永艦の戦い

みたろ

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第4話

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1936年日本は中国と喧嘩をしていた。
満州事変が起こり、関東軍が中国北東部で暴れ回っていた。しかし、7月、ソ連国境で関東軍がソ連軍を攻撃し、怒ったソ連は関東軍を全滅させ満州全域を占領された。日本政府はソ連と日ソ共同安全保障条約を結び日本軍の満州、遼東半島からの撤退、同地域に経済援助などしないことになった。国内では国民の怒りが各地で騒ぎになった。さらに共産党が各地で集会を開き活発化してきた。それに対して日本政府は治安維持法によって解散させ騒ぎを抑えた。8月に政党設立保守法が成立し社会主義、共産主義の政党を作らなくさせ、また、生存している政党は強制解散させられた。


現在1938年10月某日
静まり返った会議室で
「対米との交渉はどうなのですか?」
 と一言発言があった。

「こちらでは全力で交渉をしています。いい話と言っていいのか分からないのですが、満州から撤退した後にアメリカからの条件がかなり柔らかくなったんです。」
「それならこっちから押せばなんとかなるだろ。ソ連に味方になりますよとか脅せばいいんじゃない?」
「それだけでは影響力が小さいきがします。」
「やはり日米戦争は起こってしまう事なのかな?」
「まだわかりません。けど、アメリカからの提示を鵜呑みにしないといけないかもしれません。」

1週間後
  近衛首相はアメリカにいた。ハル・ノートの撤回と経済封鎖の中止を求めるためだ。
  会議は約3.5時間かかった。以外にも内容的にはいい感じであった。今回の収穫としてはハル・ノートは消え、アメリカからの経済封鎖は無くなった、しかし、経済規制という事で米からの輸入の額が1年間に7億円と制限された。昭和19年の輸入額は8億円だったため、ほぼ同額ということになり日本側にとっては大きいものとなった。しかし、ローズ・ノートという新しい条件を日本につけだしてきた。
 1、日本は台湾、南洋諸島からの撤退をすべき。
 2、朝鮮に対する武力行使をやめる。
 3、南シナ海での演習ならびに制海権はとってはいけない。

と、言う内容であった。日本側は抗議した。満州、中国からの撤退をし、ハル・ノートを受け入れようとしていたのにも関わらず台湾、南洋諸島もを失わせることはあまりに卑怯、しかもアメリカ側はこれを受け入れなかった場合は経済規制はせず経済封鎖にしてくると脅してきた。この決断は一ヶ月後にすることになり、それまでに答えれなかったら経済封鎖を続けるということになった。
 日本側は日本に帰って話し合いをし続けた。第5回対米協談会議において外務副大臣の付けの青戸 尚義が
 「せっかく欧米との仲がよくなったので全てバラせばいいんじゃないですか?中国が二十一ヶ条の要求を欧米にバラしたように。」
この案は第6回でも話され意見が一致した事で欧米にばらすことにした。
 この時の日本は欧州のほとんどの国と会談をしており、イギリスは日英同盟並みの仲に、フランスは日仏協商並みの仲に、ドイツ、イタリア、オランダも信頼を得るほどの仲になれた。欧州との連結ができたのはやはり、中国・満州からの撤退が大きかった。莫大な被害がでたが、外国との連携が取れるようになったのはある意味よかった。
なので日本はアメリカの内容を全て欧州に閲覧させた。欧州各国は日本の現状とアメリカの現状、米条件をみてもアメリカが一方的にアジアの権益をとろうとしているのがわかった。欧州各国はアメリカに対し抗議、さすがにアメリカも欧州ほぼ全ての国の抗議により撤回させなければいけなかった。しかも、フィリピンで独立運動が起き、欧州はこれを見逃さずアメリカはフィリピンを独立をさせることになった。
 日本は経済封鎖も解除され、条件からも解放されやっと自由になれた。しかし、それでもこの事件でアメリカは対日感情を持っているはず。との考えで防衛が重要とのことで空母10隻、防空駆逐艦30隻、重巡洋艦10隻、特殊攻撃艦20隻、伊号型20隻の建造を始めた。ゆっくりと改善出来そうなところは建造途中でも改善工事をする。という感じで制作をする事にした。空母と防空駆逐艦そして特殊攻撃艦は轟に計画案を作れという命令が出た。

 「はぁ、なんで軍拡すんだよ。」
「なんででしょうね?」
「まぁ、国が言ってるんだ作るか」
「私も作ります。」
「あれ?お前作れるのか?」
「はい、轟少将の朱鷺作ってから勉強しましたので。」
「へー。まぁ一応作ってみろ、防空駆逐艦を俺は空母を作る」
「わかりました。」
加藤はいつの間に勉強していたんだ?こりゃびっくりだ。けど、俺だってあの後も勉強してきた。最高の艦を作り出してやる。
2週間後、
「おい加藤、計画案は出来たか?」
「はい、私の計画案は
       140mm連装砲×4
      560mm5連装魚雷×1
      40mm対空連装砲×8
      35mm対空4連機銃砲×6
      20mm機銃×10
で速力最大36ノット、馬力1万トン、装甲は島風ぐらいです。」
「結構いいな。しかし、これだけ乗っけると船体がでかくならないか?」
「はい、北風以上の大きさになってしまいました。」
「だろうな。改良点をいうと、魚雷は詰むな。防衛用なんだからで対空砲をそこにあつめるのと少し増やす。それだけで充分、あとは爆雷を付けとけ空母を守る艦なんだから」
「なるほど、ありがとうございます轟少将。それで少将の方はどうですか。」
「ああ、作ったさ。これだ。」
加藤に図面を見せた。
「図面まで出来ているのですか?この艦……かっこいい」
「この艦は小室型1番艦小室だ。そしてこの小室型は4艦作る。」
「このカッコいい艦が4隻も…やはり轟少将はお凄い方ですね。」
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