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第二章 ストレーガ国までの帰路
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「シエルさん、守ってくれてありがとう」
「あたりまえだ、ルーは俺の大切な彼女だからな」
まだ、彼女と言われるのに離れていなくて、頬が熱をもつ。私の頬が真っ赤なのだろう、シエルさんの瞳が優しく細くなった。
その表情に益々、頬は熱をもつ。
「フッ、真っ赤で可愛い……さて、夜明けまで休もうか?」
「夕飯は? みんなお腹空いていない?」
「ああ、ちょっと空いてるかな……でも、明日の朝でいいから、今日はゆっくり休むんだ」
ベッドから出ようとしたのがわかったらしく、シエルさんに止められる。明日の朝か……それなら私の体調も良くなっているはずだから、その時にたくさんみんなにご飯を作ろう。
そう決めて、ベッドに潜った。
私が大人しく寝るのがわかったのか、シエルさんも隣のベッドに潜る。
「おやすみなさい、シエルさん」
「おやすみ、ルー」
♱♱♱
翌朝、ぐっすり眠ったので昨日とは打って変わって、体は楽になった。昨夜――転移魔法を使い、私達は大国ストレーガで魔法国の、端にあるカカの森と言う所に着いたらしい。
「ルー、朝食後は直ぐ王都に行かず、王都郊外を見て回ろうと思ってる」
「わかりました」
朝食後、魔法になれたストレーガ国の人達は、空を飛ぶ福ちゃんを見ても驚かないので。王都に入る前に、王都郊外を見回る事になったと、シエルさんが教えてくれた。
「俺は外にいるから」
「はーい」
コテージでお風呂と、身支度を終えて外に出ると。
私よりも早く起きたみんなは、カマドを作ったり、王都郊外をどのルートで回るかを話していた。
そんなみんなに。
「今朝の朝食は豚肉で作る、がっつりスタミナ丼にします!!」
と、朝食のメニューを伝えた。
「「「スタミナ丼?」」」
シエルさん、ラエルさん、子犬ちゃんの驚く顔。
初めて聞く料理名だろうから、簡単なスタミナ丼の作り方を説明した。
「スタミナ丼とは――まず、にんにくおろしを炒め、玉ねぎと薄切り肉をフライパンで焼き、醤油、お酒などで味を付けしてご飯の上に乗せて、生卵を中央に落としてかきこむの!」
ボリューム満点で、ニンニク醤油ダレが食欲をそそる。
「ゴクッ、ルーチェちゃん美味しそう。早く食べたい」
「そうだね、早く食べたいね」
「ルー、スタミナ丼を作ろう!」
「ええ、作りましょう」
外に作ったカマドでお米を炊き。隣のカマドでスタミナ丼になる豚肉と玉ねぎを焼き、醤油、お酒などで味をつけた。付け合わせにシエルさんの好きな甘い卵焼き、サラダとスープ。福ちゃん達には甘いお菓子を用意した。
「「いただきます!!」」
みんなで手を合わせて、がっつりスタミナ丼の朝食が始まった。
「あたりまえだ、ルーは俺の大切な彼女だからな」
まだ、彼女と言われるのに離れていなくて、頬が熱をもつ。私の頬が真っ赤なのだろう、シエルさんの瞳が優しく細くなった。
その表情に益々、頬は熱をもつ。
「フッ、真っ赤で可愛い……さて、夜明けまで休もうか?」
「夕飯は? みんなお腹空いていない?」
「ああ、ちょっと空いてるかな……でも、明日の朝でいいから、今日はゆっくり休むんだ」
ベッドから出ようとしたのがわかったらしく、シエルさんに止められる。明日の朝か……それなら私の体調も良くなっているはずだから、その時にたくさんみんなにご飯を作ろう。
そう決めて、ベッドに潜った。
私が大人しく寝るのがわかったのか、シエルさんも隣のベッドに潜る。
「おやすみなさい、シエルさん」
「おやすみ、ルー」
♱♱♱
翌朝、ぐっすり眠ったので昨日とは打って変わって、体は楽になった。昨夜――転移魔法を使い、私達は大国ストレーガで魔法国の、端にあるカカの森と言う所に着いたらしい。
「ルー、朝食後は直ぐ王都に行かず、王都郊外を見て回ろうと思ってる」
「わかりました」
朝食後、魔法になれたストレーガ国の人達は、空を飛ぶ福ちゃんを見ても驚かないので。王都に入る前に、王都郊外を見回る事になったと、シエルさんが教えてくれた。
「俺は外にいるから」
「はーい」
コテージでお風呂と、身支度を終えて外に出ると。
私よりも早く起きたみんなは、カマドを作ったり、王都郊外をどのルートで回るかを話していた。
そんなみんなに。
「今朝の朝食は豚肉で作る、がっつりスタミナ丼にします!!」
と、朝食のメニューを伝えた。
「「「スタミナ丼?」」」
シエルさん、ラエルさん、子犬ちゃんの驚く顔。
初めて聞く料理名だろうから、簡単なスタミナ丼の作り方を説明した。
「スタミナ丼とは――まず、にんにくおろしを炒め、玉ねぎと薄切り肉をフライパンで焼き、醤油、お酒などで味を付けしてご飯の上に乗せて、生卵を中央に落としてかきこむの!」
ボリューム満点で、ニンニク醤油ダレが食欲をそそる。
「ゴクッ、ルーチェちゃん美味しそう。早く食べたい」
「そうだね、早く食べたいね」
「ルー、スタミナ丼を作ろう!」
「ええ、作りましょう」
外に作ったカマドでお米を炊き。隣のカマドでスタミナ丼になる豚肉と玉ねぎを焼き、醤油、お酒などで味をつけた。付け合わせにシエルさんの好きな甘い卵焼き、サラダとスープ。福ちゃん達には甘いお菓子を用意した。
「「いただきます!!」」
みんなで手を合わせて、がっつりスタミナ丼の朝食が始まった。
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