悠久~version1:解放戦争

由奈(YUNA)

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帝国3大将軍の娘

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水色が好きだからいつも水色の着衣を身につけて、首にはお母さんの形見の龍の形のネックレスをしている。
肩より長い茶色い髪を一つにまとめて部屋を飛び出しある部屋へ向かった。



「ゼシカ!今日も剣術教えて!」



勢いよく扉を開けた先にいたのはゼシカ。

ゼシカはアドレイ家に住む、お父さんの部下。
綺麗な金髪をいつも短髪にしている。

あたしのお姉ちゃんみたいな存在。


ゼシカは戦ではお父さん…ハーンの軍の先鋒を務める程の実力者だけど、
お母さんの死後、あたしを想って仕事を頼まれない限りはアドレイ家であたしに剣術を教えている。



「お嬢様、人の部屋に入る時はノックをと教えましたよね?」


「えへへ……ごめんね!」



着替え中だったゼシカは不満そうな顔をあたしに向けたけど、あたしは気にせずニコニコしてた。



「明日から帝国のために働けるんだもん!お父さんが許してくれたから!だからもっと強くなりたいの!」


「はいはい……お嬢様の気持ちはわかっていますよ。ちょっと待ってくださいね」


そう言ってゼシカは着替えてベッド脇にあった剣を手にした。



「今日は手加減しませんよ?」


「ゼシカに負ける気がしないねっ!」



そう言って階段を駆け降りた。

毎回ゼシカに勝てないけどね……。



後ろからゼシカが何か言っていたけど聞こえなかった。


「アベル!ゼシカと出掛けるね!」


そう騒いで玄関に向かった。


「お嬢様!夕方までには帰ってきてくださいね?」



玄関に手をかけたらアベルに声をかけられた。


いまだに子供扱いをするアベルがたまにムカつくけど、アベルはずっとあたしの付き人をしてくれている。


アベルはあたしが生まれる前からアドレイ家に住んでいるけど、
詳しい生い立ちを聞いてもいつもうまくはぐらかされる。

ただ、その話を聞くときは髪の毛と同じ茶色い瞳が沈んだような色になる。


「わかってるよ!じゃあいってきまーす!」





勢いよくドアを開けたら快晴だった。

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