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――タヤの、その回復量はまずい。
そう、フォルテが言った。もしかすると、ロッサお嬢なら何か知っているかも。前に話していたこの世界が乙女ゲームに似ているのなら、ロッサお嬢の方が詳しいはず。
フォルテと話して、後日――クマ熊食堂にロッサを呼ぶことになった。
「タヤ、これから、私以外の前で回復魔法は使わない方がいい」
「わかった、そうする」
ほんわか雰囲気の中。今回の主犯は黒猫達に捕まえられ、フォルテの足元に寝転んでいる――この国では珍しい、背中に羽がある鳥族だった。
ギルドカードもローランのものではなく、隣国のギルドのものだったとフォルテが言ったが。そのことに関して、気安く聞ける雰囲気ではない。
「フォルテ殿下、どうなされますか?」
黒猫の1人がフォルテに指示を仰いだ。
そうだなと言った後。フォルテはしばらく黙り、深い息を吐き。
「兎達の話を聞いて、彼らを近くの国が運営している教会で保護してくれ。コイツは城の地下牢に入れ目を覚ましたら尋問してくれ――そして、この事を至急父上に報告してほしい。私は本日。城に戻らずタヤのそばにいるとも伝えておいてくれ」
「はい、かしこまりました」
♱♱♱
シガリアモの森の入り口付近に、数台の荷馬車が到着した。黒猫達はフォルテの命令の通りに動きはじめる。
荷馬車に乗る前、兎達は頭を下げて。
「助けていただき、ありがとうございました」
「「ありがとうございました」」
フォルテとオレに頭を下げて荷馬車に乗り込み、近くの教会に送られる。――もう、彼らにひどいことが起こらないよう、オレは祈った。
隣にいるフォルテはそんなオレの気持ちをくんだのか、優しく背中に手を置き。
「タヤ、あの子達はもう安心だ。保護される教会に腕利きの者がいるし、周りも優しい人達ばかり――いい所だよ」
「そっか、それなら安心だ」
ギルドに報告して戻ろうと、乗ってきた荷馬車に乗り込み、フォルテとローランのギルドに向かった。そのギルドにも報告が入っていたのか、受付嬢はオレ達の心配していたようだ。
「タヤ様、ルテ様……申し訳ありません。お怪我はないでしょうか?」
「ああ、上級の冒険者たちが守ってくれたから怪我はない。――気にしなくていいよ。その冒険者たちが犯人も捕まえて、騎士団に報告すると連れて行った。救出された者は近くの教会に保護されたから」
「保護されたのですね……よかった」
フォルテの報告に、受付嬢はホッとしていようだ。
受けていた採取クエストの報告を済ませて、クマ熊食堂に戻ると、店に明かりがついていた。
「タヤ、ルテ様、おかえりなさい」
「おかえりなさい」
「シンギさん、マヤさん、ただいま」
「ただいま」
「ルテ様、店にロッサ様が来ております」
戻ると、店の前にシンギとマヤが待っていた。
そして、ロッサお嬢が店の中に来ていると言った。
そう、フォルテが言った。もしかすると、ロッサお嬢なら何か知っているかも。前に話していたこの世界が乙女ゲームに似ているのなら、ロッサお嬢の方が詳しいはず。
フォルテと話して、後日――クマ熊食堂にロッサを呼ぶことになった。
「タヤ、これから、私以外の前で回復魔法は使わない方がいい」
「わかった、そうする」
ほんわか雰囲気の中。今回の主犯は黒猫達に捕まえられ、フォルテの足元に寝転んでいる――この国では珍しい、背中に羽がある鳥族だった。
ギルドカードもローランのものではなく、隣国のギルドのものだったとフォルテが言ったが。そのことに関して、気安く聞ける雰囲気ではない。
「フォルテ殿下、どうなされますか?」
黒猫の1人がフォルテに指示を仰いだ。
そうだなと言った後。フォルテはしばらく黙り、深い息を吐き。
「兎達の話を聞いて、彼らを近くの国が運営している教会で保護してくれ。コイツは城の地下牢に入れ目を覚ましたら尋問してくれ――そして、この事を至急父上に報告してほしい。私は本日。城に戻らずタヤのそばにいるとも伝えておいてくれ」
「はい、かしこまりました」
♱♱♱
シガリアモの森の入り口付近に、数台の荷馬車が到着した。黒猫達はフォルテの命令の通りに動きはじめる。
荷馬車に乗る前、兎達は頭を下げて。
「助けていただき、ありがとうございました」
「「ありがとうございました」」
フォルテとオレに頭を下げて荷馬車に乗り込み、近くの教会に送られる。――もう、彼らにひどいことが起こらないよう、オレは祈った。
隣にいるフォルテはそんなオレの気持ちをくんだのか、優しく背中に手を置き。
「タヤ、あの子達はもう安心だ。保護される教会に腕利きの者がいるし、周りも優しい人達ばかり――いい所だよ」
「そっか、それなら安心だ」
ギルドに報告して戻ろうと、乗ってきた荷馬車に乗り込み、フォルテとローランのギルドに向かった。そのギルドにも報告が入っていたのか、受付嬢はオレ達の心配していたようだ。
「タヤ様、ルテ様……申し訳ありません。お怪我はないでしょうか?」
「ああ、上級の冒険者たちが守ってくれたから怪我はない。――気にしなくていいよ。その冒険者たちが犯人も捕まえて、騎士団に報告すると連れて行った。救出された者は近くの教会に保護されたから」
「保護されたのですね……よかった」
フォルテの報告に、受付嬢はホッとしていようだ。
受けていた採取クエストの報告を済ませて、クマ熊食堂に戻ると、店に明かりがついていた。
「タヤ、ルテ様、おかえりなさい」
「おかえりなさい」
「シンギさん、マヤさん、ただいま」
「ただいま」
「ルテ様、店にロッサ様が来ております」
戻ると、店の前にシンギとマヤが待っていた。
そして、ロッサお嬢が店の中に来ていると言った。
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