過多思い-

Kanae y

文字の大きさ
上 下
3 / 3
病院にて

入院期間

しおりを挟む
入院期間は、楽しくないはずだったのに
若い看護師さん達が毎日来てくれて、リハビリの人たちも、とても優しくしてくれた。

なにげに暇がなく、1日過ごしていた

そして、担当医が毎日様子を見に来てくれること...
感謝しかなかった...

彼女は、実家が大病院で、医師会では有数の実力者の父を持ち夫である彼は、建設関係で有名な大企業...
いわゆるお嬢様だ...

なぜこの病院になったか?
本来ならば、父の息のかかっている大病院に転院させ、手術のはずだったのだが、こちらの病院で手術になった...
こちらの病院も大きな病院で、これからもっと頑張っていく医師達ががたくさんいた

あわよくば、彼女と仲良くして彼女のバックとうまくいきたいと思っていた

担当医である彼は、彼女にはそう見えなかった
怪我をしているが、ゆえに
彼女が注意深くする事は、生きる術だった
だが、自分が患者となった時、冷静で見られない自分がいることにまだ彼女は気づいていない。

早く治って、今までの生活が送りたい
彼女を治ることを先決に考えていた
そして、優しくしてくださるスタッフの方々、そして、担当医...
感謝しかなかった...

そうこうしているうちに、2ヶ月が経っていた
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...