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最終話
フォルテの誕生会はちょうどオレのヒートと被った。オレはフォルテの寝室で抑制剤を飲み、フォルテの香りをまとっていた。
本日、主役のフォルテはすぐに戻ってこれない。
そして、今、会場ではフォルテ殿下に『運命の番』が出来たと……ロッサお嬢と婚約者の交代が、みんなに告げられているだろう。
(今頃、ルテはなにをしてる? 早く、戻ってきて、ルテが欲しい)
オレの杭は己の出した物で、トロトロで。後ろの蕾もフォルテの熱杭を待ち焦がれて……ほころんできている。
(欲しい、ルテの香りで一杯になりたい)
その頃、フォルテは『後一時間は会場にいなさい』と、陛下と王妃に言われた事を守り、会場内に止まっていた。だが自分の寝室にヒートのタヤがいると思うだけで、顔には出さないが……心が逸る。
(あと少しで一晩中、タヤが抱ける。タヤを自分の番にして離さない)
本日は番とのファーストダンスを踊れないと、他の貴族とのダンスは断っている。他の貴族もそれが分かっているから、フォルテをダンスには誘わない。
そして、約束の時間となりフォルテは本日集まった貴族達に挨拶を済ませ、タヤが待つ寝室へと足早に戻った。
フォルテは乱暴に扉を開け寝室に進む。
「タヤ、戻った」
「ルテ?」
今朝、脱いだ寝巻きとに包まれていたタヤが顔を出す。その表情はいつもとは違い熱がこもり、目がとろんとしていた。
ゴクッとなる私の喉。
部屋中に漂うタヤの甘い香り。その香りに引き寄せられるように。私は、今着ている服を乱暴に脱ぎ捨てベッドへと進んだ。
最後の下着だけを残して、優しくベッドのタヤにキスをしたあと。
「抱くぞ、タヤ」
と、耳元で囁く。
「うん、早くきて……待てない」
私の熱杭は寝室に入るなりタヤを求めて、既に臨戦体制、タヤも杭と後ろの蕾をとろとろにして、私を今か今かと待っている。
焦って、タヤを傷付けないよう一枚、一枚と優しく衣類を脱がし……最後の下着に手をかけると、そこは甘い香りが強く、すでに出しものと先走りでトロトロに濡れていた。
私は我慢できず、タヤの杭を口でチュッとキツく吸った。
「ひゃあん……ルテ、待って……もうイクッ――!!!」
待ち焦がれていたのか、その刺激にタヤは簡単に精を放つ。それすら逃さないと全てを吸うと、タヤの腰はピクンと浮き、涙目で。
「ルテ、後ろも触って……早く、それが欲しい」
聳え立つ、私の熱杭を物欲しげに見つめた。
(たまらないな)
今すぐにでも挿れたくなったが抑えて、自分の指にタヤが吐き出したものを取り、蕾を指先で撫で指を滑り込ませた。
その指をタヤは受け入れ、奥へと飲み込む。
「ふわぁっ……イク、いっちゃう……っ、ンンっ、あっあぁ……いい、もっと触って」
「ククッ……ここを、こんなにも綻ばせ、甘い香りで私を誘う……」
タヤの乱れる姿に我慢できず、己を取り出し蕾にあてがった。ヒートだからなのか柔らかく濡れる蕾に、ゆっくり剛欲を埋め込んだ。
♱♱♱
フォルテの熱杭がオレの蕾にミッチリ埋め込まれる。えもいわれない快感が体の中を突き抜ける。
「ンンっ……」
フォルテがオレの中にいる。
「あっ、ああ……ルテぇ……嬉しい」
「やっとだ、タヤ……愛している」
「オレ……も、ルテが好き、愛している」
フォルテが激しくオレを責めはじめる。それを、すべてを受け止めオレの発情がます。熱杭が抜けそうなくらいに引かれ、一気に置くまで突かれる。声にならない快感にオレの喘ぎ声は止まらない。
「ンン、んぅ……イッ……ルテ、イクッ」
「イケ……私の運命の番」
さらに激しく背後から突かれ、オレが絶頂で弓形にのけ反ったそことき、オレのうなじにフォルテの牙が立てられた。
フォルテと番となる瞬間。
「あっ、あぁあ……!!」
悲鳴のような喘ぎと、絶頂よりも激しい快感に支配される。――体が染まる、オレの全てがフォルテに染まる。今、フォルテはオレだけの番。
「「なんて、幸せなんだ」」
この夜。オレはフォルテの運命の番となった。次の日、お揃いの指輪と、婚姻届をだして夫婦になった。
オレの王妃教育が始まり忙しくなると思っていたが。まだフォルテが学生ということもあり。夏季休暇はゆっくり過ごしなさい、と。陛下と王妃の計らいでオレとフォルテはまったり冒険したり、熊クマ食堂で過ごし。たまにやって来るロッサお嬢とも過ごした。
夏季休暇の最終日。熊クマ食堂のフォルテの部屋でまったり過ごしていた。フォルテが「タヤに話がある」と、結婚指輪にキスを落として微笑み。
「私が学園を卒業したら結婚式を上げよう」
「結婚式?」
「ああ、私と式を挙げたあと。タヤは私の妃として、王城に移ってもらうことになる」
「王城? わかりました」
王城と聞き、少し緊張したオレを、フォルテは抱き寄せて。
「タヤが心配することはなにもない。私の両親、私もいるし、ロッサ嬢、シンギさんとマヤさんも一緒だ」
「うん、わかった」
そして、式の日程が決まったら忙しくなるよ。と言ったフォルテの通り、結婚式の準備が始まった。フォルテとお揃いの衣装を作り、式の段取りを覚える。
(式の準備は大変だけど、フォルテがいてくれるし、みんなも手伝ってくれる)
オレとフォルテが式の準備を始めて、半年が過ぎ、フォルテは学園を卒業した。卒業から数日後、陛下に呼ばれフォルテは王位継承者、王太子となった。
その2日後。王太子フォルテとオレは国中をあげて結婚式をおこなった。フォルテとオレの結婚を国中のみんなが祝福してくれる。
「タヤ、必ず幸せにする」
「オレもルテを幸せにする」
王太子妃となった、オレの王妃教育が本格的に始まる。それから3年後ーーオレはフォルテに見守られ、元気な男の子を産んだ。
「元気な男の子だ! ありがとう、タヤ」
「ううん、オレのほうこそ……ありがとう。オレが欲しかった、憧れていた家族を作ってくれて、嬉しい」
ひょんな女神の間違いから始まった異世界生活。
オレはこの地で愛する人に、友達に、大切な人たちに出会えた。
なんて、幸せなんだろう!
本日、主役のフォルテはすぐに戻ってこれない。
そして、今、会場ではフォルテ殿下に『運命の番』が出来たと……ロッサお嬢と婚約者の交代が、みんなに告げられているだろう。
(今頃、ルテはなにをしてる? 早く、戻ってきて、ルテが欲しい)
オレの杭は己の出した物で、トロトロで。後ろの蕾もフォルテの熱杭を待ち焦がれて……ほころんできている。
(欲しい、ルテの香りで一杯になりたい)
その頃、フォルテは『後一時間は会場にいなさい』と、陛下と王妃に言われた事を守り、会場内に止まっていた。だが自分の寝室にヒートのタヤがいると思うだけで、顔には出さないが……心が逸る。
(あと少しで一晩中、タヤが抱ける。タヤを自分の番にして離さない)
本日は番とのファーストダンスを踊れないと、他の貴族とのダンスは断っている。他の貴族もそれが分かっているから、フォルテをダンスには誘わない。
そして、約束の時間となりフォルテは本日集まった貴族達に挨拶を済ませ、タヤが待つ寝室へと足早に戻った。
フォルテは乱暴に扉を開け寝室に進む。
「タヤ、戻った」
「ルテ?」
今朝、脱いだ寝巻きとに包まれていたタヤが顔を出す。その表情はいつもとは違い熱がこもり、目がとろんとしていた。
ゴクッとなる私の喉。
部屋中に漂うタヤの甘い香り。その香りに引き寄せられるように。私は、今着ている服を乱暴に脱ぎ捨てベッドへと進んだ。
最後の下着だけを残して、優しくベッドのタヤにキスをしたあと。
「抱くぞ、タヤ」
と、耳元で囁く。
「うん、早くきて……待てない」
私の熱杭は寝室に入るなりタヤを求めて、既に臨戦体制、タヤも杭と後ろの蕾をとろとろにして、私を今か今かと待っている。
焦って、タヤを傷付けないよう一枚、一枚と優しく衣類を脱がし……最後の下着に手をかけると、そこは甘い香りが強く、すでに出しものと先走りでトロトロに濡れていた。
私は我慢できず、タヤの杭を口でチュッとキツく吸った。
「ひゃあん……ルテ、待って……もうイクッ――!!!」
待ち焦がれていたのか、その刺激にタヤは簡単に精を放つ。それすら逃さないと全てを吸うと、タヤの腰はピクンと浮き、涙目で。
「ルテ、後ろも触って……早く、それが欲しい」
聳え立つ、私の熱杭を物欲しげに見つめた。
(たまらないな)
今すぐにでも挿れたくなったが抑えて、自分の指にタヤが吐き出したものを取り、蕾を指先で撫で指を滑り込ませた。
その指をタヤは受け入れ、奥へと飲み込む。
「ふわぁっ……イク、いっちゃう……っ、ンンっ、あっあぁ……いい、もっと触って」
「ククッ……ここを、こんなにも綻ばせ、甘い香りで私を誘う……」
タヤの乱れる姿に我慢できず、己を取り出し蕾にあてがった。ヒートだからなのか柔らかく濡れる蕾に、ゆっくり剛欲を埋め込んだ。
♱♱♱
フォルテの熱杭がオレの蕾にミッチリ埋め込まれる。えもいわれない快感が体の中を突き抜ける。
「ンンっ……」
フォルテがオレの中にいる。
「あっ、ああ……ルテぇ……嬉しい」
「やっとだ、タヤ……愛している」
「オレ……も、ルテが好き、愛している」
フォルテが激しくオレを責めはじめる。それを、すべてを受け止めオレの発情がます。熱杭が抜けそうなくらいに引かれ、一気に置くまで突かれる。声にならない快感にオレの喘ぎ声は止まらない。
「ンン、んぅ……イッ……ルテ、イクッ」
「イケ……私の運命の番」
さらに激しく背後から突かれ、オレが絶頂で弓形にのけ反ったそことき、オレのうなじにフォルテの牙が立てられた。
フォルテと番となる瞬間。
「あっ、あぁあ……!!」
悲鳴のような喘ぎと、絶頂よりも激しい快感に支配される。――体が染まる、オレの全てがフォルテに染まる。今、フォルテはオレだけの番。
「「なんて、幸せなんだ」」
この夜。オレはフォルテの運命の番となった。次の日、お揃いの指輪と、婚姻届をだして夫婦になった。
オレの王妃教育が始まり忙しくなると思っていたが。まだフォルテが学生ということもあり。夏季休暇はゆっくり過ごしなさい、と。陛下と王妃の計らいでオレとフォルテはまったり冒険したり、熊クマ食堂で過ごし。たまにやって来るロッサお嬢とも過ごした。
夏季休暇の最終日。熊クマ食堂のフォルテの部屋でまったり過ごしていた。フォルテが「タヤに話がある」と、結婚指輪にキスを落として微笑み。
「私が学園を卒業したら結婚式を上げよう」
「結婚式?」
「ああ、私と式を挙げたあと。タヤは私の妃として、王城に移ってもらうことになる」
「王城? わかりました」
王城と聞き、少し緊張したオレを、フォルテは抱き寄せて。
「タヤが心配することはなにもない。私の両親、私もいるし、ロッサ嬢、シンギさんとマヤさんも一緒だ」
「うん、わかった」
そして、式の日程が決まったら忙しくなるよ。と言ったフォルテの通り、結婚式の準備が始まった。フォルテとお揃いの衣装を作り、式の段取りを覚える。
(式の準備は大変だけど、フォルテがいてくれるし、みんなも手伝ってくれる)
オレとフォルテが式の準備を始めて、半年が過ぎ、フォルテは学園を卒業した。卒業から数日後、陛下に呼ばれフォルテは王位継承者、王太子となった。
その2日後。王太子フォルテとオレは国中をあげて結婚式をおこなった。フォルテとオレの結婚を国中のみんなが祝福してくれる。
「タヤ、必ず幸せにする」
「オレもルテを幸せにする」
王太子妃となった、オレの王妃教育が本格的に始まる。それから3年後ーーオレはフォルテに見守られ、元気な男の子を産んだ。
「元気な男の子だ! ありがとう、タヤ」
「ううん、オレのほうこそ……ありがとう。オレが欲しかった、憧れていた家族を作ってくれて、嬉しい」
ひょんな女神の間違いから始まった異世界生活。
オレはこの地で愛する人に、友達に、大切な人たちに出会えた。
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