【R18淫乱恋事情】陰間茶屋の散花さん

月歌(ツキウタ)

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喜助の大工仕事

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◆◆◆◆◆◆

「散花、ここに棚作ろか?それとも別のとこに作るか?あー、床も直したいな」

「喜助さん、忙しいのにごめんね」

陰間茶屋の裏手にある長屋の一部屋に、散花は住むことになった。手を加えなくても大丈夫だと思っていたが、鳶職の喜助には手直ししたい所だらけらしい。

「あー、新しく家を建ててやりたい!」

「喜助さんが手を加えてくれるだけで十分や。あ、でも‥‥ここに棚を作ってくれる」

「ええよ。で、『鬼の散花』は回しになるらしいな?陰間はもうやらんのやろ?」

「『鬼の散花』なんて言わんといて、喜助さん。色々あって陰間から転業。回しとして茶屋に来る子供を立派な陰間にするのが私の仕事。上手くやってみせるわ」

喜助は散花の顔を覗き込みながら、ひっそりと呟いた。

「お前‥‥男を抱いたことないんやろ?その、勃つのか?陰間に仕上げるには、陰茎を挿入せなあかんのやろ?」

「ああ、それ。そこは弥太郎さんに手伝って貰うつもり。ちゃんと勃つように、弥太郎さんから指導されてるとこ。シコシコしたら私でも勃ったわ。でも、いまいちびんと勃たへんから困ってて‥‥。」

喜助が突然金槌を床に落とした。その為に、床が凹んでしまう。散花が眉を寄せると突然喜助に抱き寄せられた。

「や、弥太郎と寝てるんか!」

「え?寝てないよ?訓練で裸でしこしこして鍛えてるだけやけど?」

「なにそれ?なんで裸になるんや?」
「ん?暑いから?」
「あかん!」
「え?」

「お前は陰間から転業したんやから、もっと身持ちを良くせなあかん。弥太郎の前で裸になるな。それから、月代さかやきにしろ。何時までも艶々の髪ではあかん。」

散花は髪に触れて喜助に尋ねる。

「やっぱり男衆の髪型は月代やんねえ?私も髪を剃ろうとしたんやけど、弥太郎が子供が怖がるからお前はそのままの髪型はええっていうから。男衆やのにこの髪型は似合わんよね。」

「めっちゃ似合ってる!でも、今すぐに月代にして、さっぱりと男になるんや。そして、回しをやめて俺の身の回りの世話をしてくれ。鳶職は儲かるから散花を娶ってもやっていける!大丈夫や!」

喜助が散花の腕を掴み顔を近づける。散花はドキリとして喜助を見つめる。陰間をやめて以来男には抱かれていない。でも、長く抱かれた喜助の陰茎の形は腹が覚えている。

「き、喜助さん。私、私‥‥‥じんじんする」
「散花、俺も勃ってきた」



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