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第一部
1-6 ティーパーティー
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◆◆◆◆◆
アルバンはラフィールを抱いたまま、玄関ホールからラウンジに入った。そして、窓辺に置かれたソファーにラフィールを横たえる。
「ラフィール」
テレンスは眠ったラフィールに近づき、顔を覗き込み声を掛けた。だが、ラフィールが目覚める様子はない。
「医者を呼びましょうか、父上?」
「疲れて眠っているだけだから医者は必要ないよ、テレンス。お前はこちらに来てソファーに座りなさい」
アルバンはすでにソファーに座り、目の前のソファーを指さして息子に座るよう促す。
「ですが…心配です」
まだラフィールから離れないテレンスに、アルバンは含み笑いを浮かべた。そして、からかい口調で息子に話し掛けた。
「眠った女性の顔をジロジロと見つめるのは…紳士的ではないと私は思うけどね、テレンス?」
「なっ!?ち、違います!僕はラフィールの顔をジロジロと見ていた訳じゃないです!」
慌てて言い訳をする息子の姿に、アルバンは我慢できずに声を出して笑い出した。テレンスは顔を真っ赤になりながら父親に近づくと、目の前のソファーに無言で座る。
「からかって悪かった、テレンス」
「…いえ」
明らかに不貞腐れている息子の様子に、アルバンはまだまだ子供だなと思いながら口を開く。
「戦況が落ち着いた事もあり、王より帰還を促す手紙が届いてね…私は再び王城にて王にお支えする事になった」
アルバンがそう伝えると、テレンスは素直に笑みを見せて言葉を発した。
「そうでしたか!お疲れ様です、父上。王都の邸で共に過ごせるのは嬉しいです。ところで、ギルバートお祖父様はご一緒ではないのですか?」
「義父上の身を案じた王が帰還を促して下さったのだが、あっさり断り辺境伯と共に国境の砦の防衛に楽しそうに取り組んでいるよ」
呆れ声で話す父親につられて、テレンスは思わず苦笑いを浮かべる。魔王を封印した功績から、悠々自適に暮らせるギルバートだが、今も戦場を駆けている。
「お祖父様がお元気でなによりですが、剣術を教わる機会が減るのは残念です」
「おや、私が相手では不服かい?」
「そんな!父上がお相手してくださるならとても嬉しいです。でも、父上は王にお仕えする大切なお仕事がありますし、母が亡くなった後はセラフィーニ家の奥の事も取り仕切っておられるので…」
テレンスの気遣いにアルバンは嬉しく思いつつも、釘を差すことも忘れない。
「ところで、テレンス」
「はい、父上」
「私は王立学園への徒歩通学を許した覚えはないのだけどね?」
「んっ!?」
アルバンは不意打ちを食らって慌てふためき、助けを求めるように壁際に立つ従者のナトリに視線を向けた。視線を向けられたナトリは困り顔で応じる。
「テレンス、ナトリに助けを求めても駄目だよ。ナトリから幾度も諫言を受けたはずだが、それを退けたのは主の君だ。己の行動に責任を取りなさい、テレンス」
「申し訳ございません、父上」
テレンスは唇を噛みしめるとその場で立ち上がり、父のアルバンに向けて頭を下げた。アルバンは素直に頭を下げる息子を見つめた後、少しため息を付いてテレンスに座るよう促した。
「ナトリからお前が王立学園に徒歩通学している事は報告が上がっていた。私の手紙を偽造などせず、根気よく私を説得すべきどったね」
「申し訳ございません」
「徒歩通学を許可しよう」
「はい……っ、え、許可??」
「侯爵家の跡継ぎが徒歩通学などしては、他家に侮られるだけだが…まあ、我が家には変わり者が多いからね。変わり者が一人増えたところで、セラフィーニ家の評判はそう変わらないだろう」
アルバンはちらりとソファーで眠るラフィールを見たが、すぐに視線をテレンスに向けた。
「王都では馬車より徒歩のほうが早く動けるからね。ラフィールの身に何かあった時に、馬車待ちで駆けつけられないとあっては困ると…そういう事だろ、テレンス?」
「…そうです、父上」
「心配性だね、テレンス」
「いとこを案じるのは当然かと」
「それだけかい?」
「?」
「いとことしてラフィールの身を案じている。だけかい、テレンス?」
「…そうですけど?」
真顔で答えるテレンスにアルバンはため息を付く。息子のアルバンがラフィールを女性として意識していることは明らかだ。だが、本人はその事に気がついていない。
アルバンは息子をどう導くべきかと迷いつつ、ふと視線を息子の従者のナトリに向けた。ナトリは居心地悪そうに立っているが、その手にはケーキボックスが持っている。
「ケーキを買ってきたのか、テレンス?」
「はい、父上」
「久々に王都の菓子を食べたいな。すぐにお茶の準備をさせよう」
「あ、父上!ケーキを食べるのは、ラフィールが目覚めてからにしましょう!」
アルバンは息子の言葉を無視して立ち上がる。そして、使用人に指示を出してティータイムの準備を始めた。
「私は今すぐにケーキを食べたい。ラフィールが目覚めるのを待つことはできないよ、テレンス。ラフィールはよく眠っているし、起こすのは気の毒だ。黙って食べてもバレはしない。」
「父上!」
「眠ってチャンスを逃す者が悪い。そうだろ、ラフィール?」
アルバンは息子ではなくソファーで眠るラフィールに声を掛けた。すると、ラフィールは頰を引きつらせながら、ガバリと身を起こした。
そして、ラフィールが叫ぶ。
「起きてます!ずーっと起きてました!ごめんなさい!ケーキ食べたいです。寝たふりしていてごめんなさいーーー!」
「お前、起きていたのかよ!?」
テレンスは驚いて立ち上がり、ラフィールを見る。ラフィールは頭をかきながら、ぺろりと舌を出した。
「だって…親子の会話を盗み聞きする機会なんて滅多にないし興味あったから。でも、叔父様は意地悪です!私が起きていることに気がついていながら、ケーキを人質にとるなんて!卑怯です、叔父様!」
「父上を責めるな!盗み聞きしてるお前の方が卑怯だろ、ラフィール。もう、お前にはケーキあげないからな。ケーキは父上と二人で食べる。そのまま寝ていろ、ラフィール」
テレンスがそう応じると、ラフィールはソファーからさっと起き上がる。そして、テレンスの背後から抱きついて駄々をこねた。
「ごめん、テレンス!一緒に食べよ。ね?それで、チョコレートケーキはある?あるよね?私の大好物を買わないなんて選択肢はないよね?」
「ぐっ…」
「テレンス?」
「全部…チョコレートケーキだ」
「大好き!大好き!チョコ大好き」
「そ、そうかよ」
息子と姪っ子のじゃれ合いを微笑ましく見つめながらも、アルバンは甘ったるい雰囲気に胸焼けがして視線をナトリに向けた。
「ナトリ、紅茶は渋みの強いものにしてくれ。甘ったるくてたまらん」
「承知しました、アルバン様」
この後、セラフィーニ家の面々は渋めの紅茶で美味しくチョコレートケーキを食べた。
ラフィールが影に沈む首輪付きの悪魔ロストににチョコレートケーキを分け与えていたことは内緒。
End
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アルバンはラフィールを抱いたまま、玄関ホールからラウンジに入った。そして、窓辺に置かれたソファーにラフィールを横たえる。
「ラフィール」
テレンスは眠ったラフィールに近づき、顔を覗き込み声を掛けた。だが、ラフィールが目覚める様子はない。
「医者を呼びましょうか、父上?」
「疲れて眠っているだけだから医者は必要ないよ、テレンス。お前はこちらに来てソファーに座りなさい」
アルバンはすでにソファーに座り、目の前のソファーを指さして息子に座るよう促す。
「ですが…心配です」
まだラフィールから離れないテレンスに、アルバンは含み笑いを浮かべた。そして、からかい口調で息子に話し掛けた。
「眠った女性の顔をジロジロと見つめるのは…紳士的ではないと私は思うけどね、テレンス?」
「なっ!?ち、違います!僕はラフィールの顔をジロジロと見ていた訳じゃないです!」
慌てて言い訳をする息子の姿に、アルバンは我慢できずに声を出して笑い出した。テレンスは顔を真っ赤になりながら父親に近づくと、目の前のソファーに無言で座る。
「からかって悪かった、テレンス」
「…いえ」
明らかに不貞腐れている息子の様子に、アルバンはまだまだ子供だなと思いながら口を開く。
「戦況が落ち着いた事もあり、王より帰還を促す手紙が届いてね…私は再び王城にて王にお支えする事になった」
アルバンがそう伝えると、テレンスは素直に笑みを見せて言葉を発した。
「そうでしたか!お疲れ様です、父上。王都の邸で共に過ごせるのは嬉しいです。ところで、ギルバートお祖父様はご一緒ではないのですか?」
「義父上の身を案じた王が帰還を促して下さったのだが、あっさり断り辺境伯と共に国境の砦の防衛に楽しそうに取り組んでいるよ」
呆れ声で話す父親につられて、テレンスは思わず苦笑いを浮かべる。魔王を封印した功績から、悠々自適に暮らせるギルバートだが、今も戦場を駆けている。
「お祖父様がお元気でなによりですが、剣術を教わる機会が減るのは残念です」
「おや、私が相手では不服かい?」
「そんな!父上がお相手してくださるならとても嬉しいです。でも、父上は王にお仕えする大切なお仕事がありますし、母が亡くなった後はセラフィーニ家の奥の事も取り仕切っておられるので…」
テレンスの気遣いにアルバンは嬉しく思いつつも、釘を差すことも忘れない。
「ところで、テレンス」
「はい、父上」
「私は王立学園への徒歩通学を許した覚えはないのだけどね?」
「んっ!?」
アルバンは不意打ちを食らって慌てふためき、助けを求めるように壁際に立つ従者のナトリに視線を向けた。視線を向けられたナトリは困り顔で応じる。
「テレンス、ナトリに助けを求めても駄目だよ。ナトリから幾度も諫言を受けたはずだが、それを退けたのは主の君だ。己の行動に責任を取りなさい、テレンス」
「申し訳ございません、父上」
テレンスは唇を噛みしめるとその場で立ち上がり、父のアルバンに向けて頭を下げた。アルバンは素直に頭を下げる息子を見つめた後、少しため息を付いてテレンスに座るよう促した。
「ナトリからお前が王立学園に徒歩通学している事は報告が上がっていた。私の手紙を偽造などせず、根気よく私を説得すべきどったね」
「申し訳ございません」
「徒歩通学を許可しよう」
「はい……っ、え、許可??」
「侯爵家の跡継ぎが徒歩通学などしては、他家に侮られるだけだが…まあ、我が家には変わり者が多いからね。変わり者が一人増えたところで、セラフィーニ家の評判はそう変わらないだろう」
アルバンはちらりとソファーで眠るラフィールを見たが、すぐに視線をテレンスに向けた。
「王都では馬車より徒歩のほうが早く動けるからね。ラフィールの身に何かあった時に、馬車待ちで駆けつけられないとあっては困ると…そういう事だろ、テレンス?」
「…そうです、父上」
「心配性だね、テレンス」
「いとこを案じるのは当然かと」
「それだけかい?」
「?」
「いとことしてラフィールの身を案じている。だけかい、テレンス?」
「…そうですけど?」
真顔で答えるテレンスにアルバンはため息を付く。息子のアルバンがラフィールを女性として意識していることは明らかだ。だが、本人はその事に気がついていない。
アルバンは息子をどう導くべきかと迷いつつ、ふと視線を息子の従者のナトリに向けた。ナトリは居心地悪そうに立っているが、その手にはケーキボックスが持っている。
「ケーキを買ってきたのか、テレンス?」
「はい、父上」
「久々に王都の菓子を食べたいな。すぐにお茶の準備をさせよう」
「あ、父上!ケーキを食べるのは、ラフィールが目覚めてからにしましょう!」
アルバンは息子の言葉を無視して立ち上がる。そして、使用人に指示を出してティータイムの準備を始めた。
「私は今すぐにケーキを食べたい。ラフィールが目覚めるのを待つことはできないよ、テレンス。ラフィールはよく眠っているし、起こすのは気の毒だ。黙って食べてもバレはしない。」
「父上!」
「眠ってチャンスを逃す者が悪い。そうだろ、ラフィール?」
アルバンは息子ではなくソファーで眠るラフィールに声を掛けた。すると、ラフィールは頰を引きつらせながら、ガバリと身を起こした。
そして、ラフィールが叫ぶ。
「起きてます!ずーっと起きてました!ごめんなさい!ケーキ食べたいです。寝たふりしていてごめんなさいーーー!」
「お前、起きていたのかよ!?」
テレンスは驚いて立ち上がり、ラフィールを見る。ラフィールは頭をかきながら、ぺろりと舌を出した。
「だって…親子の会話を盗み聞きする機会なんて滅多にないし興味あったから。でも、叔父様は意地悪です!私が起きていることに気がついていながら、ケーキを人質にとるなんて!卑怯です、叔父様!」
「父上を責めるな!盗み聞きしてるお前の方が卑怯だろ、ラフィール。もう、お前にはケーキあげないからな。ケーキは父上と二人で食べる。そのまま寝ていろ、ラフィール」
テレンスがそう応じると、ラフィールはソファーからさっと起き上がる。そして、テレンスの背後から抱きついて駄々をこねた。
「ごめん、テレンス!一緒に食べよ。ね?それで、チョコレートケーキはある?あるよね?私の大好物を買わないなんて選択肢はないよね?」
「ぐっ…」
「テレンス?」
「全部…チョコレートケーキだ」
「大好き!大好き!チョコ大好き」
「そ、そうかよ」
息子と姪っ子のじゃれ合いを微笑ましく見つめながらも、アルバンは甘ったるい雰囲気に胸焼けがして視線をナトリに向けた。
「ナトリ、紅茶は渋みの強いものにしてくれ。甘ったるくてたまらん」
「承知しました、アルバン様」
この後、セラフィーニ家の面々は渋めの紅茶で美味しくチョコレートケーキを食べた。
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