384 / 439
第383話 虎の威を借る狐
しおりを挟む
今日はパイザーが俺のところに相談に来た。
パイザーは冒険者ギルドの食堂で働く若い男の子だ。
「あの女狐が!」
いきなり品管の相談窓口カウンターをダンと叩いた。
その音に驚いた冒険者や職員がこちらを見る。
痴話喧嘩じゃないですよ。
期待を込めた視線にお断りを入れた。
「パイザー、相談があるなら乗るんだけど、何に対して怒っているのかわかりやすく教えてほしい。5W2Hとまでは言わないけどね」
どうにかこうにかパイザーを落ち着かせて、怒っている原因を説明させる。
「最近食堂に入った給仕の女の子でタモーラっていう娘がいるんだけど、ブレイドが優しくするから付け上がって、こっちの言うことなんて全く聞かないんだ!」
「ブレイドは依怙贔屓しているのかな?」
「そうだ。鼻の下伸ばしてデレデレしちゃって、みんな不満を持ってるよ」
これは前世で散々経験した、職場に男女関係を持ち込むってやつかな?
職場だけに限らず、サークルクラッシャーみたいな話もよく聞く。
誰と誰が付き合おうがかまわないが、職場は仕事をするところなので、私情を持ち込まないで欲しいと思うが中々そうはいかない。
特に、ブレイドのような責任者が自分の部署の女性と恋仲になって、その女性を贔屓するような場合は最悪だ。
まあ、他所の部署の偉い人が乗り込んできたなんてのもありましたけどね。
そんなもん撃退です、撃退。
職務権限を越えて圧力をかけるなら、こちらとしてもやり返す手段は沢山あるので。
さて、ブレイドはどんなことをしているのか確認だな。
もう少しパイザーに詳しい話をしてもらおう。
「実際にどんな感じなのかな?」
「タモーラは職場のルールを守らないんですよ。それで、料理を全然違うテーブルに運んじゃったりするのを繰り返して。注意しても治らなくてブレイドにも報告したんですけど、俺が指導しておくって言ったのに全くよくならないんですよ。頭にきてタモーラに大きな声で注意したら、『ブレイドに言われてますから』って鼻で笑われたんだ」
ミスをしてもそれをブレイドが庇うのか。
それはかなり良くないぞ。
ただ、パイザーだけの情報では断定するのは危険だが。
「ブレイドはそのことを知っているのかな?」
「知っているよ。なにせ『俺が指導するって言ったろう』って怒られたからね」
「重症だな」
これはお医者様でも草津の湯でも治らない奴だ。
そして品管のやるべき職務の範疇を超えている。
真の原因はわかっているが、そこに踏み込むことが出来ない。
というか、踏み込んだとしてもブレイドが言う事をきかないだろう。
前世でも見てきたが、社長の愛人が人事部長をしていた中小企業では、愛人に逆らった相手がみんな会社を去っていって、最後は会社が潰れてしまったのだが、その時だって社長に諫言した社員はいた。
ただ、社長が色に溺れて聞く耳を持たなかったのだ。
ブレイドにそこまでの権限はないが、立場上こちらの言う事をきかなくても処罰は出来ない。
品質管理部長でも、他人の下半身の品質管理は強制力がない。
いや、俺よりも偉い人がいたな。
ギルド長ならブレイドに対して指示できるし、言う事を聞かなければ解雇する事も可能だ。
「パイザー、ギルド長のところに行こうか」
「いや、そこまで話を大きくしたくないからアルトのところに来たんだけど」
パイザーもブレイドを排除したい訳ではないようだ。
目を覚ましてくれたらそれでいいので、話を大きくするつもりはないって事だな。
そうなると、これ以上治る見込みがないならギルド長に報告するぞって警告するくらいか。
俺の考えでは一撃で相手を仕留めないと対応策を考えられるので、警告するくらいならやってしまえというのがある。
因みに、前世では早朝に事務所の女性社員たちの机を漁っている奴がいて、一度見かけたのだが敢えてその時はどこにも報告せず、もう一度そいつが犯行に及んだところを動画で撮影して会社に提出してやった。
動画がなければ言い逃れされたろうし、言い訳を用意した上で犯行するようになったと思う。
動画を突き付けられた犯人の言い訳は
「事務所に来ると記憶がなくなる病気です」
だった。
医者の診断書を提出するように言われたが、勿論そんなもんが出せるわけではなく、見事に解雇となったわけである。
※この物語はフィクションです。
ブレイドだっていいおとななのだから、もう治らないと思うんだよね。
不倫する奴は何度でもやってたし。
治療方法は無いと思うんですよ。
相手の配偶者に訴えられても何度も繰り返してたから。
なので、中途半端な警告はより狡猾なやり方になってしまうと思う。
まあ、パイザーが事を荒立てたくないというなら仕方がないが。
「仕方ない。ブレイドに俺が注意するよ」
そう言ったらそれにも難色を示した。
「そういうのを無しで、それとなく何とか出来ないかな?」
「難しいことを言ってくれるねえ」
「そうなんだけど……」
言い淀むパイザー。
こんなもんバッサリいかないとダメだと思うんだ。
とはいえ、相談に乗るのもお仕事だ。
「わかった。なんとかしてみよう。でも、準備があるから直ぐにとはいかないよ」
「わかりました」
俺はその日家に帰るとオーリスに変装を教えてもらう。
やる事は簡単だ。
変装した俺がタモーラの失敗に難癖をつけて、ブレイドに責任者として責任をとってもらい目を覚まさせるというやり方だ。
それをオーリスに話したところ
「面白そうだから私もやる」
と言ってきた。
野次馬根性丸出しだな。
こっちは仕事なんですけど……
ただ、オーリスの力を借りないと変装できないから、ここはそれと引き換えにオーリスの参加も認めた。
翌日、俺たちは他所の街から来た冒険者として、冒険者ギルドに立ちよった設定で食堂に顔を出す。
そこで注文を取りに来たのは丁度良くタモーラだった。
確かに男好きする外観で、ブレイドが入れ込むのもわかる。
今回の作戦は単純で、オーリスと二人で多めに注文を出してミスを誘う。
今回はパイザーにも変装してやってくると伝えていないので、そこからばれる心配もない。
「オーク肉のソテー、鳥の唐揚げ、今日のサラダ、迷宮鮟鱇鍋、ニンニクチャーハンの玉ねぎ抜き、ステラ産ワイン10年物、川エビの唐揚げ、カルボナーラ、ミートスパゲッティを頼むよ」
「それとメキシコ産のワインもね」
ちょっといやらしい注文も混ぜて注文してみた。
料理が全部出てきたところで、ニンニクチャーハンに玉ねぎが入っているのが見つかった。
「なんだこれは、玉ねぎが入っているじゃねーか!」
と大声で叫ぶ。
打ち合わせをしたわけでもないのにブレイドが出てきた。
そこで注文は玉ねぎ抜きのはずだと責め立てる。
タモーラを呼んで確認すると、確かに玉ねぎ抜きで注文を受けたと言っている。
彼女は料理人に伝えたが、料理人がそれを忘れたのだと主張した。
今度は料理人が呼ばれてきた。
ウェイクだ。
ウェイクは玉ねぎ抜きとは聞いていないという。
そこでタモーラと言った言わないの話になるが、騒ぎを聞きつけた他の料理人たちもやってきて、タモーラからそんな指示が出ていなかったと主張した。
ブレイドも流石に庇いきれなくなって、タモーラのミスであると認めた。
なんか、俺達がブレイドを責める雰囲気じゃなくなってきたな。
結局俺はオーリスと食事だけして帰ることになった。
みんなに突き上げを食らっているブレイドを見るのがいたたまれなくなったのである。
その点、タモーラは全て他人事といった様子で、この神経の図太さはすごいなと感心した。
帰りがけにオーリスが、
「あの女、他に男がいますわね」
と教えてくれた。
本当なのかな?
「わかるの?」
「女の勘ですわ」
勘コツ度胸のKKDは品管としては認められないぞ。
なんらかの判断基準があるんだろうけど。
後日オーリスの勘が正しかったことが判明する。
タモーラは妊娠が発覚して退職することになったのだ。
勿論、ブレイドの子供というわけではなく、別の男との間に作った子供だ。
ブレイドはしばらく魂が抜けたような感じだったが、次第に元の真面目な働きぶりに戻った。
俺が自分の席でコーヒーを飲んでいると、昼の忙しい時間を乗りきったパイザーがやってきた。
「アルト、ありがとう。ブレイドはあれから元に戻ってくれたよ。これも、アルトがタモーラを妊娠させてくれたからだね。時間がかかるっていうのはこの事だったんだね」
「ブッ」
思わず飲んでいたコーヒーをパイザーの顔に噴霧した。
「きったねえ!アルト何するんだよ!!」
「ごめんごめん」
そんな対策してねえぞ。
口では謝りつつも、心のなかではそう言ってやった。
※作者の独り言
ツイッターでツイートしたけど、偉い人の愛人がやらかしたときの大変さといったらもうね。
そういうのをうまく処理出来るのが求められるのでしょうけど、自分には無理です。
パイザーは冒険者ギルドの食堂で働く若い男の子だ。
「あの女狐が!」
いきなり品管の相談窓口カウンターをダンと叩いた。
その音に驚いた冒険者や職員がこちらを見る。
痴話喧嘩じゃないですよ。
期待を込めた視線にお断りを入れた。
「パイザー、相談があるなら乗るんだけど、何に対して怒っているのかわかりやすく教えてほしい。5W2Hとまでは言わないけどね」
どうにかこうにかパイザーを落ち着かせて、怒っている原因を説明させる。
「最近食堂に入った給仕の女の子でタモーラっていう娘がいるんだけど、ブレイドが優しくするから付け上がって、こっちの言うことなんて全く聞かないんだ!」
「ブレイドは依怙贔屓しているのかな?」
「そうだ。鼻の下伸ばしてデレデレしちゃって、みんな不満を持ってるよ」
これは前世で散々経験した、職場に男女関係を持ち込むってやつかな?
職場だけに限らず、サークルクラッシャーみたいな話もよく聞く。
誰と誰が付き合おうがかまわないが、職場は仕事をするところなので、私情を持ち込まないで欲しいと思うが中々そうはいかない。
特に、ブレイドのような責任者が自分の部署の女性と恋仲になって、その女性を贔屓するような場合は最悪だ。
まあ、他所の部署の偉い人が乗り込んできたなんてのもありましたけどね。
そんなもん撃退です、撃退。
職務権限を越えて圧力をかけるなら、こちらとしてもやり返す手段は沢山あるので。
さて、ブレイドはどんなことをしているのか確認だな。
もう少しパイザーに詳しい話をしてもらおう。
「実際にどんな感じなのかな?」
「タモーラは職場のルールを守らないんですよ。それで、料理を全然違うテーブルに運んじゃったりするのを繰り返して。注意しても治らなくてブレイドにも報告したんですけど、俺が指導しておくって言ったのに全くよくならないんですよ。頭にきてタモーラに大きな声で注意したら、『ブレイドに言われてますから』って鼻で笑われたんだ」
ミスをしてもそれをブレイドが庇うのか。
それはかなり良くないぞ。
ただ、パイザーだけの情報では断定するのは危険だが。
「ブレイドはそのことを知っているのかな?」
「知っているよ。なにせ『俺が指導するって言ったろう』って怒られたからね」
「重症だな」
これはお医者様でも草津の湯でも治らない奴だ。
そして品管のやるべき職務の範疇を超えている。
真の原因はわかっているが、そこに踏み込むことが出来ない。
というか、踏み込んだとしてもブレイドが言う事をきかないだろう。
前世でも見てきたが、社長の愛人が人事部長をしていた中小企業では、愛人に逆らった相手がみんな会社を去っていって、最後は会社が潰れてしまったのだが、その時だって社長に諫言した社員はいた。
ただ、社長が色に溺れて聞く耳を持たなかったのだ。
ブレイドにそこまでの権限はないが、立場上こちらの言う事をきかなくても処罰は出来ない。
品質管理部長でも、他人の下半身の品質管理は強制力がない。
いや、俺よりも偉い人がいたな。
ギルド長ならブレイドに対して指示できるし、言う事を聞かなければ解雇する事も可能だ。
「パイザー、ギルド長のところに行こうか」
「いや、そこまで話を大きくしたくないからアルトのところに来たんだけど」
パイザーもブレイドを排除したい訳ではないようだ。
目を覚ましてくれたらそれでいいので、話を大きくするつもりはないって事だな。
そうなると、これ以上治る見込みがないならギルド長に報告するぞって警告するくらいか。
俺の考えでは一撃で相手を仕留めないと対応策を考えられるので、警告するくらいならやってしまえというのがある。
因みに、前世では早朝に事務所の女性社員たちの机を漁っている奴がいて、一度見かけたのだが敢えてその時はどこにも報告せず、もう一度そいつが犯行に及んだところを動画で撮影して会社に提出してやった。
動画がなければ言い逃れされたろうし、言い訳を用意した上で犯行するようになったと思う。
動画を突き付けられた犯人の言い訳は
「事務所に来ると記憶がなくなる病気です」
だった。
医者の診断書を提出するように言われたが、勿論そんなもんが出せるわけではなく、見事に解雇となったわけである。
※この物語はフィクションです。
ブレイドだっていいおとななのだから、もう治らないと思うんだよね。
不倫する奴は何度でもやってたし。
治療方法は無いと思うんですよ。
相手の配偶者に訴えられても何度も繰り返してたから。
なので、中途半端な警告はより狡猾なやり方になってしまうと思う。
まあ、パイザーが事を荒立てたくないというなら仕方がないが。
「仕方ない。ブレイドに俺が注意するよ」
そう言ったらそれにも難色を示した。
「そういうのを無しで、それとなく何とか出来ないかな?」
「難しいことを言ってくれるねえ」
「そうなんだけど……」
言い淀むパイザー。
こんなもんバッサリいかないとダメだと思うんだ。
とはいえ、相談に乗るのもお仕事だ。
「わかった。なんとかしてみよう。でも、準備があるから直ぐにとはいかないよ」
「わかりました」
俺はその日家に帰るとオーリスに変装を教えてもらう。
やる事は簡単だ。
変装した俺がタモーラの失敗に難癖をつけて、ブレイドに責任者として責任をとってもらい目を覚まさせるというやり方だ。
それをオーリスに話したところ
「面白そうだから私もやる」
と言ってきた。
野次馬根性丸出しだな。
こっちは仕事なんですけど……
ただ、オーリスの力を借りないと変装できないから、ここはそれと引き換えにオーリスの参加も認めた。
翌日、俺たちは他所の街から来た冒険者として、冒険者ギルドに立ちよった設定で食堂に顔を出す。
そこで注文を取りに来たのは丁度良くタモーラだった。
確かに男好きする外観で、ブレイドが入れ込むのもわかる。
今回の作戦は単純で、オーリスと二人で多めに注文を出してミスを誘う。
今回はパイザーにも変装してやってくると伝えていないので、そこからばれる心配もない。
「オーク肉のソテー、鳥の唐揚げ、今日のサラダ、迷宮鮟鱇鍋、ニンニクチャーハンの玉ねぎ抜き、ステラ産ワイン10年物、川エビの唐揚げ、カルボナーラ、ミートスパゲッティを頼むよ」
「それとメキシコ産のワインもね」
ちょっといやらしい注文も混ぜて注文してみた。
料理が全部出てきたところで、ニンニクチャーハンに玉ねぎが入っているのが見つかった。
「なんだこれは、玉ねぎが入っているじゃねーか!」
と大声で叫ぶ。
打ち合わせをしたわけでもないのにブレイドが出てきた。
そこで注文は玉ねぎ抜きのはずだと責め立てる。
タモーラを呼んで確認すると、確かに玉ねぎ抜きで注文を受けたと言っている。
彼女は料理人に伝えたが、料理人がそれを忘れたのだと主張した。
今度は料理人が呼ばれてきた。
ウェイクだ。
ウェイクは玉ねぎ抜きとは聞いていないという。
そこでタモーラと言った言わないの話になるが、騒ぎを聞きつけた他の料理人たちもやってきて、タモーラからそんな指示が出ていなかったと主張した。
ブレイドも流石に庇いきれなくなって、タモーラのミスであると認めた。
なんか、俺達がブレイドを責める雰囲気じゃなくなってきたな。
結局俺はオーリスと食事だけして帰ることになった。
みんなに突き上げを食らっているブレイドを見るのがいたたまれなくなったのである。
その点、タモーラは全て他人事といった様子で、この神経の図太さはすごいなと感心した。
帰りがけにオーリスが、
「あの女、他に男がいますわね」
と教えてくれた。
本当なのかな?
「わかるの?」
「女の勘ですわ」
勘コツ度胸のKKDは品管としては認められないぞ。
なんらかの判断基準があるんだろうけど。
後日オーリスの勘が正しかったことが判明する。
タモーラは妊娠が発覚して退職することになったのだ。
勿論、ブレイドの子供というわけではなく、別の男との間に作った子供だ。
ブレイドはしばらく魂が抜けたような感じだったが、次第に元の真面目な働きぶりに戻った。
俺が自分の席でコーヒーを飲んでいると、昼の忙しい時間を乗りきったパイザーがやってきた。
「アルト、ありがとう。ブレイドはあれから元に戻ってくれたよ。これも、アルトがタモーラを妊娠させてくれたからだね。時間がかかるっていうのはこの事だったんだね」
「ブッ」
思わず飲んでいたコーヒーをパイザーの顔に噴霧した。
「きったねえ!アルト何するんだよ!!」
「ごめんごめん」
そんな対策してねえぞ。
口では謝りつつも、心のなかではそう言ってやった。
※作者の独り言
ツイッターでツイートしたけど、偉い人の愛人がやらかしたときの大変さといったらもうね。
そういうのをうまく処理出来るのが求められるのでしょうけど、自分には無理です。
0
あなたにおすすめの小説
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中に呆然と佇んでいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出したのだ。前世、日本伝統が子供の頃から大好きで、小中高大共に伝統に関わるクラブや学部に入り、卒業後はお世話になった大学教授の秘書となり、伝統のために毎日走り回っていたが、旅先の講演の合間、教授と2人で歩道を歩いていると、暴走車が突っ込んできたので、彼女は教授を助けるも、そのまま跳ね飛ばされてしまい、死を迎えてしまう。
享年は25歳。
周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっている。
25歳の精神だからこそ、これが何を意味しているのかに気づき、ショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】
きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
【毎週火木土更新】
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。
なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる