物の怪なんでも相談所

由奈(YUNA)

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◇招かれざる客

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母親はポカンとして、開いた口が塞がらない状態。

だけど僕は、、この際だから言いたいことを口にすることにした。



「ハッキリ言って迷惑なんですよ。
勝手に期待されて色々成約されて。
兄弟からどーゆー目で見られて、僕がどれだけ肩身が狭い思いしていたかって知ってますか?」



口にすると、案外止まらないもので



「そもそも僕は別に地位とか興味ないんで。
そーゆー話はそーゆーのに興味がある者に期待した方がいい結果に繋がると思います。
だから、僕は家には帰りません」


言いたいことを言い切った僕は、妙にスッキリとしていた。



「ま、そういう事だ。
お宅の息子サンは責任持って預かるなら、しばらくは自由にさせてやってくれ」


健治さんも僕を預かることを改めて母親に言ってくれて

母親は「理解できない」と言いながらも九州に帰っていった。



***



「健治さん、」


帰り道

一歩前を歩く健治さんを呼び止めた。



「ん?なんだ?」

「色々………ありがとう、、ございました」


畏まってお礼を言うのは苦手な僕。

歯切れの悪いお礼に対して、健治さんは笑っていた。


「気にすんな。
俺としては相談所の従業員が減らないで安心したからさ」


健治さんはそう言ったけど

それが冗談だって、分からない僕じゃないからね?



「給料分は働きます」


「よろしい。さぁ、家でメシにしようすぜ」



帰宅してリビングに二人で入って目を疑った。


リビングには倒れている春樹さんと雪乃さん。


キッチンからは明らかにヤバそうな臭いと……


「あれ~?失敗??」

「未唯さん!だから言ったじゃないっすか!
調味料入れ過ぎだって!!」

「何よぉ……トビだって野菜生煮えじゃない」


キッチンに立つ、ヤバい物の怪の姿………。



倒れてる春樹さんたちは可哀想だけど

このドタバタした雰囲気が、僕のいたい場所なんだって、、改めて感じたよ。


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