悠久~version1:解放戦争

由奈(YUNA)

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隠された真実

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クルーはあたしとアニエスを見て困った顔をして頭を掻いた。



「悪いなセシル……俺のせいでなんだかみんなを不安にさせて」



クルーはいたって普通にあたしに言った。




「まぁ旅人ってのは半分は当たりで……正体というか全容を知ってるのはサンとカナリーさんだけだったんだ…セシルにはいつかは話さないとまずいかと思ってたが……参ったねぇ」



予想外にカナリーとサンという名前を聞いて思わず全員がサンを見た。



「おそらく私もセシル様同様、『見てしまったから』知った身です。カナリー様は感づいたようで……」



「……にぶくてごめん。あたし聞いた話なの」



あたしが嫌味っぽくサンに言ったら慌ててサンは訂正してた。



「で?クルー、お前何者なんだ?」



クリックが話しの流れを戻したらクルーは言いにくそうに教えてくれた。



「サモニ王国って国知ってるか?三日月帝国の地図で見たら北の“スエル砂漠”にある国境線を超えた先にある国」



サモニ王国は三日月帝国でも有名な国だった。
幾度となく戦をしかけてくきては退ける、国境線には塀も造り、第一灼熱の砂漠にも関わらず大群で侵略に来るくらい獰猛で有名な王国。

三日月帝国が唯一、不安要素として見ていた王国がサモニ王国だから誰もが知っていた。



























「俺は……サモニ王国の第一王子で次期国王様ってわけ!」




クルーの言葉に誰ひとり、反応がなく無言となった。

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