415 / 439
第414話 ダイヤの刺青 3
しおりを挟む
床に転がるフォックスだったものを眺める。
「生き返らせるか……」
ため息交じりにそう言うと、シルビアが驚きの表情でこちらを見てくる。
「出来るの?」
「ああ。作業標準書は作ってある」
俺はそう言うとスキルを発動した。
「【ネクロマンシー】」
スキルが発動すると、フォックスがゴーストとなって現れた。
「これ生き返らせてないわよね」
シルビアが今度は呆れ顔になった。
「ん!?まちがったかな……」
俺は某天才拳士のセリフを吐いた。
まあ、それでもフォックスが情報を喋ってくれるには違いないのでよしとした。
ノギスで測定しても、ハイトゲージで測定しても数値が同じならそれでいいのだ。
という事にしておこう。
そういうことで、気を取り直してフォックスへの尋問を継続する。
「ダイヤの呪いとはなんだ?」
「我らスート・ダイヤはパーティーに加入すると、レグナムに刺青をされる。こいつは古代魔法帝国のアイテムを使って、パーティーに不利な情報を口にしようとすると死ぬ呪いをかけられるんだ」
ネクロマンシーによって俺の命令には逆らえなくなったフォックスは真実を語るしかない。
つまりこれは本当の事だ。
先程フォックスが死んだのもこの呪いのせいだろうな。
「しかし、サブリーダーで奴の右腕のお前までそんな呪いをかけられるのか」
「レグナムなら俺が死んでも『俺の右腕はここにある』と自分の腕を指さして見せるだろうぜ。あいつはそういう奴だ。自分以外の人間は手駒か餌くらいにしか思ってない」
フォックスは忌々しそうな表情を作った。
あんまりいい思い出は無いようだな。
「そうか。お前が死んだ理由はわかった。それで本題にはいるが、オプティはどうなった?護衛は本当に完了したのか?」
「護衛は失敗した。奴は今ステラ近くの森の中で監禁されている。レグナムが見張っているはずだ」
護衛が失敗だと?
ではあの依頼書の完了サインはなんだったのだろうか。
俺はそれをフォックスに質問した。
「俺達はいつも受注した時に依頼人に完了のサインをさせている。『なにがあっても護衛する』と脅してな。もし冒険者ギルドにチクったら家族含めて命は無いぞと言ってな。今回もそうやってサインをもらったんだが、途中で盗賊団に襲われて命は助かったんだが、その代わり荷物を全部奪われちまったんだ。で、このままだと依頼が失敗したのに完了のサインをもらっていたことがばれるから、オプティを殺すことにしたんだ。でも、その前に奴の財産を全部いただこうということになったんだ。奴の家の近所を夜中にうろついて、人がいない逃走経路を確認していたってわけよ。今夜家に盗みに入る予定だったんだぜ。夜になれば他の仲間もやってくるはずだ」
フォックスが今回の経緯を話してくれた。
それを聞いたシルビアが切れてフォックスに殴りかかった。
「チッ」
しかし、ゴーストで実体のないフォックス相手に、拳が宙をむなしく舞っただけにおわり、そのため舌打ちをしたのだ。
そして、火に油を注ぐようにフォックスがニヤリと笑う。
シルビアは悔し紛れにフォックスの死体を蹴った。
すると、痛覚は共有していないはずなのに、何故かフォックスは痛そうな顔をする。
まあ、それでシルビアが少し留飲を下げたので良かったのだが。
「こんな奴らがいるから冒険者がならず者だと思われるのよ!」
あれ、まだ怒りは収まっていなかったか。
「そうだね。これは改善しなければならない事案だな。こいつらだけとは思えないが、こちらとしてもどうやってそれを確認していいのかだよなあ」
顧客満足度調査でもしましょうかね。
絶対匿名で。
いや、そういう問題ではないか。
つまるところ、これは検査成績書の偽造と一緒だ。
合格ありきで検査成績書を作っているメーカーと何ら変わりがない。
前世の記憶で言えば納期が間に合わないから、製品が完成する前に予め合格しているデータを検査成績書に記入しておき、製品が完成したら軽トラックを使う個人の運送業者に伝票と一緒に手渡す時のやり方だな。
測定している時間もないし、そもそも夜中まで起きていて精密測定なんて出来る訳が無いから、試作担当者に予め手渡しておくのだ。
まあ、そんな状況で作った製品が良品な訳もなく、後日不良が発覚した際に検査成績書との差異を問いただされる事になったりするわけですが、どうにもなりはしませんね。
全数部品欠品だったのに、部品取り付け位置の寸法が記入されていた時は大変焦りました。
※あくまでも作品の主人公の話であり、この物語はフィクションです。
今回のオプティの依頼も盗賊団に襲われていなければ、何の問題も無かったはずだ。
しかし、そんなアクシデントが発生した。
そりゃあ、一回二回ならまだしも毎回こんなことをやっていれば、いつかは起こった事だろう。
検査成績書だって毎回測定もせずに数値を記入していれば、前世のようにいつかは不良品が客先で発覚して、未検査状態がばれることになる。
※この物語はフィクションです。
ただ、人は怠惰な生き物なので抑止力が無ければ安易な方に流れる。
あそこの会社のように組織ぐるみで品質偽装をしてしまうのも、それが安易に利益を生むことになっているからなのだ。
組織ぐるみでやるとか羨ましいが、ばれた時のダメージはでかいな。
社長の辞任だけで自浄作用がはたらくとは思えない。
犯罪として誰かが塀の中に行くか、法人が無くなるような事態にならないと無くならないと思いますよ。
むしろ、塀の中に行く事になるとなると、もっと悪質に隠すようになるのかな?
中々品質偽装で実刑食らった話を聞かないよね。
俺は万が一のことを考えて、故意ではなくて測定ミスだったとなるような偽装しかやらないが、仕事仲間ではそんなことお構いなしに偽装している奴がいた。
不良品の検査成績書で測定不能個所に数値が記入してあり、客先からも「どうやって測定したのか教えてください」って言われて青くなっていたのを見たからな。
※この物語はフィクションです。
「受付嬢が嘘を見抜くスキルを使えるようになればいいのよ」
「それはそうなんだけど、そんなスキルを持った受付嬢を揃えるなんて無理だよ」
シルビアの言っている事は、全部のラインに機械による検査を導入しろと言っているようなものだ。
理想はそうなのだが、実現するための予算が無い。
予算が無いのは工場の話か。
嘘を見抜くスキルが使える受付嬢なんて、全ての冒険者ギルドで揃えられる訳がない。
そんなスキルは一般的じゃないからね。
嘘を見抜くのに使う工数を考えたら、現状を変えようとしても無理だろう。
あのメーカーの製品の品質偽装も、長年車両メーカーは見つけられなかったのはそういうことだぞ。
人は嘘を付く生き物だけど、納入される製品は嘘偽りなく良品だという前提で動いているからな。
ただ、それを疑ったら検査工数が跳ね上がるので、ユーザーは今の価格じゃ買えなくなるのだけれど。
冒険者ギルドでも冒険者の不正調査にもっとリソースを割くのであれば、依頼料が値上がりするか、冒険者の取り分が減るかの二択だ。
冒険者ギルドの利益を減らさないという前提だけどね。
「そうよ、ダイヤの呪いがあるなら、冒険者になる時に不正をしたら死ぬような呪いだってかけられるでしょ。全員にその呪いをかければいいのよ」
シルビアがかなり非人道的なことを考えついた。
ギアスやコントラクトといった、苦痛を伴うような魔法もあるけど、命に関わるような危険と向き合ったときに、どうしても自分の命を優先することもあるだろうから、それは難しいんじゃないかな。
例えば依頼主が人質に取られたときに、武装解除に応じて全員殺されるよりも、依頼主を見捨ててもその事態を冒険者ギルドに知らせてくれる冒険者ギルドもいるだろう。
だが、ギアスで依頼主の保護を強制した場合、誰か一人でもその場を離れて知らせるという事は出来なくなる。
不正という括りでは難しいだろうな。
やるとしたら、報告では嘘を付くなという条件ならいいのかな?
ただし、冒険者にギアスをかける職員が必要になるけど。
冒険者全員にとなると、職員が魔力切れを起こすだろうな。
「まったく厄介な事をしてくれる」
俺は腹立ち紛れにフォックスを殴った。
殴られたフォックスは悲鳴を上げる。
「たわばっ!」
「ちょっと、なんでアルトの攻撃は当たるのよ」
シルビアに訊かれたので、
「手に聖属性を付与したんだよ」
と答えた。
「それ、あたしにも!」
「はいよ」
俺はシルビアの手にも聖属性を付与した。
シルビアは付与魔法がかかったのを確認すると、フォックスを思いっきり殴りつけた。
「ぐぇっ」
という悲鳴を残してフォックスは消え去った。
「成仏したか。いや、この場合は昇天かな?」
俺は天井を見上げるが、フォックスが再び現れる気配はない。
「さっさとオプティを助けにいくわよ」
シルビアにそう言われて気づく。
「森の中っていっても広いよね。フォックスに聞いてないよ」
「言われてみればそうね」
ということで、もう一度フォックスの霊を呼び出して、オプティを監禁している詳しい場所を聞き出した。
でもって、またシルビアによってフォックスは昇天させられたのであった。
「生き返らせるか……」
ため息交じりにそう言うと、シルビアが驚きの表情でこちらを見てくる。
「出来るの?」
「ああ。作業標準書は作ってある」
俺はそう言うとスキルを発動した。
「【ネクロマンシー】」
スキルが発動すると、フォックスがゴーストとなって現れた。
「これ生き返らせてないわよね」
シルビアが今度は呆れ顔になった。
「ん!?まちがったかな……」
俺は某天才拳士のセリフを吐いた。
まあ、それでもフォックスが情報を喋ってくれるには違いないのでよしとした。
ノギスで測定しても、ハイトゲージで測定しても数値が同じならそれでいいのだ。
という事にしておこう。
そういうことで、気を取り直してフォックスへの尋問を継続する。
「ダイヤの呪いとはなんだ?」
「我らスート・ダイヤはパーティーに加入すると、レグナムに刺青をされる。こいつは古代魔法帝国のアイテムを使って、パーティーに不利な情報を口にしようとすると死ぬ呪いをかけられるんだ」
ネクロマンシーによって俺の命令には逆らえなくなったフォックスは真実を語るしかない。
つまりこれは本当の事だ。
先程フォックスが死んだのもこの呪いのせいだろうな。
「しかし、サブリーダーで奴の右腕のお前までそんな呪いをかけられるのか」
「レグナムなら俺が死んでも『俺の右腕はここにある』と自分の腕を指さして見せるだろうぜ。あいつはそういう奴だ。自分以外の人間は手駒か餌くらいにしか思ってない」
フォックスは忌々しそうな表情を作った。
あんまりいい思い出は無いようだな。
「そうか。お前が死んだ理由はわかった。それで本題にはいるが、オプティはどうなった?護衛は本当に完了したのか?」
「護衛は失敗した。奴は今ステラ近くの森の中で監禁されている。レグナムが見張っているはずだ」
護衛が失敗だと?
ではあの依頼書の完了サインはなんだったのだろうか。
俺はそれをフォックスに質問した。
「俺達はいつも受注した時に依頼人に完了のサインをさせている。『なにがあっても護衛する』と脅してな。もし冒険者ギルドにチクったら家族含めて命は無いぞと言ってな。今回もそうやってサインをもらったんだが、途中で盗賊団に襲われて命は助かったんだが、その代わり荷物を全部奪われちまったんだ。で、このままだと依頼が失敗したのに完了のサインをもらっていたことがばれるから、オプティを殺すことにしたんだ。でも、その前に奴の財産を全部いただこうということになったんだ。奴の家の近所を夜中にうろついて、人がいない逃走経路を確認していたってわけよ。今夜家に盗みに入る予定だったんだぜ。夜になれば他の仲間もやってくるはずだ」
フォックスが今回の経緯を話してくれた。
それを聞いたシルビアが切れてフォックスに殴りかかった。
「チッ」
しかし、ゴーストで実体のないフォックス相手に、拳が宙をむなしく舞っただけにおわり、そのため舌打ちをしたのだ。
そして、火に油を注ぐようにフォックスがニヤリと笑う。
シルビアは悔し紛れにフォックスの死体を蹴った。
すると、痛覚は共有していないはずなのに、何故かフォックスは痛そうな顔をする。
まあ、それでシルビアが少し留飲を下げたので良かったのだが。
「こんな奴らがいるから冒険者がならず者だと思われるのよ!」
あれ、まだ怒りは収まっていなかったか。
「そうだね。これは改善しなければならない事案だな。こいつらだけとは思えないが、こちらとしてもどうやってそれを確認していいのかだよなあ」
顧客満足度調査でもしましょうかね。
絶対匿名で。
いや、そういう問題ではないか。
つまるところ、これは検査成績書の偽造と一緒だ。
合格ありきで検査成績書を作っているメーカーと何ら変わりがない。
前世の記憶で言えば納期が間に合わないから、製品が完成する前に予め合格しているデータを検査成績書に記入しておき、製品が完成したら軽トラックを使う個人の運送業者に伝票と一緒に手渡す時のやり方だな。
測定している時間もないし、そもそも夜中まで起きていて精密測定なんて出来る訳が無いから、試作担当者に予め手渡しておくのだ。
まあ、そんな状況で作った製品が良品な訳もなく、後日不良が発覚した際に検査成績書との差異を問いただされる事になったりするわけですが、どうにもなりはしませんね。
全数部品欠品だったのに、部品取り付け位置の寸法が記入されていた時は大変焦りました。
※あくまでも作品の主人公の話であり、この物語はフィクションです。
今回のオプティの依頼も盗賊団に襲われていなければ、何の問題も無かったはずだ。
しかし、そんなアクシデントが発生した。
そりゃあ、一回二回ならまだしも毎回こんなことをやっていれば、いつかは起こった事だろう。
検査成績書だって毎回測定もせずに数値を記入していれば、前世のようにいつかは不良品が客先で発覚して、未検査状態がばれることになる。
※この物語はフィクションです。
ただ、人は怠惰な生き物なので抑止力が無ければ安易な方に流れる。
あそこの会社のように組織ぐるみで品質偽装をしてしまうのも、それが安易に利益を生むことになっているからなのだ。
組織ぐるみでやるとか羨ましいが、ばれた時のダメージはでかいな。
社長の辞任だけで自浄作用がはたらくとは思えない。
犯罪として誰かが塀の中に行くか、法人が無くなるような事態にならないと無くならないと思いますよ。
むしろ、塀の中に行く事になるとなると、もっと悪質に隠すようになるのかな?
中々品質偽装で実刑食らった話を聞かないよね。
俺は万が一のことを考えて、故意ではなくて測定ミスだったとなるような偽装しかやらないが、仕事仲間ではそんなことお構いなしに偽装している奴がいた。
不良品の検査成績書で測定不能個所に数値が記入してあり、客先からも「どうやって測定したのか教えてください」って言われて青くなっていたのを見たからな。
※この物語はフィクションです。
「受付嬢が嘘を見抜くスキルを使えるようになればいいのよ」
「それはそうなんだけど、そんなスキルを持った受付嬢を揃えるなんて無理だよ」
シルビアの言っている事は、全部のラインに機械による検査を導入しろと言っているようなものだ。
理想はそうなのだが、実現するための予算が無い。
予算が無いのは工場の話か。
嘘を見抜くスキルが使える受付嬢なんて、全ての冒険者ギルドで揃えられる訳がない。
そんなスキルは一般的じゃないからね。
嘘を見抜くのに使う工数を考えたら、現状を変えようとしても無理だろう。
あのメーカーの製品の品質偽装も、長年車両メーカーは見つけられなかったのはそういうことだぞ。
人は嘘を付く生き物だけど、納入される製品は嘘偽りなく良品だという前提で動いているからな。
ただ、それを疑ったら検査工数が跳ね上がるので、ユーザーは今の価格じゃ買えなくなるのだけれど。
冒険者ギルドでも冒険者の不正調査にもっとリソースを割くのであれば、依頼料が値上がりするか、冒険者の取り分が減るかの二択だ。
冒険者ギルドの利益を減らさないという前提だけどね。
「そうよ、ダイヤの呪いがあるなら、冒険者になる時に不正をしたら死ぬような呪いだってかけられるでしょ。全員にその呪いをかければいいのよ」
シルビアがかなり非人道的なことを考えついた。
ギアスやコントラクトといった、苦痛を伴うような魔法もあるけど、命に関わるような危険と向き合ったときに、どうしても自分の命を優先することもあるだろうから、それは難しいんじゃないかな。
例えば依頼主が人質に取られたときに、武装解除に応じて全員殺されるよりも、依頼主を見捨ててもその事態を冒険者ギルドに知らせてくれる冒険者ギルドもいるだろう。
だが、ギアスで依頼主の保護を強制した場合、誰か一人でもその場を離れて知らせるという事は出来なくなる。
不正という括りでは難しいだろうな。
やるとしたら、報告では嘘を付くなという条件ならいいのかな?
ただし、冒険者にギアスをかける職員が必要になるけど。
冒険者全員にとなると、職員が魔力切れを起こすだろうな。
「まったく厄介な事をしてくれる」
俺は腹立ち紛れにフォックスを殴った。
殴られたフォックスは悲鳴を上げる。
「たわばっ!」
「ちょっと、なんでアルトの攻撃は当たるのよ」
シルビアに訊かれたので、
「手に聖属性を付与したんだよ」
と答えた。
「それ、あたしにも!」
「はいよ」
俺はシルビアの手にも聖属性を付与した。
シルビアは付与魔法がかかったのを確認すると、フォックスを思いっきり殴りつけた。
「ぐぇっ」
という悲鳴を残してフォックスは消え去った。
「成仏したか。いや、この場合は昇天かな?」
俺は天井を見上げるが、フォックスが再び現れる気配はない。
「さっさとオプティを助けにいくわよ」
シルビアにそう言われて気づく。
「森の中っていっても広いよね。フォックスに聞いてないよ」
「言われてみればそうね」
ということで、もう一度フォックスの霊を呼び出して、オプティを監禁している詳しい場所を聞き出した。
でもって、またシルビアによってフォックスは昇天させられたのであった。
0
あなたにおすすめの小説
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中に呆然と佇んでいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出したのだ。前世、日本伝統が子供の頃から大好きで、小中高大共に伝統に関わるクラブや学部に入り、卒業後はお世話になった大学教授の秘書となり、伝統のために毎日走り回っていたが、旅先の講演の合間、教授と2人で歩道を歩いていると、暴走車が突っ込んできたので、彼女は教授を助けるも、そのまま跳ね飛ばされてしまい、死を迎えてしまう。
享年は25歳。
周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっている。
25歳の精神だからこそ、これが何を意味しているのかに気づき、ショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】
きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
【毎週火木土更新】
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。
なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる