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28話 コンタミ
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お昼はサラリーマンの楽しみだ。
今はサラリーマンではないが、やはりお昼に何を食べようか考えるのは楽しい。
転生してからは、午前中に不良が出てお昼も食べられないなんて事がないので、ゆっくりとお昼を考えながら過ごしている。
いよいよそんな昼の時間だ。
「アルト、一緒にご飯食べない?」
そろそろ食堂に行こうかと思っていたら、スターレットがやって来た。
この時間にいるということは、今日は仕事をしていないのかな?
「そうだね。今日は暇なの?」
そう聞くと、彼女はそれを否定した。
「違うわよ。商人の護衛をしていて、さっき帰ってきたのよ。本当は昨日到着する予定だったの。でも、途中でモンスターとの戦闘になって、それが長引いちゃったのよね」
「そういうことか。疲れてないの?」
「疲れているわよ。食べたら帰って寝る予定」
仕事終わりのスターレットと一緒に冒険者ギルドの食堂に行く事になった。
昼はそれ程混んではいない。
冒険者たちは、今頃外で仕事をしているからだ。
空いている席に座り、さて注文をしようかという時に、ここの責任者のブレイドがやって来た。
「アルト、丁度よかった」
「え、ブレイドが注文をとりにきてくれたの?」
「ちげえよ。相談があるんだよ」
「これから食事をしようと思っていたんだけど……」
チラリとスターレットの方を見た。
疲れている彼女は早く帰りたいのではないだろうかと思ったからだ。
彼女が俺の視線に気づく。
「いいよ。アルトの仕事でしょ」
そういってくれたので、ブレイドの方に向き直った。
「相談内容を聞きましょう」
「実はな、最近料理に髪の毛が入っているってクレームが増えているんだよ」
「髪の毛か。それなら色を見れば誰のものかわかりそうなもんだよね」
ここは日本とは違って、髪の毛の色が様々だ。
色と長さを見れば、誰の髪の毛なのかわかりそうなもんだよな。
「それがどうもメガーヌの髪の毛っぽいんだよな。黒髪で同じくらいの長さだから」
「そこまでわかっているなら、俺に相談するまでもないんじゃないですか?」
「それがなあ……」
ブレイドの話では、メガーヌが調理していない料理から髪の毛が出ているのだとか。
最初はメガーヌを疑ったのだが、どうもそうではなかったのだ。
誰かの嫌がらせの線もあるのだが、簡単には犯人が見つからず、俺に相談をしに来たというわけだ。
「クレームが増えているってことは多発性があるってことだよなあ……」
「多発性?」
スターレットは多発性という言葉の意味を分からないようだ。
「偶然髪の毛が落ちただけならその時だけの不具合だけど、それが続くなら別の原因があるんだよね。同じ不具合が何度も発生することを多発性があるって言うんだ」
「ふーん、じゃあ見ていれば同じことが起きるの?」
「そうだね。だから厨房を確認したいのだけど、いたずらなら警戒されちゃうから、別の理由で厨房を確認しているってことにしないとね」
不良が出たときに、その発生原因がわからないことがしばしばある。
そのためラインの監視を行うのだが、いたずらや異常作業をわかったうえで行っている作業者は、監視を行うといつもとは違い標準作業をしてしまうのだ。
それをさせないためにも、作業者には見つからない場所から監視したりするのだが、今回はどうしようかな。
「アルト、お腹が空いたから食べながら考えるのでいいかな?」
スターレットが申し訳なさそうに言ってきた。
そうだな、俺もお腹が空いたので、食べながら考えようか。
「そうだね。今すぐ確認ってわけでなくてもいいか。ブレイド、今日の日替わり定食を二人分お願いできるかな?」
「わかったよ。今作らせるわ」
そう言ってブレイドは厨房へと戻っていった。
「本当にメガーヌの髪の毛なのかしらね」
スターレットは髪の毛の主がメガーヌなのかを疑っている。
非常に正しい思考だな。
ブレイドのいう事を正しいと考える事は、作業者の言い訳を正しいと思って真因を探るようなものだ。
それで何度も痛い目にあってきた。
嫌がらせなら黒く染めた髪の毛をこっそり持ち込んでいる可能性もあるから、メガーヌの物だと決めつけるのは良くない。
「出来ることなら現物を見てみたいね」
前世なら不良品やクレーム品は回収することが出来た。
KD部品であっても時間はかかるが、海外から取り寄せることもできたのだ。
ま、KD部品の回収なんて思い出したくもないがね……
「嫌がらせだとしたら理由が気になるわね」
「そうだね」
嫌がらせは本当に困る。
気に入らない作業者の生産した製品を、倉庫に忍び込んで傷つけたり、構成部品を取ってしまったりとかあったよな。
嫌がらせを受ける方にも原因があって、中々重苦しい雰囲気の対策会議になったものだ。
勿論、そんなことは正直に客には報告出来ないのだが……
今回は報告するべき客先がないので、その点は気が楽だな。
「お待たせしました」
ウエイトレスが日替わり定食を運んできてくれた。
スターレットとの会話は一旦中止して、温かいうちに料理を食べることにした。
「あれ?」
「どうしたの?」
スターレットが食べようとした手を止めた。
その理由を聞くと、彼女はおもむろに料理に手を突っ込んだ。
「ほら、これ」
彼女が俺に見せてくれたのはSS400に黒ニッケルめっきを施したかのような、黒いツヤのある髪の毛だった。
「これの事か、ちょっとブレイドを呼んでくる」
俺は席を立って厨房に向かった。
厨房ではブレイドが料理人たちに指示をだしている。
「ブレイド、ちょっといいかな」
「何だよアルト」
仕事を中断させられて、ブレイドはちょっと不機嫌そうに見えた。
誰の依頼で来ていると思っているんだという言葉を飲み込み、ブレイドを厨房から連れ出す。
不良を出して作り直しをしている班長に比べれば、幾分扱いやすいかな。
「実は、今持ってきてくれた料理に髪の毛が入っていたんだ。しかも黒。最近出ているクレームのやつと一緒なのか見て欲しい。誰が作ったのかも今ならわかるんじゃないかな」
そういうと、ブレイドは今までの嫌そうな顔から一転、真顔になって俺を見つめてくる。
「本当か?」
「本当だよ。スターレットのところに行こう」
ブレイドにスターレットの持っている髪の毛を見せた。
「これだよ。いつものクレームと同じ奴だ」
確認してもらったが、やはりクレームの出ている髪の毛だった。
ブレイドはこれを作った料理人を確認しに厨房に戻った。
髪の毛が入っていたとはいわずに、それとなく確認するようにお願いはしておいた。
さて、誰が作ったのだろうか。
すぐにブレイドが戻ってくる。
「わかったよ。ティーノだ」
ティーノは若い男の料理人である。
彼をこれから見張る事になるな。
ウエイトレスが混入させた可能性もゼロではないが、髪の毛の色が違うのと、運搬するときに両手が塞がっていた事、髪の毛が料理の中に埋まっていて、一部だけが上に出ていた事から、限りなく可能性は低いと判断したのだ。
一先ず食事を済ませて、そこからティーノを監視することとなった。
「スターレットは帰らないの?」
食事が終わっても、スターレットが残っているので訊いてみた。
「なんとなく面白そうな予感がするのよね」
彼女はそんな理由で残っているのだという。
虫の知らせか、女の勘か。
俺が一人でいるよりもいいかと思い、二人でティーノを見張ることにした。
厨房の中ではブレイドに監視をおねがいしてある。
流石に中に入るのは難しいからだ。
「アルト、ティーノがどうやってメガーヌの髪の毛を入手しているか気になるよね」
スターレットはニヤニヤとしている。
どんな想像をしているのだろうか?
時間が過ぎて、ブレイドがやってくる。
「ティーノの休憩時間だ。ここからはアルトに頼むよ」
「わかりました」
休憩時間になるとティーノは厨房から出てきた。
そして食堂を出ていく。
俺とスターレットはそのあとを尾行した。
さて、どこに行くというのだろうか。
用語解説
・KD部品
ノックダウン生産で海外に輸出した部品
今はサラリーマンではないが、やはりお昼に何を食べようか考えるのは楽しい。
転生してからは、午前中に不良が出てお昼も食べられないなんて事がないので、ゆっくりとお昼を考えながら過ごしている。
いよいよそんな昼の時間だ。
「アルト、一緒にご飯食べない?」
そろそろ食堂に行こうかと思っていたら、スターレットがやって来た。
この時間にいるということは、今日は仕事をしていないのかな?
「そうだね。今日は暇なの?」
そう聞くと、彼女はそれを否定した。
「違うわよ。商人の護衛をしていて、さっき帰ってきたのよ。本当は昨日到着する予定だったの。でも、途中でモンスターとの戦闘になって、それが長引いちゃったのよね」
「そういうことか。疲れてないの?」
「疲れているわよ。食べたら帰って寝る予定」
仕事終わりのスターレットと一緒に冒険者ギルドの食堂に行く事になった。
昼はそれ程混んではいない。
冒険者たちは、今頃外で仕事をしているからだ。
空いている席に座り、さて注文をしようかという時に、ここの責任者のブレイドがやって来た。
「アルト、丁度よかった」
「え、ブレイドが注文をとりにきてくれたの?」
「ちげえよ。相談があるんだよ」
「これから食事をしようと思っていたんだけど……」
チラリとスターレットの方を見た。
疲れている彼女は早く帰りたいのではないだろうかと思ったからだ。
彼女が俺の視線に気づく。
「いいよ。アルトの仕事でしょ」
そういってくれたので、ブレイドの方に向き直った。
「相談内容を聞きましょう」
「実はな、最近料理に髪の毛が入っているってクレームが増えているんだよ」
「髪の毛か。それなら色を見れば誰のものかわかりそうなもんだよね」
ここは日本とは違って、髪の毛の色が様々だ。
色と長さを見れば、誰の髪の毛なのかわかりそうなもんだよな。
「それがどうもメガーヌの髪の毛っぽいんだよな。黒髪で同じくらいの長さだから」
「そこまでわかっているなら、俺に相談するまでもないんじゃないですか?」
「それがなあ……」
ブレイドの話では、メガーヌが調理していない料理から髪の毛が出ているのだとか。
最初はメガーヌを疑ったのだが、どうもそうではなかったのだ。
誰かの嫌がらせの線もあるのだが、簡単には犯人が見つからず、俺に相談をしに来たというわけだ。
「クレームが増えているってことは多発性があるってことだよなあ……」
「多発性?」
スターレットは多発性という言葉の意味を分からないようだ。
「偶然髪の毛が落ちただけならその時だけの不具合だけど、それが続くなら別の原因があるんだよね。同じ不具合が何度も発生することを多発性があるって言うんだ」
「ふーん、じゃあ見ていれば同じことが起きるの?」
「そうだね。だから厨房を確認したいのだけど、いたずらなら警戒されちゃうから、別の理由で厨房を確認しているってことにしないとね」
不良が出たときに、その発生原因がわからないことがしばしばある。
そのためラインの監視を行うのだが、いたずらや異常作業をわかったうえで行っている作業者は、監視を行うといつもとは違い標準作業をしてしまうのだ。
それをさせないためにも、作業者には見つからない場所から監視したりするのだが、今回はどうしようかな。
「アルト、お腹が空いたから食べながら考えるのでいいかな?」
スターレットが申し訳なさそうに言ってきた。
そうだな、俺もお腹が空いたので、食べながら考えようか。
「そうだね。今すぐ確認ってわけでなくてもいいか。ブレイド、今日の日替わり定食を二人分お願いできるかな?」
「わかったよ。今作らせるわ」
そう言ってブレイドは厨房へと戻っていった。
「本当にメガーヌの髪の毛なのかしらね」
スターレットは髪の毛の主がメガーヌなのかを疑っている。
非常に正しい思考だな。
ブレイドのいう事を正しいと考える事は、作業者の言い訳を正しいと思って真因を探るようなものだ。
それで何度も痛い目にあってきた。
嫌がらせなら黒く染めた髪の毛をこっそり持ち込んでいる可能性もあるから、メガーヌの物だと決めつけるのは良くない。
「出来ることなら現物を見てみたいね」
前世なら不良品やクレーム品は回収することが出来た。
KD部品であっても時間はかかるが、海外から取り寄せることもできたのだ。
ま、KD部品の回収なんて思い出したくもないがね……
「嫌がらせだとしたら理由が気になるわね」
「そうだね」
嫌がらせは本当に困る。
気に入らない作業者の生産した製品を、倉庫に忍び込んで傷つけたり、構成部品を取ってしまったりとかあったよな。
嫌がらせを受ける方にも原因があって、中々重苦しい雰囲気の対策会議になったものだ。
勿論、そんなことは正直に客には報告出来ないのだが……
今回は報告するべき客先がないので、その点は気が楽だな。
「お待たせしました」
ウエイトレスが日替わり定食を運んできてくれた。
スターレットとの会話は一旦中止して、温かいうちに料理を食べることにした。
「あれ?」
「どうしたの?」
スターレットが食べようとした手を止めた。
その理由を聞くと、彼女はおもむろに料理に手を突っ込んだ。
「ほら、これ」
彼女が俺に見せてくれたのはSS400に黒ニッケルめっきを施したかのような、黒いツヤのある髪の毛だった。
「これの事か、ちょっとブレイドを呼んでくる」
俺は席を立って厨房に向かった。
厨房ではブレイドが料理人たちに指示をだしている。
「ブレイド、ちょっといいかな」
「何だよアルト」
仕事を中断させられて、ブレイドはちょっと不機嫌そうに見えた。
誰の依頼で来ていると思っているんだという言葉を飲み込み、ブレイドを厨房から連れ出す。
不良を出して作り直しをしている班長に比べれば、幾分扱いやすいかな。
「実は、今持ってきてくれた料理に髪の毛が入っていたんだ。しかも黒。最近出ているクレームのやつと一緒なのか見て欲しい。誰が作ったのかも今ならわかるんじゃないかな」
そういうと、ブレイドは今までの嫌そうな顔から一転、真顔になって俺を見つめてくる。
「本当か?」
「本当だよ。スターレットのところに行こう」
ブレイドにスターレットの持っている髪の毛を見せた。
「これだよ。いつものクレームと同じ奴だ」
確認してもらったが、やはりクレームの出ている髪の毛だった。
ブレイドはこれを作った料理人を確認しに厨房に戻った。
髪の毛が入っていたとはいわずに、それとなく確認するようにお願いはしておいた。
さて、誰が作ったのだろうか。
すぐにブレイドが戻ってくる。
「わかったよ。ティーノだ」
ティーノは若い男の料理人である。
彼をこれから見張る事になるな。
ウエイトレスが混入させた可能性もゼロではないが、髪の毛の色が違うのと、運搬するときに両手が塞がっていた事、髪の毛が料理の中に埋まっていて、一部だけが上に出ていた事から、限りなく可能性は低いと判断したのだ。
一先ず食事を済ませて、そこからティーノを監視することとなった。
「スターレットは帰らないの?」
食事が終わっても、スターレットが残っているので訊いてみた。
「なんとなく面白そうな予感がするのよね」
彼女はそんな理由で残っているのだという。
虫の知らせか、女の勘か。
俺が一人でいるよりもいいかと思い、二人でティーノを見張ることにした。
厨房の中ではブレイドに監視をおねがいしてある。
流石に中に入るのは難しいからだ。
「アルト、ティーノがどうやってメガーヌの髪の毛を入手しているか気になるよね」
スターレットはニヤニヤとしている。
どんな想像をしているのだろうか?
時間が過ぎて、ブレイドがやってくる。
「ティーノの休憩時間だ。ここからはアルトに頼むよ」
「わかりました」
休憩時間になるとティーノは厨房から出てきた。
そして食堂を出ていく。
俺とスターレットはそのあとを尾行した。
さて、どこに行くというのだろうか。
用語解説
・KD部品
ノックダウン生産で海外に輸出した部品
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