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――飛び出したオレを捕まえたフォルテ。
その周りに、音もなく現れた黒服を身に纏った、忍者のような黒猫たちが現れた。その黒猫の剣はグリズリーを一瞬で葬り去り、そばで腰を抜かした兎達の魔導具を外し壊し保護した。
あまりにも一瞬の出来事で、オレはフォルテの腕の中で驚くしかなかった。その間にも数人の猫達は音が鳴る方へ足を向け、残った黒猫はフォルテに深く頭を下げた。
フォルテは片手をあげて。
「助かった、ありがとう」
「ルテ?」
「ごめん、タヤ……私はあれだろ? 1人での行動は許されていないんだ。ロイが父上に伝えた後――数人ついた」
今、フォルテが言ったアレとは。
彼はこのルーズベルト国の第一王子フォルテ殿下だと言うこと。
「え、もしかして……ルテが部屋に来たときから……(ボソッ)数人いたのか?」
「そうだ……一応、部屋に遮音の魔法はかけたけど、影のほうが上で……ウグッ」
それ以上は言わなくてもわかると、フォルテの口を両手で覆った。怪我をしている兎達のことは心配だけど、昨夜のアレを聞かれたと……知ってしまった。
(わかってる、わかっているよ……ルテが、怪我をするのは許されない。オレのあられもない声を黒猫たちに聞かれたのは……恥ずかしい)
飛んで帰りたいけど出来ず。フォルテの胸に顔をグリグリ埋めた。なんていうか、周りの空気がグリズリーを倒した後から……優しいのだ。
――やさしげに見られている、それがますます羞恥心が湧くのだ。
「タヤ、別に聞かれてもいいだろう? 私達は番なのだから」
「ルテは……ううっ(なれている、なんて言えないよな……そんな環境で育ってきたんだ)そうだよ、運命の番だ!」
「うん、運命の番。――それで、タヤにお願いがある」
「なに?」
フォルテのお願いは、兎達の怪我を治して欲しいと言った。いいよと、彼らに近付くとフォルテは「周りに見えないようにしてくれ」「あと声もだ」と黒猫達に命令した。
魔法を使い――声と姿が見えなくなる"遮断の魔法"をかけ。外からは見えなくなった中で、兎達に声をかけた。
「怖かったね。いまから傷を治すよ」
と、3人一度に治そうと、いつもより魔力を多めに出して回復魔法の「【ヒール】」をかけた。ヒールの魔法陣が広がり、3人の傷が癒えてホッとしていると、黒猫達とフォルテまで驚いている。
ひとりの猫はズボンの広げ、もうひとりは袖をまくり、足、お腹を触り何かを確認している。
フォルテも袖をまくり、腕をみていた。
「ルテ、どうしたの?」
「いや、影と私の最近のキズと、古傷が消えた……タヤ、何かやったのか?」
何かって?
「オレは普通に……いや、いつもより魔力をだしてヒールを掛けただけだ……」
「いつもより魔力をか……そうか、傷を治してくれてありがとう」
「…………う、うん」
兎達だけではなく、黒猫達もにこやかに頭を下げた。
――嬉しいけど。まだ、彼らを恥ずかしくて、見られない。
その周りに、音もなく現れた黒服を身に纏った、忍者のような黒猫たちが現れた。その黒猫の剣はグリズリーを一瞬で葬り去り、そばで腰を抜かした兎達の魔導具を外し壊し保護した。
あまりにも一瞬の出来事で、オレはフォルテの腕の中で驚くしかなかった。その間にも数人の猫達は音が鳴る方へ足を向け、残った黒猫はフォルテに深く頭を下げた。
フォルテは片手をあげて。
「助かった、ありがとう」
「ルテ?」
「ごめん、タヤ……私はあれだろ? 1人での行動は許されていないんだ。ロイが父上に伝えた後――数人ついた」
今、フォルテが言ったアレとは。
彼はこのルーズベルト国の第一王子フォルテ殿下だと言うこと。
「え、もしかして……ルテが部屋に来たときから……(ボソッ)数人いたのか?」
「そうだ……一応、部屋に遮音の魔法はかけたけど、影のほうが上で……ウグッ」
それ以上は言わなくてもわかると、フォルテの口を両手で覆った。怪我をしている兎達のことは心配だけど、昨夜のアレを聞かれたと……知ってしまった。
(わかってる、わかっているよ……ルテが、怪我をするのは許されない。オレのあられもない声を黒猫たちに聞かれたのは……恥ずかしい)
飛んで帰りたいけど出来ず。フォルテの胸に顔をグリグリ埋めた。なんていうか、周りの空気がグリズリーを倒した後から……優しいのだ。
――やさしげに見られている、それがますます羞恥心が湧くのだ。
「タヤ、別に聞かれてもいいだろう? 私達は番なのだから」
「ルテは……ううっ(なれている、なんて言えないよな……そんな環境で育ってきたんだ)そうだよ、運命の番だ!」
「うん、運命の番。――それで、タヤにお願いがある」
「なに?」
フォルテのお願いは、兎達の怪我を治して欲しいと言った。いいよと、彼らに近付くとフォルテは「周りに見えないようにしてくれ」「あと声もだ」と黒猫達に命令した。
魔法を使い――声と姿が見えなくなる"遮断の魔法"をかけ。外からは見えなくなった中で、兎達に声をかけた。
「怖かったね。いまから傷を治すよ」
と、3人一度に治そうと、いつもより魔力を多めに出して回復魔法の「【ヒール】」をかけた。ヒールの魔法陣が広がり、3人の傷が癒えてホッとしていると、黒猫達とフォルテまで驚いている。
ひとりの猫はズボンの広げ、もうひとりは袖をまくり、足、お腹を触り何かを確認している。
フォルテも袖をまくり、腕をみていた。
「ルテ、どうしたの?」
「いや、影と私の最近のキズと、古傷が消えた……タヤ、何かやったのか?」
何かって?
「オレは普通に……いや、いつもより魔力をだしてヒールを掛けただけだ……」
「いつもより魔力をか……そうか、傷を治してくれてありがとう」
「…………う、うん」
兎達だけではなく、黒猫達もにこやかに頭を下げた。
――嬉しいけど。まだ、彼らを恥ずかしくて、見られない。
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