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オレは2日後。閉店あとに熊クマ食堂にきたロッサお嬢にこの事を相談した。
「ええ! タヤはフォックス殿下に出会っていたの?」
「いや……あの人がそうなのかわかんないけど……狐族だし、多分な」
ロッサお嬢に特徴はと聞かれて、長い白髪と細い赤い瞳、身長はルテと同じくらいの長身の男性で。ガッチリ筋肉質のルテに比べて、細身の体型だったかな? と伝えた。そのオレの話にロッサお嬢は眉をひそめ、口に手を当て思考をめぐらす。
「男性の特徴が長い白髪、細い赤い瞳なのね。……うーん、似ている。――タヤ、その男性フォックス殿下に限りなく似ているわ。……まあ、見ていないからなんとも言えないけど」
「そうか、ルテに伝えた方がいいよな」
「あたりまえよ、2人は恋人同士なんだから――それに乙女ゲームのフォックス殿下って、けっこう粘着質だったから……タヤが気に入ったら執着してくるかも」
「……え、粘着? 執着? まだ、一度しか会っていないのに?」
「その一回で気に入っていなければいいのだけど……珍しい回復魔法と、特にタヤは見た目が可愛いから」
(オレの見た目が可愛い?)
ロッサお嬢は続けて、王道な恋愛をするフォルテに比べて。イジワルで、相手にしつこく付きまとうフォックスに、目つけられると厄介な相手。
「こえぇ……」
「ええ、怖いわね」
2人で頷いていた。
「粘着? 執着? また物騒な話だな、シュリンサンド、おまち。いま話していたのって、隣国サージャマル国のフォックス殿下の話だよな。見た目は爽やかな少年だったかな? ――タヤ、いまの話が本当だったら気をつけろよ」
「そうね、気を付けたほうがいいわ」
この話を聞いていた、シンギとマヤにも気をつけろと言われた。
まさに"噂をすれば影"とでもいうのだろうか?
ガラガラと、閉店した熊クマ食堂の入り口がひらく。
執務に忙しい、フォルテに時間ができて会いにきたのかと思ったが違った。
「あ、タヤちゃん、みーつけた」
いま、ロッサお嬢達と話していた男性が何故かオレの名前を呼び、ヒラヒラ手を振り。ここ――熊クマ食堂に軽装の姿であらわれた。
「「「!」」」
今、あらわれた男性をみて、シンギ、マヤ、ロッサお嬢は息をのむ。それでオレは確信した。この男性は間違いなく、隣国のフォックス殿下なのだと。フォックスは店を見回すとオレの隣に座り、もともと細い瞳をさらに細めた。
「いやぁ、この前は助かったよ。タヤちゃんに会いたくて探しちゃった……クンクン、違う匂いの中に甘い、いい香り」
オレの首筋を嗅ぐフォックスの仕草に。ハッとして体を離し、首輪をしているが――オレはとっさに自分の首を押さえた。このフォックスの香り――爽やかなスパイスの香りがするフォルテとは違った、濃いハチミツのような香りがした。
「タヤちゃん、ボクと冒険いかない?」
「え? 冒険?」
ロッサお嬢に、このフォックスはアルファだと聞いている。まさか、オレがオメガだと確かめにきたのか。ヒートは少しまえに終わっているが。フォルテとは違うアルファとの出会い……フォルテのときのように急にヒートがくる?
「ええ! タヤはフォックス殿下に出会っていたの?」
「いや……あの人がそうなのかわかんないけど……狐族だし、多分な」
ロッサお嬢に特徴はと聞かれて、長い白髪と細い赤い瞳、身長はルテと同じくらいの長身の男性で。ガッチリ筋肉質のルテに比べて、細身の体型だったかな? と伝えた。そのオレの話にロッサお嬢は眉をひそめ、口に手を当て思考をめぐらす。
「男性の特徴が長い白髪、細い赤い瞳なのね。……うーん、似ている。――タヤ、その男性フォックス殿下に限りなく似ているわ。……まあ、見ていないからなんとも言えないけど」
「そうか、ルテに伝えた方がいいよな」
「あたりまえよ、2人は恋人同士なんだから――それに乙女ゲームのフォックス殿下って、けっこう粘着質だったから……タヤが気に入ったら執着してくるかも」
「……え、粘着? 執着? まだ、一度しか会っていないのに?」
「その一回で気に入っていなければいいのだけど……珍しい回復魔法と、特にタヤは見た目が可愛いから」
(オレの見た目が可愛い?)
ロッサお嬢は続けて、王道な恋愛をするフォルテに比べて。イジワルで、相手にしつこく付きまとうフォックスに、目つけられると厄介な相手。
「こえぇ……」
「ええ、怖いわね」
2人で頷いていた。
「粘着? 執着? また物騒な話だな、シュリンサンド、おまち。いま話していたのって、隣国サージャマル国のフォックス殿下の話だよな。見た目は爽やかな少年だったかな? ――タヤ、いまの話が本当だったら気をつけろよ」
「そうね、気を付けたほうがいいわ」
この話を聞いていた、シンギとマヤにも気をつけろと言われた。
まさに"噂をすれば影"とでもいうのだろうか?
ガラガラと、閉店した熊クマ食堂の入り口がひらく。
執務に忙しい、フォルテに時間ができて会いにきたのかと思ったが違った。
「あ、タヤちゃん、みーつけた」
いま、ロッサお嬢達と話していた男性が何故かオレの名前を呼び、ヒラヒラ手を振り。ここ――熊クマ食堂に軽装の姿であらわれた。
「「「!」」」
今、あらわれた男性をみて、シンギ、マヤ、ロッサお嬢は息をのむ。それでオレは確信した。この男性は間違いなく、隣国のフォックス殿下なのだと。フォックスは店を見回すとオレの隣に座り、もともと細い瞳をさらに細めた。
「いやぁ、この前は助かったよ。タヤちゃんに会いたくて探しちゃった……クンクン、違う匂いの中に甘い、いい香り」
オレの首筋を嗅ぐフォックスの仕草に。ハッとして体を離し、首輪をしているが――オレはとっさに自分の首を押さえた。このフォックスの香り――爽やかなスパイスの香りがするフォルテとは違った、濃いハチミツのような香りがした。
「タヤちゃん、ボクと冒険いかない?」
「え? 冒険?」
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