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ありさ
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ギャルが麗香さんで
秀才が辰央さん
おにーさんはコウさんで
優しそうなおばあちゃんがトミさん
他に志保さん、蓮さんという人がいるらしいけど、今日は来ていない
みんな約束して集まる訳じゃないからそのうち会うって言われた
「うちらはね、自分の事は話したいときに話せば良いの
例えば誕生日とか日々の出来事とか
無理には聞かないし言う必要もない
まぁ私は見た目通りC学園の生徒だよ?
高2!ありささんは?」
たった今
無理には聞かないし言う必要もない
そう言いませんでしたか?
「麗香、矛盾してるから」
辰央さんのツッコミに首を傾げてる麗香さん
ふっつーーの男子がギャルを呼び捨て……
え?待って、これが日常??
私が学生時代って
ふっつーーの男子は私の事はさん付けしてたような…
「ところで、ありさちゃんはご飯食べたの?」
トミさんに優しく聞かれて首を横に振った
「じゃあ準備するから座ってて?
今日は特別に作ってあげる」
もう9時前
本来ならご飯を作らない時間
「すみません…」
「そーゆー時は『ありがとう』ね?
トミさん!俺もまだなんだよねっ!」
「コウちゃん手伝いなさーい!」
麗香さんに背中を押されたコウさんはキッチンに消えていった
これが、私と『トミさんの家』との出会いだった
私は
違う『あと一歩』を
踏み出した
秀才が辰央さん
おにーさんはコウさんで
優しそうなおばあちゃんがトミさん
他に志保さん、蓮さんという人がいるらしいけど、今日は来ていない
みんな約束して集まる訳じゃないからそのうち会うって言われた
「うちらはね、自分の事は話したいときに話せば良いの
例えば誕生日とか日々の出来事とか
無理には聞かないし言う必要もない
まぁ私は見た目通りC学園の生徒だよ?
高2!ありささんは?」
たった今
無理には聞かないし言う必要もない
そう言いませんでしたか?
「麗香、矛盾してるから」
辰央さんのツッコミに首を傾げてる麗香さん
ふっつーーの男子がギャルを呼び捨て……
え?待って、これが日常??
私が学生時代って
ふっつーーの男子は私の事はさん付けしてたような…
「ところで、ありさちゃんはご飯食べたの?」
トミさんに優しく聞かれて首を横に振った
「じゃあ準備するから座ってて?
今日は特別に作ってあげる」
もう9時前
本来ならご飯を作らない時間
「すみません…」
「そーゆー時は『ありがとう』ね?
トミさん!俺もまだなんだよねっ!」
「コウちゃん手伝いなさーい!」
麗香さんに背中を押されたコウさんはキッチンに消えていった
これが、私と『トミさんの家』との出会いだった
私は
違う『あと一歩』を
踏み出した
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