5 / 297
帝国3大将軍の娘
3
しおりを挟む
「お嬢様、いきますよ?」
「……いつでも来い!」
ヒュって音と共に真横を飛刀が飛んだ。
ゼシカは剣士だが飛刀を一番得意としている。
「やぁ!」
お母さんの形見でもある剣を抜いて向かってくる飛刀を蹴散らしてゼシカに向かって行った。
ガキッ―――――
ゼシカも剣を抜いて防御に出た。
「お嬢様に飛刀を全てかわされたのは初めてですね」
ニコっと笑ったかと思えば真顔で攻めてきた。
あたしは防戦一方―――――
「まだまだ甘いですよッ!」
そう言って力任せにあたしの剣を弾き飛ばして、あたしの鼻先に剣を突き付けた。
「悔しーっ!!!また勝てなかったよ!」
「私がお嬢様に負けたらハーン様に解雇されてしまいますよ」
そう笑って剣をしまうゼシカに見習ってあたしも剣を拾って鞘に納めた。
「やっぱ二人ともすごいや!」
あたしたちの剣技を見ていたルイはそう言って褒めてくれた。
「ルイくんは弓だっけ?将来は弓兵隊に所属かもな」
ゼシカが地面に座って皇都を見た。
「私は弓は苦手だが……ルイくんが弓なら私たちは手合わせできないな」
「いやいや!ゼシカさんと手合わせなんて足元にも及ばなくて無理ですよ!」
慌てて否定するルイを見てあたしも少しずつ敗戦の悔しさが消えてきた。
「明日から近衛隊所属……お嬢様は嬉しいですか?」
「もちろん!いつかお母さんみたいな将軍になりたいから!」
あたしの答えに満足したような笑顔を向けてくれた。
「……いつでも来い!」
ヒュって音と共に真横を飛刀が飛んだ。
ゼシカは剣士だが飛刀を一番得意としている。
「やぁ!」
お母さんの形見でもある剣を抜いて向かってくる飛刀を蹴散らしてゼシカに向かって行った。
ガキッ―――――
ゼシカも剣を抜いて防御に出た。
「お嬢様に飛刀を全てかわされたのは初めてですね」
ニコっと笑ったかと思えば真顔で攻めてきた。
あたしは防戦一方―――――
「まだまだ甘いですよッ!」
そう言って力任せにあたしの剣を弾き飛ばして、あたしの鼻先に剣を突き付けた。
「悔しーっ!!!また勝てなかったよ!」
「私がお嬢様に負けたらハーン様に解雇されてしまいますよ」
そう笑って剣をしまうゼシカに見習ってあたしも剣を拾って鞘に納めた。
「やっぱ二人ともすごいや!」
あたしたちの剣技を見ていたルイはそう言って褒めてくれた。
「ルイくんは弓だっけ?将来は弓兵隊に所属かもな」
ゼシカが地面に座って皇都を見た。
「私は弓は苦手だが……ルイくんが弓なら私たちは手合わせできないな」
「いやいや!ゼシカさんと手合わせなんて足元にも及ばなくて無理ですよ!」
慌てて否定するルイを見てあたしも少しずつ敗戦の悔しさが消えてきた。
「明日から近衛隊所属……お嬢様は嬉しいですか?」
「もちろん!いつかお母さんみたいな将軍になりたいから!」
あたしの答えに満足したような笑顔を向けてくれた。
0
あなたにおすすめの小説
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。
死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。
命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。
自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
【完結】メルティは諦めない~立派なレディになったなら
すみ 小桜(sumitan)
恋愛
レドゼンツ伯爵家の次女メルティは、水面に映る未来を見る(予言)事ができた。ある日、父親が事故に遭う事を知りそれを止めた事によって、聖女となり第二王子と婚約する事になるが、なぜか姉であるクラリサがそれらを手にする事に――。51話で完結です。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
気付けば名も知らぬ悪役令嬢に憑依して、見知らぬヒロインに手をあげていました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
私が憑依した身体の持ちは不幸のどん底に置かれた悪役令嬢でした
ある日、妹の部屋で見つけた不思議な指輪。その指輪をはめた途端、私は見知らぬ少女の前に立っていた。目の前には赤く腫れた頬で涙ぐみ、こちらをじっと見つめる可憐な美少女。そして何故か右手の平が痛む私。もしかして・・今私、この少女を引っ叩いたの?!そして何故か頭の中で響き渡る謎の声の人物と心と体を共存することになってしまう。憑依した身体の持ち主はいじめられっ娘の上に悪役令嬢のポジションに置かれている。見るに見かねた私は彼女を幸せにする為、そして自分の快適な生活を手に入れる為に自ら身体を張って奮闘する事にした―。
※ 「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。
公爵家の養女は静かに爪を研ぐ 〜元々私のものですので、全て返していただきます〜
しましまにゃんこ
恋愛
リヴィエール公爵家に養女として引き取られた少女、アリサ・リヴィエール。
彼女は華やかな公爵家の嫡子マリアとは対照的に、家でも学園でもひっそりと息を潜めて生きていた。
養女とは言っても、成人と同時に修道院へ入ることが決まっており、アリサに残された時間は僅かだった。
アリサはただ静かに耐えていた。
——すべてを取り戻す、その時まで。
実は彼女こそが、前公爵が遺した真の娘であり、水の加護を持つリヴィエール公爵家の正統なる後継者だった。不当に奪い取られた地位と立場。
アリサは静かに時を待つ。
一方、王太子リュシアン・ルミエールは、傲慢な婚約者マリアに違和感を抱きつつ、公爵家に隠された不正の匂いを嗅ぎ取っていく。
やがて二人の思惑は重なり、運命の卒業パーティーが幕を開ける。
奪われた名前も、地位も、誇りも——
元々、私のものなので。まとめて返してもらいます。
静かに爪を研いできた養女の、逆転ざまぁと溺愛ロマンス。
完結保証&毎日2話もしくは3話更新。
最終話まで予約投稿済み。
君は恋人、でもまだ家族じゃない
山田森湖
恋愛
あらすじ
同棲して3年。
毎朝コーヒーを淹れて、彼の寝ぼけた声に微笑んで、
一緒に暮らす当たり前の幸せを噛みしめる——そのはずだった。
彼女は彼を愛している。
彼も自分を愛してくれていると信じている。
それでも、胸の奥には消えない不安がある。
「私たちは、このまま“恋人”で止まってしまうの?」
結婚の話になると、彼はいつも曖昧に笑ってごまかす。
最初は理由をつけていたのに、今では何も言わなくなった。
周囲の友人は次々と結婚し、家族を持ち始めている。
幸せそうな写真を見るたび、彼女の心には
“言えない言葉”だけが増えていく。
愛している。
でも、それだけでは前に進めない。
同棲という甘い日常の裏で、
少しずつ、確かにズレ始めているふたりの未来。
このまま時間に流されるだけの恋なのか、
それとも、家族へと歩き出せる恋なのか——。
彼の寝息を聞きながら、
彼女は初めて「涙が出そうな夜」を迎えていた。
悪役令嬢の逆襲
すけさん
恋愛
断罪される1年前に前世の記憶が甦る!
前世は三十代の子持ちのおばちゃんだった。
素行は悪かった悪役令嬢は、急におばちゃんチックな思想が芽生え恋に友情に新たな一面を見せ始めた事で、断罪を回避するべく奮闘する!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる