悠久~version1:解放戦争

由奈(YUNA)

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それぞれの想い

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「廃油の問題ですね……打開策があるから来たんですよね?」


「はい」



そうしてあたしはあたしが考える打開策を説明した。

廃油をレイクサイドに捨てると見せかけて全てドライ城に運び、中身を湖の水にすり替えて捨ててほしいという事。
廃油の処理は全て解放団がなんとかするからレイクサイドに捨てないでほしいという事を自分なりに必死に説明し、お願いした。




「では……解放団は我々の武力はいらないという訳ですか?」


レンゲの質問にあたしははっきり答えた。



「確かにここにある兵力や武力は魅力的で今の解放団には欲しいというのが本音です。
でも、市民の生活を想う市長さんや帝国への逆らいは反逆罪……。あたしたちはあなたがたに剣を突き付けて我々の力を貸せとは言いたくありません。
それをしたら解放団は帝国と同じになってしまいます」



そう言ったら一瞬静寂が包まれた。



「先程まで帝国について、解放団について、ここにいるフッキを交えて話していました。フッキがあなたがたを庇った話、リーダーであるあなたが結論としてフッキを守ってくれた話……」


ラース市長はそう言って下を向いた。



「フッキ……私の息子に言われて目が覚めた気がしました。帝国の言うがまま、自分の市民だけを守るのが正しいのか……あなた方の気持ちもしかと受け取りました」


「じゃあ!!!」



クルーが嬉しそうに声を上げた。



「廃油の件は解放団の方の言う通りにします」



ラース市長の言葉にほっとした瞬間、身体から力が抜けた。



「セシルさん!?」



ティアが驚いた声を上げたけど痛みから倒れた訳じゃなくて……。





「あ……安心したら力抜けちゃった」




あたしの一言にその場から笑いが溢れた。

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