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チュートリアル(入学前)
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ゲーム登場時点では15歳のウィード君。13歳の今だと声変わりもしていないし、幼い印象を受ける。
少年ボイスなら、この人!な声優さんが担当されてましたが、あの方も声変わりする前はこんな感じだったんだろうなーと不思議な気分になる。
成長期の男の子の変化は、魔法みたいですね……リズと並んでいる姿は、小学生二人が会話している様に見えてしまう。和みますわー。
「ありがとうウィード君、でもどうしてビコーズの森に?」
「ファイズの兄ちゃんが、有志募って魔物討伐に出ただろ?俺も志願したけど大人達に止められてさぁ……だったら一人で行ってやる!と思って別方向から向かってたとこ。」
「駄目じゃない!一人で危ないわよ!」
リズ、それは貴女が言って良い台詞じゃありませんわ。例え強くても、黙って行くのはいけません。この辺はまだ子供ですね。
行くなら私の様に、あの手この手で誤魔化さないと!
あれ?でもウィード君が目的地に向かってるって事は……
「それにお兄様が行かれたのは、反対側の森の方です。こっちの国境側じゃないですよ?」
「げっ!?マジかよ!」
やっぱり設定そのままですね……極度の方向音痴は健在ですか。
その移動力をふんだんに使って彷徨う姿も萌ポイントではありますが、目的地とは遠い事が分かると落胆してしまいます。
リズを助けて、ファイズに合流の計画でしたが色々と破綻していた様です。上手くいきませんねぇ……まぁ、外に出れた時点でもうこっちのものですけどね!取りあえず
「ウィードさん、初めまして。マリアルイゼと申しますわ、リズを助けて頂き感謝致します。彼女の主として御礼を言わせて貰いますわ、小さな騎士様」
「どうってことないよ!ウィード・ブレイドだ。でも、小さなは余計だよ」
「失礼しましたわ、勇敢であられますのね」
彼の性格は、元気一杯。悪く言えばお調子者ですから、褒めすぎない程度にたしなめながら転がしていくのが攻略のポイントです。そうして頼れるお姉さんアピールしながら仲良くなっていくとしましょう。
聖剣復活イベント最後の救済策である彼が、私を殺さない様になってくれれば死亡エンド回避に近づけますし!……人類滅亡エンドには近づいちゃいますが。
「姫様-!」
遅れてジョナスさんが、続いてゴーシュが追いついて来ました。
リズには探しに来たことを伝えました。バツの悪そうな顔をしても、私直々に迎えに来たことを嬉しくも勿体なく思ってくれています。
将を射るなら、まずは馬……その調子でファイズ君への誤解……じゃありませんが、今の私の良いところをアピールして下さいね。
そう想いながらも、まだイーグルアイの視点が変わらない。まだ敵がいる様です……ここからではビコーズの村までしか見渡せませんね。流石にどこまでも見渡せる訳では無いので、ファイズ達の遠征先を見ることは出来ない様です。
えーっと、次はどこに潜んでいますかね……って、
「いけません!村に大量の魔物が近づいています!」
「えっ!?なんでマリアルイゼの姉ちゃんはそんな事分かるんだ?」
「お前!姫様に無礼であるぞ!」
「構いませんジョナス!貴方も今は、ワタクシをマリーゼと呼ぶことを許します。これから貴官は、ワタクシの指揮下に入って貰いますから」
「な、いけません姫様。村の事は村の者達に任せないと!我々が勝手に動いては外交問題です!」
「今は騎士団共々、自警団も手薄です。我々以外に戦える者は少ないでしょう。無辜の民を見捨てる事は貴族としてあってはなりません!」
そんな立派な理由からじゃないけどね……でも助ける力があって、困っている人達がいるのなら、見捨てる理由は無い。巡り巡って助けた恩が、自分を助けてくれる可能性だって在るわけですから。『情けは人の為ならず』ですわっ!
「ジョナス、貴方の腕前にワタクシのイーグルアイがあれば恐れる事はありません。ワタクシの命、貴方に預けました。ウィードさん、リズ。二人とも、同様にして貰いますがいいですわね?」
「私の為、村の皆の為に……勿論です、マリアルイゼ様!」
「へー、マリアルイゼの姉ちゃん、凄いスキル持ってんだな!分かった、そっちのが活躍できそうだぜ!」
本当は、私を除けばこの中で一番ステータスの高いリズと、ステータスでは測る事の出来ない強さのウィード君も同意してくれる。ジョナスさんに至っては、感動の涙を流し始めてしまった。ゴーシュは無言で頷いている。……ゴーシュには確認を取ろうと思わなかった辺り、お互いそれが当然みたいですね。
「今、この瞬間から私達は一つの部隊です。上も下もありません。唯、命令系統の遵守があるのみです。私の事はマリーゼで結構!それではいきますわよっ!」
お嬢様の言葉では無いが、貴族の嗜みとしての軍学で言葉が自然と紡がれる。士気を上げるのに、1番早いのは全員が一丸となって戦う事だ。
それが一体感を生み出し、大きな力となる。そこに共感と友情……好感度が、一気に盛り上がる事だってあります!
ファイズ君に仕掛ける吊り橋効果を、ウィード君に仕掛ける事になるとは思いませんでしたが、それはそれ、これはこれ。
村人の安全も、ウィード君からの信頼も全てこのマリアルイゼ・クリシュナーダが手に入れて御覧に入れますわっ!オーホッホッホッホッホーッ――!
少年ボイスなら、この人!な声優さんが担当されてましたが、あの方も声変わりする前はこんな感じだったんだろうなーと不思議な気分になる。
成長期の男の子の変化は、魔法みたいですね……リズと並んでいる姿は、小学生二人が会話している様に見えてしまう。和みますわー。
「ありがとうウィード君、でもどうしてビコーズの森に?」
「ファイズの兄ちゃんが、有志募って魔物討伐に出ただろ?俺も志願したけど大人達に止められてさぁ……だったら一人で行ってやる!と思って別方向から向かってたとこ。」
「駄目じゃない!一人で危ないわよ!」
リズ、それは貴女が言って良い台詞じゃありませんわ。例え強くても、黙って行くのはいけません。この辺はまだ子供ですね。
行くなら私の様に、あの手この手で誤魔化さないと!
あれ?でもウィード君が目的地に向かってるって事は……
「それにお兄様が行かれたのは、反対側の森の方です。こっちの国境側じゃないですよ?」
「げっ!?マジかよ!」
やっぱり設定そのままですね……極度の方向音痴は健在ですか。
その移動力をふんだんに使って彷徨う姿も萌ポイントではありますが、目的地とは遠い事が分かると落胆してしまいます。
リズを助けて、ファイズに合流の計画でしたが色々と破綻していた様です。上手くいきませんねぇ……まぁ、外に出れた時点でもうこっちのものですけどね!取りあえず
「ウィードさん、初めまして。マリアルイゼと申しますわ、リズを助けて頂き感謝致します。彼女の主として御礼を言わせて貰いますわ、小さな騎士様」
「どうってことないよ!ウィード・ブレイドだ。でも、小さなは余計だよ」
「失礼しましたわ、勇敢であられますのね」
彼の性格は、元気一杯。悪く言えばお調子者ですから、褒めすぎない程度にたしなめながら転がしていくのが攻略のポイントです。そうして頼れるお姉さんアピールしながら仲良くなっていくとしましょう。
聖剣復活イベント最後の救済策である彼が、私を殺さない様になってくれれば死亡エンド回避に近づけますし!……人類滅亡エンドには近づいちゃいますが。
「姫様-!」
遅れてジョナスさんが、続いてゴーシュが追いついて来ました。
リズには探しに来たことを伝えました。バツの悪そうな顔をしても、私直々に迎えに来たことを嬉しくも勿体なく思ってくれています。
将を射るなら、まずは馬……その調子でファイズ君への誤解……じゃありませんが、今の私の良いところをアピールして下さいね。
そう想いながらも、まだイーグルアイの視点が変わらない。まだ敵がいる様です……ここからではビコーズの村までしか見渡せませんね。流石にどこまでも見渡せる訳では無いので、ファイズ達の遠征先を見ることは出来ない様です。
えーっと、次はどこに潜んでいますかね……って、
「いけません!村に大量の魔物が近づいています!」
「えっ!?なんでマリアルイゼの姉ちゃんはそんな事分かるんだ?」
「お前!姫様に無礼であるぞ!」
「構いませんジョナス!貴方も今は、ワタクシをマリーゼと呼ぶことを許します。これから貴官は、ワタクシの指揮下に入って貰いますから」
「な、いけません姫様。村の事は村の者達に任せないと!我々が勝手に動いては外交問題です!」
「今は騎士団共々、自警団も手薄です。我々以外に戦える者は少ないでしょう。無辜の民を見捨てる事は貴族としてあってはなりません!」
そんな立派な理由からじゃないけどね……でも助ける力があって、困っている人達がいるのなら、見捨てる理由は無い。巡り巡って助けた恩が、自分を助けてくれる可能性だって在るわけですから。『情けは人の為ならず』ですわっ!
「ジョナス、貴方の腕前にワタクシのイーグルアイがあれば恐れる事はありません。ワタクシの命、貴方に預けました。ウィードさん、リズ。二人とも、同様にして貰いますがいいですわね?」
「私の為、村の皆の為に……勿論です、マリアルイゼ様!」
「へー、マリアルイゼの姉ちゃん、凄いスキル持ってんだな!分かった、そっちのが活躍できそうだぜ!」
本当は、私を除けばこの中で一番ステータスの高いリズと、ステータスでは測る事の出来ない強さのウィード君も同意してくれる。ジョナスさんに至っては、感動の涙を流し始めてしまった。ゴーシュは無言で頷いている。……ゴーシュには確認を取ろうと思わなかった辺り、お互いそれが当然みたいですね。
「今、この瞬間から私達は一つの部隊です。上も下もありません。唯、命令系統の遵守があるのみです。私の事はマリーゼで結構!それではいきますわよっ!」
お嬢様の言葉では無いが、貴族の嗜みとしての軍学で言葉が自然と紡がれる。士気を上げるのに、1番早いのは全員が一丸となって戦う事だ。
それが一体感を生み出し、大きな力となる。そこに共感と友情……好感度が、一気に盛り上がる事だってあります!
ファイズ君に仕掛ける吊り橋効果を、ウィード君に仕掛ける事になるとは思いませんでしたが、それはそれ、これはこれ。
村人の安全も、ウィード君からの信頼も全てこのマリアルイゼ・クリシュナーダが手に入れて御覧に入れますわっ!オーホッホッホッホッホーッ――!
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