悠久~version1:解放戦争

由奈(YUNA)

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ゼレイ地方の戦い

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「だからニーナにはお願い!先にレイクサイドに行って船の支度と、拠点に戻って現状をアニエスとクルーに伝えるために鳩を飛ばして!
クルーの鳩はちょっと特別な鳩だからミリィに聞けばわかるから!」



「承知した。セシルさん……いえ、セシル様御武運を」



そう言ってニーナは部隊をまとめて来た道のりを戻った。




「クルーの所へは……レイルに任せていい?適任がレイルしかいない……」



クルーの正体を兵士に軽々と話せない。
クルーは口がうまいからって嘘の理由付けをしたから……。


状況を察してかレイルは快く快諾してくれて、クルーがサモニ王国の部隊と落ち合う場所を教えた。



「お嬢様……レイル殿一人は危険も伴います。私は北に何度か行ったことがあり、砂漠越えも大丈夫です。私の部隊はお嬢様の一存で任せますが私も行かせてはくれませんか?」



「え……レイルはゼシカいていいなら…」



「もちろん。砂漠に慣れぬ私より砂漠に慣れてるゼシカ殿が一緒なら心強い!」



レイルは砂漠越えをしたことあるかなんて考えもせずにレイルに頼んでしまった。

自分のまわりの見えなさにまた少し悔しくも思った。


「ゼシカさんの部隊は……ハーン将軍についてください。私とセシル様の部隊はこのままスエル城を目指します。道中は途中まではレイルさんもゼシカさんもいるから心配はいりません」



レンゲの一言で締めくくられ、全員は今日は関所で野営が決まった。


朝一であたしはスエル城へ、残りはレイクサイドへと決まった。



あたしも砂漠越えははじめてだから不安もあった。


でも、自分の部隊に何人も北出身で砂漠を越えて解放団へ来たという兵士がいて、すごく心強かった。

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