シスコン弟に手込めにされるのが嫌で、獣人国の王子と婚約したのですが彼にとろあまに甘やかされて、幸せすぎです。

にのまえ

文字の大きさ
10 / 31

九 **エロ**

 シャンデリアの蝋燭の火が揺れる静かな部屋で、そうだとレオーン様は頷いた。
 私は見えない所でお父様とお兄様に守られていたのね。

「私も弟殿下のチカへの危ない行動を知り、すぐに国王陛下に偵察の説明をして許しをもらい。会合を設けたんだ」

「会合ですか?」

「あぁ、そうだ。ソレント国王は王妃を早くに亡くし、王妃似のチカを手元に置きたくて婚約者を迎えずにいたのが、それが仇になったとおっしゃっていた。私が今からする話でチカを怖がらせるかもしれない。それでも聞くかい?」

(私が怖がる、話し?)

 そうか、今からレオーン様のする話は弟の闇の部分……私の知らない弟の顔なんだわ。正直に言えば話を聞くのは恐ろしく、怖い。


 ……でも、知らないままでも終われない。


「聞きます。レオーン様……私に話してください」

 私は覚悟を決めレオーン様を見つめた。彼は目を細めてわかったと頷く。

「聞きたくなかったら、我慢をせずに言うんだよ」
「はい」
 
 話す前にレオーン様は大きく息を吸い、深く息を吐いた。そして私を優しく瞳で見つめた。

「チカ、幼な子の時は許される行為も歳を重なるにつれて目に余る行為となる。ソレント国王と兄王太子は弟殿下は、姉のチカに対してのスキンシップ異質に感じたらしい。現に彼はチカの部屋によく出入りし、チカの行く場所全て後をつけ回していた」

 そう弟は私に抱き付いたり、用事と一致ては入浴中に訪問をしたり、夢見が悪いとベッドに入りたがっていた。
 
 初めはお母様に甘えるのと同じだと捉えていたけど。
 やはりそれはおかしかったんだ、行き過ぎた行為だったのね。

「ソレント国王陛下と兄王太子は見渡せる範囲でなるべく弟殿下とは、二人きりにはさせないようメイドと騎士を常に側にいさせた。チカに気づかれない様に深夜、部屋の前にも警備の騎士を置いた」

「えっ⁉︎」

「しかし……弟殿下と仲の良い騎士、質の悪い騎士。それらの騎士が警備の深夜。金品を渡して寝静まった君の部屋に侵入していたそうだ」

 弟が深夜に私の部屋に侵入していたの? ……驚きで体がピクリと動き、恐怖にゴクリと喉が鳴る。

「いくら目配りしても隙は出来る。その騎士を解雇しても、また別の騎士を使う。これでは埒があかない。ソレント国王陛下はチカ自身にも身の危険を知らせようとしていた。そんな時、偶然にもチカはそのことを知り身の危険を知った」

 書庫の帰り弟の部屋の扉が開いていて覗くと、私似の人形に話しかけ、私を「孕ませる」と言っていた事を聞いてしまった。

 恐怖を覚えて、執務中のお父様のところに駆け込んだ。

「顔を青くし、慌てたチカに誰でもいいから婚約、結婚する相手を探したいと言われて全てを知ったんだと悟り。取り急ぎ相手を探し始めてこの国の夜会でその婚約の話が私に来た。……ここから先は私が命令をした密偵の話になる」

 ちゅっと首筋にレオーン様の唇が何度も押し当てられる。
 強ばった体を溶かすようにそれは何度も……


「あっ! あぁ……んっ」


 しだいにレオーン様の熱い熱が私にも移ってくる。

「んっ……はぁあ……っ」
「ここからの話は私としても余りしたくない」

 私を恐怖に落とし、傷付けたくないとおっしゃった。


 ♢


 今までの話はお父様とお兄様からレーオン様が聞いた話。
 ここから先はレオーン様の密偵が、実際に目の当たりにした話になるのだろう。


(レオーン様は話したくないと言ったわ、そんなに怖い話なの)


 恐怖にビクッと体が強張ると、レオーン様はとかすように手のひらで胸を包み込み、優しく揉みしだく。

「いっ……ああっ……ぁ!」

 声が上がり始めると、指先で尖り始めた先端を弄る。
 唇に啄むようにキスをされて、私の強ばった体はとろけて熱くなり、レオーン様に口付けをせがみ、体を擦り寄せた。


「あっ、あぁ……っ」
「可愛いチカ、私の愛する番。くっ、君を誰にも触れさせはしない」


 レオーン様の愛撫する手は止まらず。
 ネグリジェ中に滑り込ませた背中とお尻を撫で回して、尖った乳首を舌の上で転がし甘噛み繰り返した。

 そのたび私の口は甘く鳴き、快感の波が迫り狂う。

「やっ……ひゃっ……あっ、ぁあ……っ」
「チカの可愛い乳首が二つとも真っ赤に尖ったよ。もっと鳴いて、私を感じて」

「レオーン様ぁ……あぁっ……」

 腰が擦れて、くちゅっと淫らに濡れた下着越しにわかる、レオーン様の熱い杭。 

(あぁ、なんて熱いの……)

 前の行為を思い出して、自然とそこが擦れるようにその熱を求めてた。
 私のその姿にレオーン様は目を留め、ふっと笑い耳元で囁く。

「チカ、私のをそんな擦り寄せて、私を求めているんだね」

「ちっ……がう……あぁ……んんっ!」
「違わないであろう?」

 レオーン様の手が足の付け根に滑り込み、下着の上から凹みを撫でると、くちゅくちゅと淫らな蜜音を立てた。

「ふわぁ……ん……っ」
「その甘い声は堪らない、チカの甘い香りを間近で味わいたいな」

 ちゅぷ、下着をずらして指を這わした、蜜を垂らした肉襞は喜び震えてレオーン様の指を迎える。


「ひゃっ……あぁあっ……まっ、レオーンさぁまぁ……話のつず……はぁん…」


 敏感な花芯を指の腹で弾かれ、きゅっと摘まれて、じわじわくる快感に喘いでその快感に溺れた。

「ああ……まっ……んんっ!」
「待つ? 無理話だ、それはチカもだろう?」

 レオーン様の指は止まらず、くりくりと花芽をいじられて息は上がり、お腹の下からじわり熱がくる。

「あっ……くるっ、きちゃう……くうっ…ん」
「チカ達きそうなのか? いいよ達って、私の指で気持ちよく乱れる姿をもっと見せて」 

 ぐぐっとお腹の奥底に溜め込んだものが、目の前で真っ白く弾け飛ぶ。
 
「ああっ、あぁあ……レオーン様、レオーン様っ……いっ……くっ!」

 声にならない声をあげて体をのけぞらせて力なく、レオーン様の胸にしなだれる。

「はぁ、はぁ……レーオン様……す、き、……っ」

 心に込み上げ溢れた想いが口から滑り落ちる。
 それを聞き、レオーン様はソファーから無言で私をベッドまで運び、投げ投げ込むと覆い被さり首筋を甘噛みした。
 ちゅっ、ちゅっと舌と唇を這わし、ちくちくと首筋を吸い痕を残していく。

「あぁっ……んんっ、レ、レオーン様……っ?」
「私を喜ばせて、興奮させるとはチカは悪い子だ」

 獲物を狙うレオーン様の瞳。
 彼の手は私の下着を剥ぎ取った。


あなたにおすすめの小説

【完結】「元カノが忘れられないんでしょう?」と身を引いた瞬間、爽やか彼氏の執着スイッチが入りました

恋せよ恋
恋愛
「元カノが忘れられないなら、私が身を引くわくべきよね」 交際一周年、愛するザックに告げた決別の言葉。 でも、彼は悲しむどころか、見たこともない 暗い瞳で私を追い詰めた。 「僕を捨てる? 逃げられると思っているの、アン」 私の知る爽やかな王子の仮面が剥がれ落ち、 隠されていた狂おしいほどの独占欲が牙を剥く。 🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。 🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。 🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。 🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。 🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!

ずっと好きだった獣人のあなたに別れを告げて

木佐木りの
恋愛
女性騎士イヴリンは、騎士団団長で黒豹の獣人アーサーに密かに想いを寄せてきた。しかし獣人には番という運命の相手がいることを知る彼女は想いを伝えることなく、自身の除隊と実家から届いた縁談の話をきっかけに、アーサーとの別れを決意する。 前半は回想多めです。恋愛っぽい話が出てくるのは後半の方です。よくある話&書きたいことだけ詰まっているので設定も話もゆるゆるです(-人-)

どうせ運命の番に出会う婚約者に捨てられる運命なら、最高に良い男に育ててから捨てられてやろうってお話

下菊みこと
恋愛
運命の番に出会って自分を捨てるだろう婚約者を、とびきりの良い男に育てて捨てられに行く気満々の悪役令嬢のお話。 御都合主義のハッピーエンド。 小説家になろう様でも投稿しています。

女の子がほとんど産まれない国に転生しました。

さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。 100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳 そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。 当面は2日に1話更新予定!

異世界に逃げたシングルマザー経理は、定時退勤だけは譲れない

木風
恋愛
DV夫から一歳の娘を抱えて逃げた鈴木優子は、光に飲まれて異世界の王宮へ転移してしまう。 生きるために差し出した武器は簿記と経理経験――崩壊寸前の王宮会計を『複式簿記』で立て直すことに。 ただし譲れない条件はひとつ、「午後五時の定時退勤」。娘の迎えが最優先だからだ。 その姿勢に、なぜか若き国王ヴィクトルが毎日経理室へ通い始めて――仕事と子育ての先に、家族の形が芽吹いていく。

番など、今さら不要である

池家乃あひる
恋愛
前作「番など、御免こうむる」の後日談です。 任務を終え、無事に国に戻ってきたセリカ。愛しいダーリンと再会し、屋敷でお茶をしている平和な一時。 その和やかな光景を壊したのは、他でもないセリカ自身であった。 「そういえば、私の番に会ったぞ」 ※バカップルならぬバカ夫婦が、ただイチャイチャしているだけの話になります。 ※前回は恋愛要素が低かったのでヒューマンドラマで設定いたしましたが、今回はイチャついているだけなので恋愛ジャンルで登録しております。

【完結】番としか子供が産まれない世界で

さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。 何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。 そんなニーナが番に出会うまで 4話完結 出会えたところで話は終わってます。

【完】麗しの桃は攫われる〜狼獣人の番は甘い溺愛に翻弄される〜

こころ ゆい
恋愛
※完結しました!皆様のおかげです!ありがとうございました! ※既に完結しておりますが、番外編②加筆しました!(2025/10/17)  狼獣人、リードネストの番(つがい)として隣国から攫われてきたモモネリア。  突然知らない場所に連れてこられた彼女は、ある事情で生きる気力も失っていた。  だが、リードネストの献身的な愛が、傷付いたモモネリアを包み込み、徐々に二人は心を通わせていく。  そんなとき、二人で訪れた旅先で小さなドワーフ、ローネルに出会う。  共に行くことになったローネルだが、何か秘密があるようで?  自分に向けられる、獣人の深い愛情に翻弄される番を描いた、とろ甘溺愛ラブストーリー。