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チュートリアル(入学前)
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あの時、私は若かった!何で死んだか分からないので、何歳で死んだのかも分からないんですけどね!
でも今、大事な事は昔の死因を思い出す事ではない。
先程ヘレスティアには続編があると述べたが、2や3にマリアルイゼは出てこない。何故なら初代で死ぬから!
主人公であるヘレスティアに倒される事が義務付けられているから、死ぬことが確定している。
おーまいがっ!なんということでしょう!記憶を取り戻したら死へのカウントダウンが始まっている事に気付いてしまいました!
心優しいヒロイン「ヘレスティア」が、攻略対象である美形なヒーロー達と共に私を倒しにやって来る……ヤダ怖い!それなんてホラーゲーム!?どうせならヘレスティア側でやらせてよ!タイムアタックしながら、やり込み要素100%達成してクリア出来るのに!
そう言い切れる程にやり込んだ記憶と、費やした時間と、攻略本に払った資本は伊達ではない。
今からでも遅くないなら役職変更要求したいと思います!
「あの……マリアルイゼお嬢様?湯浴みのご準備整いまして御座いますが……」
はわわっ///リズ、戻ってたの!?
ベッドの上、握りこぶしで一人きりの力説をしていた私に、再び恐る恐る声が掛けられてしまった。恥ずかしい///
そう、時既に遅し。今、呼ばれた様に……どうあがいても今の私はマリアルイゼ・クリシュナーダなのだ。
現実から逃げ出したい私を、私が目の前の現実から逃げる事を許さない。
……ならば大人しく、このまま死に至るシナリオを受け入れる?冗談じゃない!そんな事、このクリシュナーダ公爵家第一子、公爵令嬢マリアルイゼ・クリシュナーダが黙って従うものですか!
「分かりましたわ、リズ!早速向かいますわよ!」
「いけません、お嬢様!急にお立ちになられては!?」
「構いませんわ!このワタクシが病如きに遅れを取ると思っていますの?」
リズの制止を振り切り、動かない足を強引に動かし、ふかふかの絨毯の上に立つ。
ふらつく足腰に精神で喝を入れて、しっかりと大地に立つ!
「クリシュナーダの名を持つ者に『敗北』の文字はありませんわ!さぁ、行きますわよリズ!」
「はうう……お嬢様が……いつものマリアルイゼ様が復活しちゃいました……」
自分の足で立つと、小柄なリズが更に小さく見える。それ以上に何かに怯え肩をふるわせているので、より儚くか弱い様に見えるのですが、安心なさい。
「新しく生まれ変わったマリアルイゼ・クリシュナーダの第一歩ですわ!オーホッホッ…!」
……なんということでしょう、息を吐く様に高笑いが出てきました!自分でもビックリです。
こうして私は悪役令嬢らしい立ち居振る舞いで新たなる人生の第一歩を踏み出すのでしたーーーー
でも今、大事な事は昔の死因を思い出す事ではない。
先程ヘレスティアには続編があると述べたが、2や3にマリアルイゼは出てこない。何故なら初代で死ぬから!
主人公であるヘレスティアに倒される事が義務付けられているから、死ぬことが確定している。
おーまいがっ!なんということでしょう!記憶を取り戻したら死へのカウントダウンが始まっている事に気付いてしまいました!
心優しいヒロイン「ヘレスティア」が、攻略対象である美形なヒーロー達と共に私を倒しにやって来る……ヤダ怖い!それなんてホラーゲーム!?どうせならヘレスティア側でやらせてよ!タイムアタックしながら、やり込み要素100%達成してクリア出来るのに!
そう言い切れる程にやり込んだ記憶と、費やした時間と、攻略本に払った資本は伊達ではない。
今からでも遅くないなら役職変更要求したいと思います!
「あの……マリアルイゼお嬢様?湯浴みのご準備整いまして御座いますが……」
はわわっ///リズ、戻ってたの!?
ベッドの上、握りこぶしで一人きりの力説をしていた私に、再び恐る恐る声が掛けられてしまった。恥ずかしい///
そう、時既に遅し。今、呼ばれた様に……どうあがいても今の私はマリアルイゼ・クリシュナーダなのだ。
現実から逃げ出したい私を、私が目の前の現実から逃げる事を許さない。
……ならば大人しく、このまま死に至るシナリオを受け入れる?冗談じゃない!そんな事、このクリシュナーダ公爵家第一子、公爵令嬢マリアルイゼ・クリシュナーダが黙って従うものですか!
「分かりましたわ、リズ!早速向かいますわよ!」
「いけません、お嬢様!急にお立ちになられては!?」
「構いませんわ!このワタクシが病如きに遅れを取ると思っていますの?」
リズの制止を振り切り、動かない足を強引に動かし、ふかふかの絨毯の上に立つ。
ふらつく足腰に精神で喝を入れて、しっかりと大地に立つ!
「クリシュナーダの名を持つ者に『敗北』の文字はありませんわ!さぁ、行きますわよリズ!」
「はうう……お嬢様が……いつものマリアルイゼ様が復活しちゃいました……」
自分の足で立つと、小柄なリズが更に小さく見える。それ以上に何かに怯え肩をふるわせているので、より儚くか弱い様に見えるのですが、安心なさい。
「新しく生まれ変わったマリアルイゼ・クリシュナーダの第一歩ですわ!オーホッホッ…!」
……なんということでしょう、息を吐く様に高笑いが出てきました!自分でもビックリです。
こうして私は悪役令嬢らしい立ち居振る舞いで新たなる人生の第一歩を踏み出すのでしたーーーー
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