23 / 33
チュートリアル(入学前)
4
しおりを挟む
一歩駆け出す毎に、景色が風の様に流れていく。これは凄いですねー、気持ちいいです。
ウィード君の風魔法『付与強化:移動力』の掛かった三回行動の私ってば、文字通り風ですね。攻略対象達はそれぞれに独自の専用魔法があるのですが、風魔法を使える私でもエンチャント:ブーストは使えないので、初めての体験にワクワクが止まりません。
ヘレスティアはお互いの信頼度によって、魔法の効果が上下するシステムがあるのですが、この効果の程を見る限り「中間~やや高い」と言った所ですね。敢えてクリシュナーダを名乗らず、マリアルイゼ呼びさせた事の効果が少しはあった様です。
「すげーな、マリーゼ。俺と同じ速度でついて来れる奴、初めて見たぜ」
「う……ウィードと、やら……ひめ……マリーゼ様に無礼だ……ろう。」
陽気なウィード君に対して、息も絶え絶えでゼーハーと切らしながらも懸命に駆けるジョナスさんから抗議の声が向けられるが、当人はケロっとして笑っている。騎士鎧を着ているんだから魔法の強化があっても、無理はしないでいいのに。
「わかったよ、騎士の兄ちゃん。んで、マリーゼ姉ちゃん。もうそろそろ村だけど、敵はどこだ?」
「こちらから反対側の入り口に、もうやがてと言った所ですわ。今、村の自警団の方々が向かってますが……いけませんわね、何匹か既に突破しようとしています。ウィード!ジョナス!このまま先行して自警団の方々に加勢を、私とリズとゴーシュで村人達の避難を誘導しましょう!」
「わかりました!避難場所はどこにしましょうか?」
「教会にしましょう、あそこなら小高い山になっていて集合場所に指示しやすいでしょう。リズは領主の娘として代表者に協力を呼び掛けなさい。ゴーシュは荷台等を借りて、お年寄りや子供の移動の手伝いを!」
「お嬢……判断早いな……どこで覚えた?」
「100時間以上やり込んだモニターの前ですわっ!」
皆の頭の上にハテナマークが浮かんでいるが、細かい疑問に関わってる場合ではない事は理解してくれているみたいです。各々与えられた指示に従って行動を開始してくれた。
思わず前世の事を答えてしまったが、問題無かったですね。
そう、こんな事は魔王復活後のヘレスティアではよくある事なので、どう動けばいいのかは百も承知です!犠牲者の一人も出す事無く、切り抜けてみせますとも!
各自が担当の仕事を始める中、一人になった私……ウィード君とジョナスさんは、これ以上魔物が村に入ってこない様に自警団と一緒になって戦っている。リズとゴーシュの避難誘導は少しづつだが動いている。だから私のやる事は、村に入り込んだ魔物の排除かつ、逃げ遅れた人の誘導です。
先程は皆に併せてセーブしてましたが、人目の無い今なら思いっきりやっていいでしょう!あい、きゃん、ふらーーーーい、ですわっ!
「来るな!来るなっ!!」
2匹のゴブリンに挟まれて、腰を抜かした中年のおじさんの所に向かっては……
「魔力矢!」
魔法の矢を放ち、ゴブリンを撃破します。偽装との重複発動はバッチリですね、ステータスが切り替わる隙間無く誤魔化せています。重畳、重畳。
「誰かー!家が……私達の家がーっ!」
「Garurururu!!」
「ひぃっ!?」
「水流撃!水泡!」
家が燃えて途方にくれているおばさんの所に襲ってきた火を吐く狼『ファイアウルフ』。と、燃える家に向けて、制圧と火消しの一撃を放ち、二つの荒事を立て続けに鎮火させます。まとめてウォーターバレットだと、私の威力じゃお家にトドメさしちゃいそうですからね……水の泡で包んで、消えた後も再度火事にならない様しばらくそのままで留めておきます。
「お姉ちゃん……怖いよ……」
「大丈夫よ!あんたは隠れてなさい……姉ちゃんが守ってみせるから!」
「Gugyagyagya!……Gegya!?」
「蟻地獄」
ゴブリンや狼達に囲まれても、木の棒を構え勇敢に弟を庇う女の子の所に向かっては、大地の魔法で魔物の群れを地面へと引きずり込む……子供にスプラッタな場面を見せない為の選択肢でしたが、余計にトラウマになりそうな光景ですね……もがきながら手をジタバタさせて地面に飲み込まれる魔物達はホラーです。
「……あの、大丈夫?」
「ひぃっ!?」
さっきのおばさんが魔物を見た時と同じ声をあげてますね……男の子の反応に軽くショックを受けます……
「た、助けて頂いてありがとうございました」
と比べてこの女の子、本当に勇敢ですね。怯えながらも御礼を言ってくる辺り大したものです……って、あら?
「ケガしているじゃない、回復魔法2」
手の甲を擦りむいて血が滲んでいる女の子に向けて回復魔法の中級を唱えます。何故2なのかは単純明快です。1が私は出来ませんから。
『聖女』ヘレスティアに対して、マリアルイゼは言うなれば『魔女』です。
光の回復魔法や補助魔法を得意とするヘレスティアに対して、攻撃魔法を得意とするマリアルイゼは回復魔法が使えません。今、使えているのも女狂神がヒール2だけ使えるからに他ならない。だから上級も使えません。女神の力も混ざってるはずですのにねぇ……カオスプリーステスさん。
「よし、これで大丈夫!さぁ、安全な場所に避難しますわよ!」
「えっ!?あ、はい!えっ!?」
「わーっ!!」
傷なんか無かった様に完治した少女と男の子を浮遊魔法で浮かべて運びます。直接抱えようとして泣き叫んで拒絶されたら立ち直れないかもしれませんので……幸い、少女の方は戸惑っていますが、男の子は浮遊感を楽しんでいる様です。
「これでこの村の中に魔物はいませんし、逃げ遅れた者もいませんわ!」
「お嬢……なんか凄い事になってる……」
ゴーシュの目線を追って、私の後ろを振り向くと其処には……浮かんでいるおじさん、おばさん、少女、男の子、老人、赤ちゃんetc、etc……全員纏めて、レビテーションでゴーシュ達の所へ運んできました!魔法ってばやっぱり便利です!
「こっちも避難誘導終わりました。後は今居る方達を運べば終了です!」
「分かりましたわ、リズ。それではゴーシュはこのまま誘導を、リズは私と一緒に自警団の方々の所へ加勢にいきますわよ。よろしくて?」
「勿論です、マリーゼ様!」
「お嬢……無茶だけはしないように」
「分かっていますわ!それでは皆様、後はこの者の案内に従って避難して下さいまし。」
「あ、あの!」
出発しようとした矢先に、先程助けた少女から呼び止められました。どうしたのでしょう?
「助けて頂いて本当にありがとうございました。どうか、お気をつけて……」
「どういたしまして!大丈夫です、お姉ちゃん達は強いですから!後でまた、皆さんのケガの手当をしますから、それまで我慢してて下さいね!」
10歳位の女の子なのに、ホントにしっかりしてますわねぇ。こうも真っすぐ御礼を言って貰えると、こっちも気分よく出来る事はしてあげたくなっちゃいますね!
「さぁ、それではいきますわよリズ!」
「はいっ!どこまでもお供させて頂きます!」
信頼度MAXのリズの言葉を聞いて更にやる気の出た私は、今まで以上の速度でウィード君たちが戦っている場所へと駆けだした!
「ま、待ってくださいー!マリーゼさまぁーっ!」
リズの叫ぶ声が後ろから聞こえてきますが、今の私は何人たりとも止められませんね!
★★★
風の様に現れ、嵐の様に過ぎ去っていった、煌びやかな……ド派手とも言える甲冑に身を包んだ見目麗しき乙女の姿を村人達は見送っていた……それを追う小柄な少女の叫びを聞きながら。
だからだろう……その二つの姿を見送る少女の声が、鎧の乙女に届かなかったとしても仕方の無い事かもしれない。
「どうかお気をつけて……女神様、どうか聖女様にご加護を……」
そう祈る少女の姿に倣い、助けられた村人達は皆、『小柄な少女を置き去りにするド派手な嵐』の無事を女神に祈った。
ウィード君の風魔法『付与強化:移動力』の掛かった三回行動の私ってば、文字通り風ですね。攻略対象達はそれぞれに独自の専用魔法があるのですが、風魔法を使える私でもエンチャント:ブーストは使えないので、初めての体験にワクワクが止まりません。
ヘレスティアはお互いの信頼度によって、魔法の効果が上下するシステムがあるのですが、この効果の程を見る限り「中間~やや高い」と言った所ですね。敢えてクリシュナーダを名乗らず、マリアルイゼ呼びさせた事の効果が少しはあった様です。
「すげーな、マリーゼ。俺と同じ速度でついて来れる奴、初めて見たぜ」
「う……ウィードと、やら……ひめ……マリーゼ様に無礼だ……ろう。」
陽気なウィード君に対して、息も絶え絶えでゼーハーと切らしながらも懸命に駆けるジョナスさんから抗議の声が向けられるが、当人はケロっとして笑っている。騎士鎧を着ているんだから魔法の強化があっても、無理はしないでいいのに。
「わかったよ、騎士の兄ちゃん。んで、マリーゼ姉ちゃん。もうそろそろ村だけど、敵はどこだ?」
「こちらから反対側の入り口に、もうやがてと言った所ですわ。今、村の自警団の方々が向かってますが……いけませんわね、何匹か既に突破しようとしています。ウィード!ジョナス!このまま先行して自警団の方々に加勢を、私とリズとゴーシュで村人達の避難を誘導しましょう!」
「わかりました!避難場所はどこにしましょうか?」
「教会にしましょう、あそこなら小高い山になっていて集合場所に指示しやすいでしょう。リズは領主の娘として代表者に協力を呼び掛けなさい。ゴーシュは荷台等を借りて、お年寄りや子供の移動の手伝いを!」
「お嬢……判断早いな……どこで覚えた?」
「100時間以上やり込んだモニターの前ですわっ!」
皆の頭の上にハテナマークが浮かんでいるが、細かい疑問に関わってる場合ではない事は理解してくれているみたいです。各々与えられた指示に従って行動を開始してくれた。
思わず前世の事を答えてしまったが、問題無かったですね。
そう、こんな事は魔王復活後のヘレスティアではよくある事なので、どう動けばいいのかは百も承知です!犠牲者の一人も出す事無く、切り抜けてみせますとも!
各自が担当の仕事を始める中、一人になった私……ウィード君とジョナスさんは、これ以上魔物が村に入ってこない様に自警団と一緒になって戦っている。リズとゴーシュの避難誘導は少しづつだが動いている。だから私のやる事は、村に入り込んだ魔物の排除かつ、逃げ遅れた人の誘導です。
先程は皆に併せてセーブしてましたが、人目の無い今なら思いっきりやっていいでしょう!あい、きゃん、ふらーーーーい、ですわっ!
「来るな!来るなっ!!」
2匹のゴブリンに挟まれて、腰を抜かした中年のおじさんの所に向かっては……
「魔力矢!」
魔法の矢を放ち、ゴブリンを撃破します。偽装との重複発動はバッチリですね、ステータスが切り替わる隙間無く誤魔化せています。重畳、重畳。
「誰かー!家が……私達の家がーっ!」
「Garurururu!!」
「ひぃっ!?」
「水流撃!水泡!」
家が燃えて途方にくれているおばさんの所に襲ってきた火を吐く狼『ファイアウルフ』。と、燃える家に向けて、制圧と火消しの一撃を放ち、二つの荒事を立て続けに鎮火させます。まとめてウォーターバレットだと、私の威力じゃお家にトドメさしちゃいそうですからね……水の泡で包んで、消えた後も再度火事にならない様しばらくそのままで留めておきます。
「お姉ちゃん……怖いよ……」
「大丈夫よ!あんたは隠れてなさい……姉ちゃんが守ってみせるから!」
「Gugyagyagya!……Gegya!?」
「蟻地獄」
ゴブリンや狼達に囲まれても、木の棒を構え勇敢に弟を庇う女の子の所に向かっては、大地の魔法で魔物の群れを地面へと引きずり込む……子供にスプラッタな場面を見せない為の選択肢でしたが、余計にトラウマになりそうな光景ですね……もがきながら手をジタバタさせて地面に飲み込まれる魔物達はホラーです。
「……あの、大丈夫?」
「ひぃっ!?」
さっきのおばさんが魔物を見た時と同じ声をあげてますね……男の子の反応に軽くショックを受けます……
「た、助けて頂いてありがとうございました」
と比べてこの女の子、本当に勇敢ですね。怯えながらも御礼を言ってくる辺り大したものです……って、あら?
「ケガしているじゃない、回復魔法2」
手の甲を擦りむいて血が滲んでいる女の子に向けて回復魔法の中級を唱えます。何故2なのかは単純明快です。1が私は出来ませんから。
『聖女』ヘレスティアに対して、マリアルイゼは言うなれば『魔女』です。
光の回復魔法や補助魔法を得意とするヘレスティアに対して、攻撃魔法を得意とするマリアルイゼは回復魔法が使えません。今、使えているのも女狂神がヒール2だけ使えるからに他ならない。だから上級も使えません。女神の力も混ざってるはずですのにねぇ……カオスプリーステスさん。
「よし、これで大丈夫!さぁ、安全な場所に避難しますわよ!」
「えっ!?あ、はい!えっ!?」
「わーっ!!」
傷なんか無かった様に完治した少女と男の子を浮遊魔法で浮かべて運びます。直接抱えようとして泣き叫んで拒絶されたら立ち直れないかもしれませんので……幸い、少女の方は戸惑っていますが、男の子は浮遊感を楽しんでいる様です。
「これでこの村の中に魔物はいませんし、逃げ遅れた者もいませんわ!」
「お嬢……なんか凄い事になってる……」
ゴーシュの目線を追って、私の後ろを振り向くと其処には……浮かんでいるおじさん、おばさん、少女、男の子、老人、赤ちゃんetc、etc……全員纏めて、レビテーションでゴーシュ達の所へ運んできました!魔法ってばやっぱり便利です!
「こっちも避難誘導終わりました。後は今居る方達を運べば終了です!」
「分かりましたわ、リズ。それではゴーシュはこのまま誘導を、リズは私と一緒に自警団の方々の所へ加勢にいきますわよ。よろしくて?」
「勿論です、マリーゼ様!」
「お嬢……無茶だけはしないように」
「分かっていますわ!それでは皆様、後はこの者の案内に従って避難して下さいまし。」
「あ、あの!」
出発しようとした矢先に、先程助けた少女から呼び止められました。どうしたのでしょう?
「助けて頂いて本当にありがとうございました。どうか、お気をつけて……」
「どういたしまして!大丈夫です、お姉ちゃん達は強いですから!後でまた、皆さんのケガの手当をしますから、それまで我慢してて下さいね!」
10歳位の女の子なのに、ホントにしっかりしてますわねぇ。こうも真っすぐ御礼を言って貰えると、こっちも気分よく出来る事はしてあげたくなっちゃいますね!
「さぁ、それではいきますわよリズ!」
「はいっ!どこまでもお供させて頂きます!」
信頼度MAXのリズの言葉を聞いて更にやる気の出た私は、今まで以上の速度でウィード君たちが戦っている場所へと駆けだした!
「ま、待ってくださいー!マリーゼさまぁーっ!」
リズの叫ぶ声が後ろから聞こえてきますが、今の私は何人たりとも止められませんね!
★★★
風の様に現れ、嵐の様に過ぎ去っていった、煌びやかな……ド派手とも言える甲冑に身を包んだ見目麗しき乙女の姿を村人達は見送っていた……それを追う小柄な少女の叫びを聞きながら。
だからだろう……その二つの姿を見送る少女の声が、鎧の乙女に届かなかったとしても仕方の無い事かもしれない。
「どうかお気をつけて……女神様、どうか聖女様にご加護を……」
そう祈る少女の姿に倣い、助けられた村人達は皆、『小柄な少女を置き去りにするド派手な嵐』の無事を女神に祈った。
0
あなたにおすすめの小説
修道女エンドの悪役令嬢が実は聖女だったわけですが今更助けてなんて言わないですよね
星井ゆの花(星里有乃)
恋愛
『お久しぶりですわ、バッカス王太子。ルイーゼの名は捨てて今は洗礼名のセシリアで暮らしております。そちらには聖女ミカエラさんがいるのだから、私がいなくても安心ね。ご機嫌よう……』
悪役令嬢ルイーゼは聖女ミカエラへの嫌がらせという濡れ衣を着せられて、辺境の修道院へ追放されてしまう。2年後、魔族の襲撃により王都はピンチに陥り、真の聖女はミカエラではなくルイーゼだったことが判明する。
地母神との誓いにより祖国の土地だけは踏めないルイーゼに、今更助けを求めることは不可能。さらに、ルイーゼには別の国の王子から求婚話が来ていて……?
* この作品は、アルファポリスさんと小説家になろうさんに投稿しています。
* 2025年12月06日、番外編の投稿開始しました。
悪役令嬢はモブ化した
F.conoe
ファンタジー
乙女ゲーム? なにそれ食べ物? な悪役令嬢、普通にシナリオ負けして退場しました。
しかし貴族令嬢としてダメの烙印をおされた卒業パーティーで、彼女は本当の自分を取り戻す!
領地改革にいそしむ充実した日々のその裏で、乙女ゲームは着々と進行していくのである。
「……なんなのこれは。意味がわからないわ」
乙女ゲームのシナリオはこわい。
*注*誰にも前世の記憶はありません。
ざまぁが地味だと思っていましたが、オーバーキルだという意見もあるので、優しい結末を期待してる人は読まない方が良さげ。
性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。
作者の趣味100%でダンジョンが出ました。
悪役女王アウラの休日 ~処刑した女王が名君だったかもなんて、もう遅い~
オレンジ方解石
ファンタジー
恋人に裏切られ、嘘の噂を立てられ、契約も打ち切られた二十七歳の派遣社員、雨井桜子。
世界に絶望した彼女は、むかし読んだ少女漫画『聖なる乙女の祈りの伝説』の悪役女王アウラと魂が入れ替わる。
アウラは二年後に処刑されるキャラ。
桜子は処刑を回避して、今度こそ幸せになろうと奮闘するが、その時は迫りーーーー
聖女の力は使いたくありません!
三谷朱花
恋愛
目の前に並ぶ、婚約者と、気弱そうに隣に立つ義理の姉の姿に、私はめまいを覚えた。
ここは、私がヒロインの舞台じゃなかったの?
昨日までは、これまでの人生を逆転させて、ヒロインになりあがった自分を自分で褒めていたのに!
どうしてこうなったのか、誰か教えて!
※アルファポリスのみの公開です。
魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
逃げたい悪役令嬢と、逃がさない王子
ねむたん
恋愛
セレスティーナ・エヴァンジェリンは今日も王宮の廊下を静かに歩きながら、ちらりと視線を横に流した。白いドレスを揺らし、愛らしく微笑むアリシア・ローゼンベルクの姿を目にするたび、彼女の胸はわずかに弾む。
(その調子よ、アリシア。もっと頑張って! あなたがしっかり王子を誘惑してくれれば、私は自由になれるのだから!)
期待に満ちた瞳で、影からこっそり彼女の奮闘を見守る。今日こそレオナルトがアリシアの魅力に落ちるかもしれない——いや、落ちてほしい。
痩せすぎ貧乳令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
とあるお屋敷へ呼ばれて行くと、そこには細い細い風に飛ばされそうなお嬢様がいた。
お嬢様の悩みは…。。。
さぁ、お嬢様。
私のゴッドハンドで世界を変えますよ?
**********************
転生侍女シリーズ第三弾。
『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』
『醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』
の続編です。
続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。
前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる