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雑多な未分類掌編共(単発完結シリーズ)
お題「ピザ」(NL/R18)
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遠距離恋愛の彼女とのキスはピザの味がした。
さっきのイタリア料理屋で食べた後、ホテルに直行してそのままなのだから当然かもしれない。
せめてシャワーを、と懇願する彼女を俺は言葉で制する。
「そこまで待てない」
彼女の服をはだけながら首筋に顔を埋め、存分に彼女の体臭を堪能する。
汗と香水の混じった彼女の匂いが鼻孔をくすぐる。
「良い匂いだ」
「やだ、汗臭いわよ」
顔を赤くして照れながら言う彼女は可愛い。
脇の下や胸の谷間と匂いのきつい所を鼻先でつつき、時折舌を這わせながら責めていくと、彼女は体をよじらせて感じた。
パンツをずらして微かな糸を引くそこに顔を埋めるとほんのりとチーズのような匂いがする。
ぬらぬらと愛液で艶やかに光沢を帯びた赤い花弁は、まるでピザソースのようだ。
俺はその彼女のピザに音を立ててむしゃぶりつく。
添えられたオリーブの皮を舌でむいて口に含むと、彼女の体が大きくのけぞった。
淫らで下品な音を立てながら、俺は貪り続ける。
彼女からはレモン汁がほとばしり、俺の顔を濡らすが、お構い無しだ。
──夜は始まったばかりである。
さっきのイタリア料理屋で食べた後、ホテルに直行してそのままなのだから当然かもしれない。
せめてシャワーを、と懇願する彼女を俺は言葉で制する。
「そこまで待てない」
彼女の服をはだけながら首筋に顔を埋め、存分に彼女の体臭を堪能する。
汗と香水の混じった彼女の匂いが鼻孔をくすぐる。
「良い匂いだ」
「やだ、汗臭いわよ」
顔を赤くして照れながら言う彼女は可愛い。
脇の下や胸の谷間と匂いのきつい所を鼻先でつつき、時折舌を這わせながら責めていくと、彼女は体をよじらせて感じた。
パンツをずらして微かな糸を引くそこに顔を埋めるとほんのりとチーズのような匂いがする。
ぬらぬらと愛液で艶やかに光沢を帯びた赤い花弁は、まるでピザソースのようだ。
俺はその彼女のピザに音を立ててむしゃぶりつく。
添えられたオリーブの皮を舌でむいて口に含むと、彼女の体が大きくのけぞった。
淫らで下品な音を立てながら、俺は貪り続ける。
彼女からはレモン汁がほとばしり、俺の顔を濡らすが、お構い無しだ。
──夜は始まったばかりである。
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