悠久~version1:解放戦争

由奈(YUNA)

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隠された真実

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「クルーこのアホ!そんな話あたいやクリックが信用すると思うか?」



誰よりも先にキラがクルーに声を掛けた。


そして……たぶん、誰もが心で思っていた事を口にした。




「冗談は鏡を見てから言え!お前、王子って顔か?どちらかと言えば盗賊だろ!」



さすがにミリィはクルーから視線をそらし笑いをこらえていた。




「おま……!キラも大概ひでぇ言い方だがミリィも地味に傷つくからこっそりと笑うんじゃねぇ!!!
あーっ!!!!!だから言いたくなかったんだよ!」



クルーが心底嫌そうに叫んでうなだれた。



「……昨日のアベルの話以上の衝撃だな」


ボソっとゼシカがナタリーに言ってナタリーは大笑いしていた。



「あー!もー!笑いたきゃ笑え!嫌でも事実だ!」




クルーはまわりの雰囲気を察してかそう言ってそのまま床に座ってあぐらをかいてしまった。




「伝書鳩飛ばしたり、怪しい人と話したり……クルーは何をしていたの?」



あたしの問いにクルーはあたしを見上げて答えてくれた。
その目は真剣だったから真実なのだと確信が持てた。




「サモニ王国の王家の儀式。18になったら男は何か武勲をたてないと次の国王になれねぇんだよ。今の国王…俺のオヤジだけど兄弟は男は俺しかいなくて、後は妹が2人だから俺が絶対次期国王なわけ」



「……妹いたんだ!」



「まー…セシルと比べちゃお人形のような大人しさの妹だな!」




クルーらしく冗談を交えながらも教えてくれた―――――


サモニ王国のしきたりを―――――。


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