悠久~version1:解放戦争

由奈(YUNA)

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それぞれの想い

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「セシル!!!」



アベルがあたしの名前を呼んで身体を起こしてくれた。



「お父さん……が…また………来たら…みんな……殺され…る……から………」



「そんな心配よりお前!!!」



クルーがあたしの言葉を遮った。





「その女……背中の心臓に近い部分に矢が刺さったからもって2日の命だな」



市長の言葉が聞こえた。



「市長!この街は武器を作る街!毒を仕込んだ武器も作ると聞いたことがあります!どうか解毒剤をわけてくれませんか!!?」



アベルが必死に言っても市長は首を縦に振らなかった。



「お前らを生かしたなんて帝国に知れたら私と市民の命がない。解毒剤はあるが助ける義理はない」



そう言っていなくなった。





「お願い……聞いて?」



あたし、喋るのも辛くなってきた。



「4人は……ロックルックに行って……市長に………レイクサイドを…救ってって」



「セシルを置いてはいけません」



アベルが強く抱きしめてくれた。
我が儘なあたしでごめんなさい。



「あたし……助から…ないなら……アベルに、殺されたい」



「セシル!馬鹿な事をアベルさんに言うな!」



ルイが怒鳴ってるけど自分の事だから自分が1番わかる。
解毒剤がないなら助かる道はない。










その時、ハスの声が聞こえた。




「フッキの家にみなさん入ってください」

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