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姿を隠しながら、西にある教会をガット君と目指していた。
「ガット君、平気?」
「だ、大丈夫っス……怖くないっス」
そう言っても、彼は私の腕の中でカタカタ震えている。実をいうと私も怖い――しかし、ある程度進むと、騎士達の足音、話し声はやみ周りが静かになった。
暗闇からそっと顔を出すと、この通路のメイド、騎士達は寝ているみたい。そのなかをガット君と警戒しながら進むんでいた――。タッ! タッタッタ床を蹴る音が聞こえて、通路の奥から黒いモコモコが私に突撃した。
「きゃっ」
「ルーチェ姉さん?」
その黒いモコモコは私の足にあたり、その反動でコロコロ通路を転がった。
「キュ、キューーーン」
「え、子犬ちゃん?」
「子犬様?」
なぜ、王城に? でも、ここに子犬ちゃんがいるのだとしたら、ラエルさんも来ている? 周りを見渡しても探してもいない。
「子犬ちゃん、ラエルさんは一緒にいないの?」
「キュン、キューン」
コッチだと、子犬ちゃんがまえを走っていく。その後を追おうとしたけど……ロウソクが所々消えていて足元が暗い。黒い子犬ちゃんを踏んでしまうかもと。思った私はカバンを探り、ライトの魔法が使える杖を取りだしはなった。
「ライト!」
「ギャン?」
「ヒョォェェェ、姉さん!」
「あ、ああ、杖をまちがえた……」
それはライト魔法の杖ではなく、雷魔法の杖だった……空から稲妻が一撃、城の天井を破壊して目の前に落ち、地面をえぐった。
「ヒィッ、きゃぁあぁ――!」
「ヒィ――し、死ぬ!」
「あわわわわっ、姉さーん!」
こ、この落雷に直撃していたら危なかった。先輩がくれた魔法のワンピースが、私達を守ってくれたから難を逃れられた……
「び、ビックリした……」
ホッと息をつこうとした時。その開いた穴から、福ちゃんが目をまわして、私の頭の上に落ちてきた。
落ちてきた、彼はパニック。
「な、なんだ? いまの、すざましい落雷は? あ、あれに、当たっていれば自分は消えていた……あるじ、ラエル様の新手の意地悪か?」
と、とんでもないことも言った。
しばらくたち、落ち着きを取り戻した私達。あの落雷でここに集まってきたメイド、騎士に追われた。……みんなでというか私がみんなを抱えて、走って、走って。王妃教育の時に習った隠し通路を見つけ、そこに飛び込んだ。
(この隠し通路は王家と私、ひと握りの騎士、メイドたちしか知らないと言っていたわ)
その隠し通路のなかで身を潜めていた……しばらくして。
「……足音が遠ざかった? ふうっ、よかった。メイドと騎士達は他を探しに行ったみたいね。ごめん、みんな大丈夫?」
先ほどの雷と騎士に追われて、ぐったりするみんな。
「なんとか、自分は大丈夫です」
「キュン」
「大丈夫っス」
「よかった……この通路を確か右に進めば、教会の前に出るはず。行こう」
今度は間違えずライトの杖を使い、私達は隠し通路を通って。教会を目指すことにした。
「ガット君、平気?」
「だ、大丈夫っス……怖くないっス」
そう言っても、彼は私の腕の中でカタカタ震えている。実をいうと私も怖い――しかし、ある程度進むと、騎士達の足音、話し声はやみ周りが静かになった。
暗闇からそっと顔を出すと、この通路のメイド、騎士達は寝ているみたい。そのなかをガット君と警戒しながら進むんでいた――。タッ! タッタッタ床を蹴る音が聞こえて、通路の奥から黒いモコモコが私に突撃した。
「きゃっ」
「ルーチェ姉さん?」
その黒いモコモコは私の足にあたり、その反動でコロコロ通路を転がった。
「キュ、キューーーン」
「え、子犬ちゃん?」
「子犬様?」
なぜ、王城に? でも、ここに子犬ちゃんがいるのだとしたら、ラエルさんも来ている? 周りを見渡しても探してもいない。
「子犬ちゃん、ラエルさんは一緒にいないの?」
「キュン、キューン」
コッチだと、子犬ちゃんがまえを走っていく。その後を追おうとしたけど……ロウソクが所々消えていて足元が暗い。黒い子犬ちゃんを踏んでしまうかもと。思った私はカバンを探り、ライトの魔法が使える杖を取りだしはなった。
「ライト!」
「ギャン?」
「ヒョォェェェ、姉さん!」
「あ、ああ、杖をまちがえた……」
それはライト魔法の杖ではなく、雷魔法の杖だった……空から稲妻が一撃、城の天井を破壊して目の前に落ち、地面をえぐった。
「ヒィッ、きゃぁあぁ――!」
「ヒィ――し、死ぬ!」
「あわわわわっ、姉さーん!」
こ、この落雷に直撃していたら危なかった。先輩がくれた魔法のワンピースが、私達を守ってくれたから難を逃れられた……
「び、ビックリした……」
ホッと息をつこうとした時。その開いた穴から、福ちゃんが目をまわして、私の頭の上に落ちてきた。
落ちてきた、彼はパニック。
「な、なんだ? いまの、すざましい落雷は? あ、あれに、当たっていれば自分は消えていた……あるじ、ラエル様の新手の意地悪か?」
と、とんでもないことも言った。
しばらくたち、落ち着きを取り戻した私達。あの落雷でここに集まってきたメイド、騎士に追われた。……みんなでというか私がみんなを抱えて、走って、走って。王妃教育の時に習った隠し通路を見つけ、そこに飛び込んだ。
(この隠し通路は王家と私、ひと握りの騎士、メイドたちしか知らないと言っていたわ)
その隠し通路のなかで身を潜めていた……しばらくして。
「……足音が遠ざかった? ふうっ、よかった。メイドと騎士達は他を探しに行ったみたいね。ごめん、みんな大丈夫?」
先ほどの雷と騎士に追われて、ぐったりするみんな。
「なんとか、自分は大丈夫です」
「キュン」
「大丈夫っス」
「よかった……この通路を確か右に進めば、教会の前に出るはず。行こう」
今度は間違えずライトの杖を使い、私達は隠し通路を通って。教会を目指すことにした。
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