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精霊に続いてエルフまでいるなんて……「金髪、碧眼、色白、細身、耳長カッコいい! ヒヤッホォー!」と叫んでいた、前世の自分を思い出した。こちらに転生したあとも、エルフにかんする書物を何冊か読んだけど。どれも仮想すぎる物語ばかりで――エルフは物語の中にだけに存在している、架空の人物だと思っていた。
「アーシャ、チェル、オールの森は今、非常に危険な状態だ、ボクの側から離れることは許さない。特にアーシャ! 森で珍しい草、花、動物をみて研究がしたくなっても。この浄化が終わるまでは近寄らない! 本気で怒るからね」
「ママ、パパの言うことを聞くの! やぶったらプンプンする!」
「は、はい。聞きます」
シシだけではなく、チェルにまで心配はかけられない。けど、森に入る前に、私はやっておきたいことがあった。
「でもシシ。5年前と森の大きさが変わっているかもしれないから、一度オールの森全体見ておきたいわ。ホウキで飛んで見てきてもいい?」
私がこの森に訪れたのは5年前だ。
どこが変わったのか、空から見ておきたい。
「わかった。でもアーシャ、1人では行くのはダメだ、ボクとチェルも一緒にいく」
「……ええ、わかったわ」
お昼ご飯の片付けをしたあと、チェルと私はシシの背中に乗って飛空魔法をかけた。シシの体が魔法で浮き上がり、空をかけ、オールの森が一望できる。
「どう、どこか変わった?」
「すこし待って、いま地図を見て確認しているから」
「わかった」
私が持っている、5年前の地図と今の森を見比べた。元々広いオールの森は5年前に比べて、更に面積を広げたようだ。
(だからか、どのあたりの瘴気が濃いのかわからない。やはり確認しながら、森の中を歩くしかないか)
とりあえず、目に見えた瘴気の箇所を地図に記した。
「ママ、見て! 下に大きな木があるよ」
「まぁ、ほんと、すごく大きな木ね」
チェルが見つけた木は『迷子防止の木』と言われる木。いくらサーチの魔法、地図を持ってこの森には入っても、広いオールの森では道に迷う人が多かった。そのため、森の各箇所の木に魔法がかられている。魔法がかけられた木に触れると、オールの森の地図が浮かび、行きたい道を示してくれる。
他の森もだけど、この森は人一倍道に迷う人が多かったため。施設、テーマパークの案内板をイメージした。
5年前、迷子防止の木はここまで育っていなかった。こんなにも木々、緑が育つよい土地なのに……今、瘴気が溢れてしまい、ここに住む動物たちが魔物化している。早く浄化を始めなくてはならない。
――私は空から眺め、地図に変わった箇所をペンで記した。
「シシ、聞いて。5年前よりもオールの森の面積が広くなっているわ。だから、浄化に時間がかかると思うの。――それと、シシが言ったエルフ族にも会えないかしら?」
さっき森から聞こえた「助けて」の声が彼らだとすると。彼らが住む場所まで、瘴気が入り込んでいることになる。――そうなのだとしたら。オールの森の浄化は彼らの住処まで、浄化しないと終わったことにはならないと、私は思う。
「アーシャ、彼らがボクたちを受け入れてくれるかは、森に入らないとわからない」
「そう、わかった。シシ、チェル、明日、オールの森の南側。国境近くの森から浄化を始めようと思うわ」
浄化をはじめる場所を決めた。
「アーシャ、チェル、オールの森は今、非常に危険な状態だ、ボクの側から離れることは許さない。特にアーシャ! 森で珍しい草、花、動物をみて研究がしたくなっても。この浄化が終わるまでは近寄らない! 本気で怒るからね」
「ママ、パパの言うことを聞くの! やぶったらプンプンする!」
「は、はい。聞きます」
シシだけではなく、チェルにまで心配はかけられない。けど、森に入る前に、私はやっておきたいことがあった。
「でもシシ。5年前と森の大きさが変わっているかもしれないから、一度オールの森全体見ておきたいわ。ホウキで飛んで見てきてもいい?」
私がこの森に訪れたのは5年前だ。
どこが変わったのか、空から見ておきたい。
「わかった。でもアーシャ、1人では行くのはダメだ、ボクとチェルも一緒にいく」
「……ええ、わかったわ」
お昼ご飯の片付けをしたあと、チェルと私はシシの背中に乗って飛空魔法をかけた。シシの体が魔法で浮き上がり、空をかけ、オールの森が一望できる。
「どう、どこか変わった?」
「すこし待って、いま地図を見て確認しているから」
「わかった」
私が持っている、5年前の地図と今の森を見比べた。元々広いオールの森は5年前に比べて、更に面積を広げたようだ。
(だからか、どのあたりの瘴気が濃いのかわからない。やはり確認しながら、森の中を歩くしかないか)
とりあえず、目に見えた瘴気の箇所を地図に記した。
「ママ、見て! 下に大きな木があるよ」
「まぁ、ほんと、すごく大きな木ね」
チェルが見つけた木は『迷子防止の木』と言われる木。いくらサーチの魔法、地図を持ってこの森には入っても、広いオールの森では道に迷う人が多かった。そのため、森の各箇所の木に魔法がかられている。魔法がかけられた木に触れると、オールの森の地図が浮かび、行きたい道を示してくれる。
他の森もだけど、この森は人一倍道に迷う人が多かったため。施設、テーマパークの案内板をイメージした。
5年前、迷子防止の木はここまで育っていなかった。こんなにも木々、緑が育つよい土地なのに……今、瘴気が溢れてしまい、ここに住む動物たちが魔物化している。早く浄化を始めなくてはならない。
――私は空から眺め、地図に変わった箇所をペンで記した。
「シシ、聞いて。5年前よりもオールの森の面積が広くなっているわ。だから、浄化に時間がかかると思うの。――それと、シシが言ったエルフ族にも会えないかしら?」
さっき森から聞こえた「助けて」の声が彼らだとすると。彼らが住む場所まで、瘴気が入り込んでいることになる。――そうなのだとしたら。オールの森の浄化は彼らの住処まで、浄化しないと終わったことにはならないと、私は思う。
「アーシャ、彼らがボクたちを受け入れてくれるかは、森に入らないとわからない」
「そう、わかった。シシ、チェル、明日、オールの森の南側。国境近くの森から浄化を始めようと思うわ」
浄化をはじめる場所を決めた。
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