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第418話 久しぶり
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世間の皆様もニュースになったのでご存知かとは思いますが、色々とあって長期で車の生産が止まっている会社があるので、今年のゴールデンウィークはとても長いです。
どこに出かけようかという計画、通称「GW計画」に頭を悩ませていますが、GR計画を思い出して脱線してしまったりしますね。
孔明さんの次の作戦が見たいです。
いや、そうではなくて、例年長期休暇後には久しぶりの生産となるので、作業者の作業がルール通りなのかを確認してくださいなどというチェックシートが存在するのですが、まあ殆どのライン管理者はOKって書くだけですね。
勿論確認なんかしてません。
今年は人員不足の影響で、管理者がライン作業をしていたりと地獄の様相を呈していたりするのですが、勿論お客様には内緒です。
久しぶりの生産なのは、お前らが内示通りに注文を出さないからだぞ、オラっ!
それでは本編いってみましょう。
今はシルビアと一緒に迷宮内のパトロールをしている。
これは冒険者の異常作業の監視が目的だ。
自分達のレベル以上の階層に挑んでいないか、トレインを発生させていないかなどを監視して、時にはその場で指導をしている。
鉄拳制裁を指導と呼べるのはありがたい。
やはり人類は拳で語る生き物なのだから。
ま、今日はそんな熱血指導はしなくて済んでいるけど。
「手持ち無沙汰ね。折角の熱血指導したい気持ちがオイルレベルゲージの上限を突破してしまいそうよ」
シルビアが右手をぐっと握りしめる。
気持ちはオイルレベルゲージで測定出来るのだと初めて知った。
上限を突破した場合はどうするのだろうか?
「ほら、当て事と越中ふんどしは向こうから外れるって言うじゃない」
「越中ふんどしが何かは知らないけど、今アルトを猛烈に殴りたいわ」
「オーリスが妬くから勘弁してよ」
勿論嘘だ。
そんなやきもちはない。
「嫉妬に狂うオーリスを見たいから、今からアルトを殴るわ」
とシルビアがこちらに殴りかかろうとしたとき、シルビアよりも強い殺意が飛んできた。
「おわっ」
首をひねって飛来するナイフを躱した。
いままで俺の顔があったところをナイフが通過する。
その刃は真っ黒であり、毒が塗ってあるのがわかった。
「逃がすか!」
ナイフの飛んできた方にシルビアが脱兎のごとく、いやネコ科の猛獣の如き勢いで走り出した。
そして逃げようとしていた相手の背中に蹴りを一撃。
「ぐえっ」
蹴られた相手は地面につっぷした。
「殺した?」
「手加減はしたわよ。背骨が粉々になるくらいでね」
自信満々に言うシルビアには、手加減の意味を教えてやる必要があるな。
まあ、手加減などという曖昧な表現が良くないのか。
相手を手加減して蹴る場合の運動エネルギーを数値で表現するべきだな、品管としては。
俺は倒れている襲撃者に近寄った。
「ミンチよりひでえ、って程でもないか」
息はある。
「嘘だと言ってよルーミー」
シルビアがボケる。
「ちょっと違う」
「あそこが燃えて生産停止になったお陰で色々あったのよ」
「あ、はい」
倒れている襲撃者は中年の男だ。
ナイフの投擲をみるとそれなりの技術をもってはいるが、殺気を出したのは失敗だったな。
ダメージを少し回復させて会話が出来るようにする。
勿論結束バンドで拘束はさせてもらうが。
後ろ手にして親指同士を結べば簡単だ。
言うこと聞かない作業者もこれで折檻……、したりはしないよ!
「うっ」
「意識が戻ったか。何で俺を襲った?」
俺は男に訊ねた。
「クッ、殺せ」
「いや、男に言われても困る」
「エロい展開ではなく、俺が襲撃に失敗した挙げ句、生き残ったとなったら娘の命が危ない」
「何だそれは?」
事情が変わった。
測定室作成スキルで外から見えない部屋を作り出し、そこで改めて尋問する。
ここは異世界のグアンタナモ!
安全なんとか委員会に怒られそうなのでこの辺で止めておきます。
俺は男に再び尋問を開始した。
「さて、どうして俺を狙った?」
「娘を誘拐されて、解放する条件としてあんたの暗殺を引き受けたんだ」
「娘が人質か。事情はわかるが、随分と手慣れていたな」
「昔とった杵柄だよ。ただ、子供ができてからは足を洗って真っ当に生きてきた」
「それでか」
「何がだ?」
男は俺が納得したことが不思議なようだった。
「ナイフを投擲するとき殺意を剥き出しにしたろう。手慣れている感じはしなかったが、それでもナイフの軌道は俺の眉間にまっすぐに向かってきた。その技術のアンバランスさが不思議だったのさ。久し振りの仕事なら納得だよ」
「腕がなまったか」
「ま、そういうことだ」
どんなになれた作業者でも久しぶりの生産ならば、今までと同じように作業が出来るのかを確認しなければならない。
過去の流出不良から出た答えである。
どうしても勘やこつに頼った部分があり、そういうところが不良に繋がる。
長期連休などを経て生産を再開する場合には要注意なのだ。
たとえそれが何人もの命を奪ってきた暗殺者だとしてもな。
訊問がひと段落すると、シルビアが呼びかけてくる。
「アルト」
「何でしょうか?」
「以前マトリックスが登場した回でも同じようなシチュエーションだったわよね」
「あ、はい」
そりゃあたまには被る事もあるじゃない。
今回の黒幕はバネットかな?
さて、シルビアのツッコミは於いておこう。
俺は男に向き直る。
「お前のミスは久しぶり作業において、過去と同じ事が出来るのかの確認を怠った事だ」
「次があればそうするよ。しかしそれは無理そうだ。そうだ、冒険者ギルドに依頼を出したい。娘を救い出してくれ。報酬は俺の命でどうだ?」
「貰っても困るような報酬は勘弁だな。しかし、俺の命を狙った奴は地の果てまでも追い詰めて、再発防止対策書を書かせなければならない。娘さんの救出はそのついでだな」
そして俺は男を測定室に残して、シルビアと一緒に子供の救出へと向かうのであった。
※作者の独り言
自動車メーカー休み長すぎ問題。
前らのゴールデンウィークどんだけやねん!
というか、一部車種は夏休みまで繋がってしまいそうで、大学時代のモラトリアムを謳歌するワイ状態やんけ。
生産再開されると久しぶり作業の観察がいっぺんにくるので、ライン管理者がパンクする。
そして、適当なことをされて不良が流出するというのが予測できる。
占い師よりも当たると思います。
久しぶり作業にならないように2週間に一度だけ、ごく少数のみ生産するというルールの隙間をつくような事をしたりもしていますが、流石に生産再開未定の車種はなあ。
どことは言いませんけど!
どこに出かけようかという計画、通称「GW計画」に頭を悩ませていますが、GR計画を思い出して脱線してしまったりしますね。
孔明さんの次の作戦が見たいです。
いや、そうではなくて、例年長期休暇後には久しぶりの生産となるので、作業者の作業がルール通りなのかを確認してくださいなどというチェックシートが存在するのですが、まあ殆どのライン管理者はOKって書くだけですね。
勿論確認なんかしてません。
今年は人員不足の影響で、管理者がライン作業をしていたりと地獄の様相を呈していたりするのですが、勿論お客様には内緒です。
久しぶりの生産なのは、お前らが内示通りに注文を出さないからだぞ、オラっ!
それでは本編いってみましょう。
今はシルビアと一緒に迷宮内のパトロールをしている。
これは冒険者の異常作業の監視が目的だ。
自分達のレベル以上の階層に挑んでいないか、トレインを発生させていないかなどを監視して、時にはその場で指導をしている。
鉄拳制裁を指導と呼べるのはありがたい。
やはり人類は拳で語る生き物なのだから。
ま、今日はそんな熱血指導はしなくて済んでいるけど。
「手持ち無沙汰ね。折角の熱血指導したい気持ちがオイルレベルゲージの上限を突破してしまいそうよ」
シルビアが右手をぐっと握りしめる。
気持ちはオイルレベルゲージで測定出来るのだと初めて知った。
上限を突破した場合はどうするのだろうか?
「ほら、当て事と越中ふんどしは向こうから外れるって言うじゃない」
「越中ふんどしが何かは知らないけど、今アルトを猛烈に殴りたいわ」
「オーリスが妬くから勘弁してよ」
勿論嘘だ。
そんなやきもちはない。
「嫉妬に狂うオーリスを見たいから、今からアルトを殴るわ」
とシルビアがこちらに殴りかかろうとしたとき、シルビアよりも強い殺意が飛んできた。
「おわっ」
首をひねって飛来するナイフを躱した。
いままで俺の顔があったところをナイフが通過する。
その刃は真っ黒であり、毒が塗ってあるのがわかった。
「逃がすか!」
ナイフの飛んできた方にシルビアが脱兎のごとく、いやネコ科の猛獣の如き勢いで走り出した。
そして逃げようとしていた相手の背中に蹴りを一撃。
「ぐえっ」
蹴られた相手は地面につっぷした。
「殺した?」
「手加減はしたわよ。背骨が粉々になるくらいでね」
自信満々に言うシルビアには、手加減の意味を教えてやる必要があるな。
まあ、手加減などという曖昧な表現が良くないのか。
相手を手加減して蹴る場合の運動エネルギーを数値で表現するべきだな、品管としては。
俺は倒れている襲撃者に近寄った。
「ミンチよりひでえ、って程でもないか」
息はある。
「嘘だと言ってよルーミー」
シルビアがボケる。
「ちょっと違う」
「あそこが燃えて生産停止になったお陰で色々あったのよ」
「あ、はい」
倒れている襲撃者は中年の男だ。
ナイフの投擲をみるとそれなりの技術をもってはいるが、殺気を出したのは失敗だったな。
ダメージを少し回復させて会話が出来るようにする。
勿論結束バンドで拘束はさせてもらうが。
後ろ手にして親指同士を結べば簡単だ。
言うこと聞かない作業者もこれで折檻……、したりはしないよ!
「うっ」
「意識が戻ったか。何で俺を襲った?」
俺は男に訊ねた。
「クッ、殺せ」
「いや、男に言われても困る」
「エロい展開ではなく、俺が襲撃に失敗した挙げ句、生き残ったとなったら娘の命が危ない」
「何だそれは?」
事情が変わった。
測定室作成スキルで外から見えない部屋を作り出し、そこで改めて尋問する。
ここは異世界のグアンタナモ!
安全なんとか委員会に怒られそうなのでこの辺で止めておきます。
俺は男に再び尋問を開始した。
「さて、どうして俺を狙った?」
「娘を誘拐されて、解放する条件としてあんたの暗殺を引き受けたんだ」
「娘が人質か。事情はわかるが、随分と手慣れていたな」
「昔とった杵柄だよ。ただ、子供ができてからは足を洗って真っ当に生きてきた」
「それでか」
「何がだ?」
男は俺が納得したことが不思議なようだった。
「ナイフを投擲するとき殺意を剥き出しにしたろう。手慣れている感じはしなかったが、それでもナイフの軌道は俺の眉間にまっすぐに向かってきた。その技術のアンバランスさが不思議だったのさ。久し振りの仕事なら納得だよ」
「腕がなまったか」
「ま、そういうことだ」
どんなになれた作業者でも久しぶりの生産ならば、今までと同じように作業が出来るのかを確認しなければならない。
過去の流出不良から出た答えである。
どうしても勘やこつに頼った部分があり、そういうところが不良に繋がる。
長期連休などを経て生産を再開する場合には要注意なのだ。
たとえそれが何人もの命を奪ってきた暗殺者だとしてもな。
訊問がひと段落すると、シルビアが呼びかけてくる。
「アルト」
「何でしょうか?」
「以前マトリックスが登場した回でも同じようなシチュエーションだったわよね」
「あ、はい」
そりゃあたまには被る事もあるじゃない。
今回の黒幕はバネットかな?
さて、シルビアのツッコミは於いておこう。
俺は男に向き直る。
「お前のミスは久しぶり作業において、過去と同じ事が出来るのかの確認を怠った事だ」
「次があればそうするよ。しかしそれは無理そうだ。そうだ、冒険者ギルドに依頼を出したい。娘を救い出してくれ。報酬は俺の命でどうだ?」
「貰っても困るような報酬は勘弁だな。しかし、俺の命を狙った奴は地の果てまでも追い詰めて、再発防止対策書を書かせなければならない。娘さんの救出はそのついでだな」
そして俺は男を測定室に残して、シルビアと一緒に子供の救出へと向かうのであった。
※作者の独り言
自動車メーカー休み長すぎ問題。
前らのゴールデンウィークどんだけやねん!
というか、一部車種は夏休みまで繋がってしまいそうで、大学時代のモラトリアムを謳歌するワイ状態やんけ。
生産再開されると久しぶり作業の観察がいっぺんにくるので、ライン管理者がパンクする。
そして、適当なことをされて不良が流出するというのが予測できる。
占い師よりも当たると思います。
久しぶり作業にならないように2週間に一度だけ、ごく少数のみ生産するというルールの隙間をつくような事をしたりもしていますが、流石に生産再開未定の車種はなあ。
どことは言いませんけど!
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