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三国志シリーズ

曹操の弱気、袁紹への帰順を考える

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曹操、袁紹への帰順を考える

◇◇◇

荀彧:程昱殿、少しよろしいか?
程昱:荀彧殿?どうかされましたか?
荀彧:実は曹操様のことなのだが‥随分弱気になっておられてな。
程昱:曹操様が?珍しいですね。

荀彧:兵糧不足が原因で気弱になっておられる。このままでは、袁紹殿に帰順しかねない‥困ったお人だ。



程昱:袁紹殿に帰順などとんでもない!何としてもお止めしなくては。

荀彧:程昱殿から曹操様に進言してもらえるか?貴方は袁紹殿を高く評価していたが、曹操様の招聘に即座に応じられた。その貴方からの進言ならば曹操様も考えを改めて下さるやもしれぬ。

程昱:承知しました、荀彧殿。では、私が曹操様を説得いたします。

荀彧:それはありがたい。

程昱:とりあえず‥曹操様を思いっきり持ち上げます!荀彧殿は大袈裟に相打ちを打ってください。

荀彧:それは少し芝居じみてはいないかい、程昱どの?

程昱:芝居じみていて結構!曹操様ならそうと知りつつ乗って下さるはず。これは曹操様に対する一種の挑発でもあります。

荀彧:挑発?
程昱:臣下がこれほど貴方様を信じているのに情けなくも弱腰になるとは何事かとね。
荀彧:‥程昱殿に依頼したのは間違いだったかもしれない。
程昱:荀彧殿、ひどいです。
荀彧:すまない。では、貴方に任せる
程昱:承知しました、荀彧殿。



◇◇◇

曹操:話とは何だ、程昱?

程昱:兵糧の不足を理由に、袁紹への帰順をお考えだと聞き及び進言に参りました。

曹操:ほう?言ってみるがよい、程昱。

程昱:気後れなさるとは、曹操様らしくありません。もう一度熟慮してください。ご主君は聡明にして神武の持ち主。袁紹の下風に立つことができましょうや?ご主君にはまだ三城が残っており、兵も一万を下りません。そして、文若や私が付いています。

荀彧:(うん、うん、うん、( ・ิω・ิ))

曹操:なるほど‥( ̄ー ̄)ニヤリ

◇◇◇

曹操、袁紹への帰順を思いとどまる。
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