悠久~version1:解放戦争

由奈(YUNA)

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ゼレイ地方の戦い

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「セシル様!我々忍びは解放団の方々より早く移動はできます!今からでもアニエス殿の元へ行きます!」


ニーナはそう言って部隊をまとめた。
忍びの部隊は300名……解放団にいる忍びは精鋭とは言え少なすぎる。



「軍師としての意見を……レンゲさんから聞きたい」


あたしが聞いたらレンゲはすぐに答えた。



「城に少数の兵士を残すなど、万が一の心配もあります。リーダーであるセシルさんが城を落とさねば示しがつかないのもまた事実……私はクルーさんに使いを出して、サモニ王国の応援を全て礼拝堂へと思います」



レンゲの考えとあたしの考え早く一緒だった。
兵士は知らないけど、王子であるクルーの事だからそれなりの人数をサモニ王国から引っ張ってくるはず。
あたしも正確な人数を知らないけど、クルーにかけたい気持ちが強かった。



「あたしの部隊とレンゲがいたらこっちはいい。残りはみんな、申し訳ないけど1回レイクサイドから湖を使いゴウライの関所の付近の町……えっとメイリーに降りて、アニエスたちと合流して。
アニエスたちはあたしたちがスエル城に着くのを計算してゴウライの関所に2泊は野営するし、間に合うかもしれない」



「なら砂漠を越えたらいいじゃんか!セシル馬鹿だなー!」



「馬鹿はルイ!砂漠は越えるのも大変と言われる上にこっち方向から向かったら帝国軍の兵士の後ろにつく結果になる……そうしたら今ここにいるみんなの命が危ないでしょうが!!!!兵士や自分の命を粗末にしないで!!!!!」




あたしが強く窘めたからルイはシュンとなってしまった。

でも今はルイに気にかけているほど、悠長な状態じゃないくらいあたしだってわかる。


ルイには申し訳ないけど、リーダーとして厳しく言った。



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