、ユニコーンはシルビアの方にゆっくりと近寄っていく。
「あれ?」
「あれって何よ。あたしは未婚よ」
俺のうっかりな一言に、シルビアから抗議が出た。
まあ、本人が認めているから、そうなんだろうな。
いや、まてまて。
ユニコーンの判定が常に正しいなんて事があるのか?
「ユニコーン、訊きたいことがある」
俺がユニコーンに話しかけると、奴は凄く面倒な顔をする。
「アルトの言うことに答えて」
シルビアに言われて、ユニコーンは頷いた。
なんだろう、単なる助平おやじにしか見えないんだけど。
「処女の判定ってなんでわかるんだ?」
「角で感じとるって言ってるわ。童貞の判定も出来るみたいね。やりたくはないって言ってるけど」
どうやら、ユニコーンはシルビアにだけ伝わるように話しているようだ。
シルビアが通訳してくれる。
「誤判定することはないのか?」
「無いって言ってるわ」
「角の校正は?校正証明書は?」
「校正がわからないみたいね」
そうか、角の校正はしていないのか。
だとしたら、今までの判定は本当に正しいと言えるのか?
監査の時に校正してないノギスが見つかって、大変なことになった経験のある俺から言わせてもらえば、そんなもので判定した結果など受け入れられない。
元々あったノギスが壊れてしまい、班長が個人的に持っていたノギスを使っていたのだが、どうして監査当日まで黙っていたのか理解に苦しむ。
俺を苦しめるための嫌がらせか?
ISO14001の審査当日に、ドラム缶の中でごみを燃やしていたのを見つかったくらいにやばかったぞ。
それもそれでどうかと思う事案だったな。
こんなのばっかり。
そんな経験から、校正されていない測定器には厳しいのだが、当然のことながらユニコーンの校正なんてやっているわけがないので、そんな測定器から得られた判定など認めるわけにはいかない。
多分全国の品管が頷いているはずだ。
それをユニコーンに言ってやる。
「つまり、今ここでシルビアが処女だと判定したことは、正しいとはいえないってことだな。そもそも、処女童貞の定義もわからんが。特に童貞はどこまでが童貞なんだ?手でやっても童貞だけど、口なら?動物なら?そんな細かい条件を校正してない角で判定出来ているとは思えない」
「駄目よアルト。それ以上言うと、またBANされちゃう」
そうだな。
エッチなのはいけないと思います。
色々とあって、削除した文章があってな。
倫理的に許される限界値の見極めが出来ないので、今まで極力そういった表現は避けてきたんだった。
高校時代の試験で「隣室からダンショウの声が漏れてくる」のダンショウを漢字で書くという問題が出題されたのだが、「男娼」って書いて不正解にされたときからなんの進歩もしちゃいなかったな。
なお、不正解の理由は高校生としてふさわしくないだった。
18歳になればAVも酒もたばこも解禁なのに、それはおかしいよね。
酒とたばこは違った?
気を取り直して、
「標準器を用意もしないで、校正も始業点検もしていない角で判定した結果を受け入れるほど、ここの品質管理はくさっちゃいない!」
ビシッと言ってやった。
「じゃあ、ギリギリ処女とギリギリ童貞の標準器を用意しろって言ってるわ」
「ギリギリ処女とギリギリ童貞の定義がわからないぞ」
そんなもの準備出来るわけもない。
残念ながらユニコーンの校正証明書とトレーサビリティは発行できないな。
「将軍、ユニコーンの判定には確からしさがありません。ここで働く女性たちには『誤判定の可能性が高い』と伝えてください」
「わかった」
これでユニコーンは処女と戯れても、それは単にユニコーンが処女だと思っているだけで、真実はわからないとなるわけだ。
一安心だな。
だが、不思議とその日を境にユニコーンが絵画から出てくる事は無くなった。
元の素晴らしい絵画となったわけだ。
絵画の鑑定なんて出来ないが、多分一級品。
0
あなたにおすすめの小説
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中に呆然と佇んでいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出したのだ。前世、日本伝統が子供の頃から大好きで、小中高大共に伝統に関わるクラブや学部に入り、卒業後はお世話になった大学教授の秘書となり、伝統のために毎日走り回っていたが、旅先の講演の合間、教授と2人で歩道を歩いていると、暴走車が突っ込んできたので、彼女は教授を助けるも、そのまま跳ね飛ばされてしまい、死を迎えてしまう。
享年は25歳。
周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっている。
25歳の精神だからこそ、これが何を意味しているのかに気づき、ショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】
きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
【毎週火木土更新】
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。
なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる