立花家へようこそ!

由奈(YUNA)

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30.お返事をします

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ケイくんに連れられて着いた先は屋上に続く階段。


私がケイくんとはじめて会話した場所。


授業をサボった、ちょっとした思い出の場所。




「単刀直入に聞くけど、告白されたんだって?」


本当に……ケイくんは単刀直入に聞いたなぁ、、、



三人は開いた口が塞がらないって顔で固まっちゃった。

まぁ、話していなかったから……当然の反応だよね。


「うん………そうなんだよね、、」


肯定した瞬間、三人の鋭い視線が私に向けられた……。



「聞いてないっ!!」

「言ってよぉ!!」


「おめでとう……?」


カレンちゃんだけは疑問形。


私のテンションで悩んでいるって気づいたのかな?


「えっ!?えっ!?いつ!!?」



遥加ちゃんは一番食い気味に聞いてきて、、圧がすごい、、、



「えっと……体育祭の後の………打ち上げの帰り、、」


私が答えたら遥加ちゃんは厳しい顔でケイくんをジロッと睨んで



「男子二人で同時に告ろう的なぁ?引くわぁ……」


って、遥加ちゃんはそこが納得いかなかったみたい。


「んなワケないだろ。偶然」

「ホントかなぁ~??あっやしぃ~……」


お付き合いをはじめて早々……二人の空気的に大丈夫かな?って感じだけど

きっと、言いたい事を言い合える仲……なんだろうね。



「んで?付き合うの??」


ひなちゃんは遥加ちゃんとケイくんを 無視して私に聞いてきた………んだけど、、、



「どうしたらいいか………悩んでる、、、」


私の言葉にケイくんは「やっぱり」って言ってたから……ケイくんには見透かされていたみたいだね。
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