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海珠(みこと)とプリンの物語
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私は、学校が終わり帰宅していた。
当時五階建てのマンションに住んでいた。
そこのマンションは、私が母親のお腹の中から元気よく産まれ、一歳までは団地に住んでいたが、二歳の時に引っ越してきたと両親から聞いた。
小学生になり、公園で男の子と女の子に出会い友達になったのだ。
私たちはその日から学校に行く時も帰るときも何をする時もずっとそばにいた。
そんなある日、いつものように幼馴染みで帰っている途中一人の男の子からこんなことを言われた。
『なぁ、』
『なに?優多(ゆた)』
『最近、ハムスターの子どもがたくさん産まれたんだ。だからその、一匹貰って欲しいんだ。』
『えっ!?』
私は、優多の話に驚いた。
次の日私は優多の部屋にお邪魔すると、そこには五匹の可愛らしいハムスターの子どもがいた。
私は、心の中で『かわいい』と思った。
種類はゴールデンハムスター。
白と茶色のとても美しい色のしたハムスターだった。
私は一瞬でその子をみて一目惚れした。
優多から一目惚れをしたハムスターを引き取ると、自分の部屋に戻った。
母親には始めっからこのことを話していた。
優多からハムスターを引き取ることを。
小さくてコロコロとした体。目はまんまるで茶色い綺麗な目をしていた。
ほかのハムスターよりは少し体は小柄だが元気いっぱいでよく動く子どもだ。
父親もその夜自宅に帰ってきて、家族でハムスターに名前をつけようとなり、話し合いをした結果、名前はコロコロとしていて太っているからとの理由で『ぷりん』と付けた。
ぷりんはその日から私たちの家族の一員になった。
夜、家族が寝静まった頃、ぷりん専用の家の中でカタカタと元気よく走っていた。
ハムスターは夜活動するみたいだ…
とてもうるさくて、母親はうるさいと毎日のように話していた。
ある時、ぷりんにひまわりの種をあげてみると、口の中にたっくさん頬ばりパンパンにしていた。
私は思わず笑ってしまった。
口の中に入れているひまわりの種が多すぎてほっぺが膨らみとても食べずらそうにしている姿が可愛らしくてずっと眺めていた。
そんなある日のこと、母親がリビングで大きな声を出して叫んだ。
『きゃああああああ!ぷりんが脱走した!!どこにいるの!?海珠!ぱぱ!一緒に探して頂戴!!』
母親はそう言うと家族でぷりんを探し始めた。
家のそこらじゅう探してもぷりんはいない…
困ったものだ…
どうしよう…
その日ぷりんは見つかる事はなかった。
私は夜寝ながら頭の中がぷりんはどこに、ぷりんはどこにといっぱいだった。
次の日、母親が洗濯物を洗おうと洋服を入れようとした途端、また叫んだ。
そう。
ぷりんは洗濯機の中で、口の中にたっくさん入っていたひまわりの種を出してそこでもぐもぐと食べていたのだ。
母親は、洗うスイッチ押さなくてよかった…と呟いていた。
当時五階建てのマンションに住んでいた。
そこのマンションは、私が母親のお腹の中から元気よく産まれ、一歳までは団地に住んでいたが、二歳の時に引っ越してきたと両親から聞いた。
小学生になり、公園で男の子と女の子に出会い友達になったのだ。
私たちはその日から学校に行く時も帰るときも何をする時もずっとそばにいた。
そんなある日、いつものように幼馴染みで帰っている途中一人の男の子からこんなことを言われた。
『なぁ、』
『なに?優多(ゆた)』
『最近、ハムスターの子どもがたくさん産まれたんだ。だからその、一匹貰って欲しいんだ。』
『えっ!?』
私は、優多の話に驚いた。
次の日私は優多の部屋にお邪魔すると、そこには五匹の可愛らしいハムスターの子どもがいた。
私は、心の中で『かわいい』と思った。
種類はゴールデンハムスター。
白と茶色のとても美しい色のしたハムスターだった。
私は一瞬でその子をみて一目惚れした。
優多から一目惚れをしたハムスターを引き取ると、自分の部屋に戻った。
母親には始めっからこのことを話していた。
優多からハムスターを引き取ることを。
小さくてコロコロとした体。目はまんまるで茶色い綺麗な目をしていた。
ほかのハムスターよりは少し体は小柄だが元気いっぱいでよく動く子どもだ。
父親もその夜自宅に帰ってきて、家族でハムスターに名前をつけようとなり、話し合いをした結果、名前はコロコロとしていて太っているからとの理由で『ぷりん』と付けた。
ぷりんはその日から私たちの家族の一員になった。
夜、家族が寝静まった頃、ぷりん専用の家の中でカタカタと元気よく走っていた。
ハムスターは夜活動するみたいだ…
とてもうるさくて、母親はうるさいと毎日のように話していた。
ある時、ぷりんにひまわりの種をあげてみると、口の中にたっくさん頬ばりパンパンにしていた。
私は思わず笑ってしまった。
口の中に入れているひまわりの種が多すぎてほっぺが膨らみとても食べずらそうにしている姿が可愛らしくてずっと眺めていた。
そんなある日のこと、母親がリビングで大きな声を出して叫んだ。
『きゃああああああ!ぷりんが脱走した!!どこにいるの!?海珠!ぱぱ!一緒に探して頂戴!!』
母親はそう言うと家族でぷりんを探し始めた。
家のそこらじゅう探してもぷりんはいない…
困ったものだ…
どうしよう…
その日ぷりんは見つかる事はなかった。
私は夜寝ながら頭の中がぷりんはどこに、ぷりんはどこにといっぱいだった。
次の日、母親が洗濯物を洗おうと洋服を入れようとした途端、また叫んだ。
そう。
ぷりんは洗濯機の中で、口の中にたっくさん入っていたひまわりの種を出してそこでもぐもぐと食べていたのだ。
母親は、洗うスイッチ押さなくてよかった…と呟いていた。
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