悠久~version1:解放戦争

由奈(YUNA)

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それぞれの想い

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翌日、目を覚ましたら部屋に4人がいた。


「セシルー!昨日より顔色いいな!」



ルイが嬉しそうに言ってくれたけど、あたしは内心焦っていた。




「お嬢様、どうかしました?」



アベルはあたしが何かに悩んでいると気づいたようで声をかけてきた。



「あたし、最低1ヶ月は安静って……」



「えぇ、我々も知ってます」



「知ってるの?なら行って!あたしが足手まといなのも嫌だし、お父さんが来てもしみんなが捕まったら……」


あたしが言いかけた時にドアが開いた。

そこにいたのはハスだった。



「セシルさんが気がつかれたと聞きまして……セシルさん心配はいりません。
今、市長舎にロックルックの市長と副市長がいらしてます」



淡々と話すハスに意味がわからなかった。
なぜ彼はあたしを匿ったの?



「ハス……あなたもフッキも………なぜですか?」



「それは、あなたと同じ想いが私にもあると言えばわかっていただけますか?」



そう言って口元を緩めて笑った。



「市長を説得するなら二人揃う今がチャンスかと……セシルさんは動けないでしょうから誰が……」



「なら俺が行く。元リーダーだし、それに……」


クリックを遮ってあたしが言った。



「あたしが行く。リーダーがここにいてリーダーが会いに行かないなんて相手に失礼だよ」



「ってセシルお前安静にって言われたんだろうが!?」


「安静?そんなの知らない」



クリックは慌ててあたしを止めようとしたがあたしは無理矢理身体を起こした。
起き上がるだけで激痛が走って歩ける気も市長とちゃんと話せる気もしない。

でも、あたしがやらなきゃいけない気がする。



「絶対に今から行く。着替えるから外に行って」


あたしがハスを含めた5人に言っても、困った顔をして動かなかった。






「セシルさんは頑固な人ですから、何人説得してもきっと行ってしまいますよ」


ティアがあたしの着替えを持って近づいてきた。


「痛み止めを多く打ちます。そして医者……私も同伴して良ければ許可します」



「ありがとうございます」



みんなを見たら呆れたような、それでいて諦めたような顔をしていた。



「セシルって……案外レイ以上に強情なんだな」


クリックがボソっと呟いた。

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