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主人公に遭遇
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◆◆◆◆◆
主人公のアンリ = プラデスは、悲しい生い立ちの持ち主だ。
彼の父親は、上位アルファの現国王。そして、産みの親は下位オメガの修道士であった。
現国王が王太子殿下の時代に、訪問先の教会でピンクの髪色の修道士と出会った。だが、その出会いは悲劇的なものだった。ヒートを起こし部屋に籠っていた修道士を、発情した王太子殿下が無理やり襲ったのだ。オメガ性の修道士が発したフェロモンに、アルファ性の殿下は抗えなかった。
その時の性交により、修道士は子を孕んでしまった。教会の教えにより堕胎のできなかった修道士は、双子を生んだがその場で命を落とした。教会はこの事態を秘密裏に処理。生まれた双子は、教会に併設する孤児院に預けられた。
やがて、二人は子のいない裕福な男爵家に引き取られた。そして、新たな名を得た。
アンリ = プラデス。性は下位オメガ。薄いピンクの髪色が特徴の、BLゲームの主人公。孤児院育ちだが、真っ直ぐ庶民派の可愛い男子だ。
ジャクソン = プラデス。 性は下位アルファ。主人公の双子の弟。ピンクの髪色も、孤児院育ちであることも嫌う、ちょっと卑屈な男。
BLゲーム「☆下位オメガを愛して☆」の主人公、アンリ = プラデスの生い立ちはこんな感じだ。オメガ性なので、必然的に「受け」となるキャラクターだ。
アンリ = プラデスが、ちょっとばかりゲームスチルと異なって、横幅が広いが髪色が薄いピンクであるなら問題なしだ!しかし、現在主人公のアンリは先生と揉めているようだ。しかも、先生の襟首を掴むという暴挙に出ている。こんなエピソードは知らないが、とにかくまずい。
恋愛ゲームは学園を中心に花開くのに、その前に退学とかされるとまずい!アンリとアルフレート兄上の触れあいにより、兄上は悪役オメガとの関係を絶つ。だが、退学したら、そのプロセスはどうなる!
「ラケール、しっかりして。アンリ = プラデスが、何か問題事に巻き込まれている様子だよ!ここは、偽『運命の番』の出番に違いない」
「ルチアの蹴りは、癖になる痛さだ」
「気持ち悪いこと言わない!」
「では、ルチア。愛する、俺の『運命の番』よ。アンリ = プラデスを確保しよう。父上に腕をへし折られたくないからな。役目は果たさないとね」
ラケールが手をすっと差し出したので、僕も手を重ねる。僕は「運命の番」を演じつつ、主人公アンリの救出に向かった。
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主人公のアンリ = プラデスは、悲しい生い立ちの持ち主だ。
彼の父親は、上位アルファの現国王。そして、産みの親は下位オメガの修道士であった。
現国王が王太子殿下の時代に、訪問先の教会でピンクの髪色の修道士と出会った。だが、その出会いは悲劇的なものだった。ヒートを起こし部屋に籠っていた修道士を、発情した王太子殿下が無理やり襲ったのだ。オメガ性の修道士が発したフェロモンに、アルファ性の殿下は抗えなかった。
その時の性交により、修道士は子を孕んでしまった。教会の教えにより堕胎のできなかった修道士は、双子を生んだがその場で命を落とした。教会はこの事態を秘密裏に処理。生まれた双子は、教会に併設する孤児院に預けられた。
やがて、二人は子のいない裕福な男爵家に引き取られた。そして、新たな名を得た。
アンリ = プラデス。性は下位オメガ。薄いピンクの髪色が特徴の、BLゲームの主人公。孤児院育ちだが、真っ直ぐ庶民派の可愛い男子だ。
ジャクソン = プラデス。 性は下位アルファ。主人公の双子の弟。ピンクの髪色も、孤児院育ちであることも嫌う、ちょっと卑屈な男。
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アンリ = プラデスが、ちょっとばかりゲームスチルと異なって、横幅が広いが髪色が薄いピンクであるなら問題なしだ!しかし、現在主人公のアンリは先生と揉めているようだ。しかも、先生の襟首を掴むという暴挙に出ている。こんなエピソードは知らないが、とにかくまずい。
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「では、ルチア。愛する、俺の『運命の番』よ。アンリ = プラデスを確保しよう。父上に腕をへし折られたくないからな。役目は果たさないとね」
ラケールが手をすっと差し出したので、僕も手を重ねる。僕は「運命の番」を演じつつ、主人公アンリの救出に向かった。
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