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CASE2 同調-シンクロ-
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この世界の名前は“ユートピア”
国という括りはない。
地球と同じで海と陸があるけど、陸の半分以上は砂漠化している。
地球と同じで、この地に生きる人たちが空を、海を、大地を汚した。
昔は緑と水が溢れるまさに理想郷だったらしいけど、今は死にかけた世界に変わり果てた。
そんな世界はいらないと考えて、全てを滅ぼそうとしている“破壊者”と呼ばれる集団が生まれた。
この世界のためにも、人も建物も自然も、全てを破壊して無にしてから再生するべきだ。って考えている集団。
破壊した後、自分たちが神となって人を造り、自然を造る創造主になる。
その破壊者に対をなす存在として生まれたのが“救済者”
この世界を今のまま維持していくべきだという考え。
破壊者と救済者
どちらも強力な“将軍”と“皇帝”が同じ数存在して、この二大勢力以外の勢力は存在しない。
この世界に生きるほとんどの人は救済者が勝たないと生き残る道はないけど、“救済者”なんて名前は本当に名前だけ。
実態は、世界を今のまま維持して、自分たちが神になって、人々を奴隷にして支配したいだけ。
今のユートピアはそういう世界。
そして、私たちを追いかけてきたのは通称“蟲”
正式名称は“新人類の失敗作”
救済者は自分たちの奴隷をより強力な奴隷とするために“核”と呼ばれる第二の心臓を人の身体に埋め込んだ。
うまく融合したら人の姿を保ったまま強力な力を手に入れることができる。
その核を埋め込まれた人が“新人類”
そして、融合が失敗したのが“蟲”
つまり、あの巨大ダンゴムシは元々は人で、異形となった姿。
蟲になった人は元に戻ることはなくて、救済者は蟲を操れる。
そしてこの地は、、、救済者の支配地域。
「なんとなく、分かりましたが……私たちが蟲に襲われたのは偶然?それとも狙われた?
え、待って?救済者って奴隷がいるの?奴隷ってどうやったら手には入るの??」
「蟲に襲われたのは偶然じゃあない。あの一帯で今のような格好は目立つからなぁ。異界人は必ず殺す。それが救済者のやり方じゃ。蟲には人がいたら襲うよう命令したんじゃろう。
そして救済者には奴隷は多数存在する。差し出されたり拐われたり…新人類にはしないただの奴隷ももちろんいるからのう」
疑問ばかりの私にも、ニャンさんは丁寧に説明してくれた。
異界人は必ず殺す?
「な、なんで?異界人は必ず殺すの?」
「異界人はこの世界の人より強い力を得てる場合が多い……だから、自分たちの驚異となる恐れがあるからじゃろう」
「……強い力?」
救済者にとって驚異となる恐れがあるほどの力が私たちに??
「えっと……別に腕力上がったとかないけど?ねぇ、空?」
桃華は自分の二の腕をプニプニ触ってるけど、話の感じからしてそれはちょっと違う気がする。
「それは、“シンクロ”。自分の内にある力を自身と同調させる事で武器の具現化と魔法を使えるようになる事。異界人は総じてシンクロをうまく使えて、魔法の威力も強大な場合が多い。
だから、救済者は、自分たちの驚異になる前に異界人が弱いうちに殺す。破壊者もその方が都合がいいから止めたりなんてしない」
コハルちゃんの説明は、言葉は理解できた。
だけどさ、ちょっとさっきまで日本にいたんだよ私たち。
魔法とか言われても……。
「へぇーっ!すっごーい!カメハメ波撃てるかな!?」
「すっげぇ厨二心擽る話だな」
なんか、真面目に考えてる私が馬鹿なのかも。
二人が楽しそうにしてるのを見て、本気でそう感じた。
国という括りはない。
地球と同じで海と陸があるけど、陸の半分以上は砂漠化している。
地球と同じで、この地に生きる人たちが空を、海を、大地を汚した。
昔は緑と水が溢れるまさに理想郷だったらしいけど、今は死にかけた世界に変わり果てた。
そんな世界はいらないと考えて、全てを滅ぼそうとしている“破壊者”と呼ばれる集団が生まれた。
この世界のためにも、人も建物も自然も、全てを破壊して無にしてから再生するべきだ。って考えている集団。
破壊した後、自分たちが神となって人を造り、自然を造る創造主になる。
その破壊者に対をなす存在として生まれたのが“救済者”
この世界を今のまま維持していくべきだという考え。
破壊者と救済者
どちらも強力な“将軍”と“皇帝”が同じ数存在して、この二大勢力以外の勢力は存在しない。
この世界に生きるほとんどの人は救済者が勝たないと生き残る道はないけど、“救済者”なんて名前は本当に名前だけ。
実態は、世界を今のまま維持して、自分たちが神になって、人々を奴隷にして支配したいだけ。
今のユートピアはそういう世界。
そして、私たちを追いかけてきたのは通称“蟲”
正式名称は“新人類の失敗作”
救済者は自分たちの奴隷をより強力な奴隷とするために“核”と呼ばれる第二の心臓を人の身体に埋め込んだ。
うまく融合したら人の姿を保ったまま強力な力を手に入れることができる。
その核を埋め込まれた人が“新人類”
そして、融合が失敗したのが“蟲”
つまり、あの巨大ダンゴムシは元々は人で、異形となった姿。
蟲になった人は元に戻ることはなくて、救済者は蟲を操れる。
そしてこの地は、、、救済者の支配地域。
「なんとなく、分かりましたが……私たちが蟲に襲われたのは偶然?それとも狙われた?
え、待って?救済者って奴隷がいるの?奴隷ってどうやったら手には入るの??」
「蟲に襲われたのは偶然じゃあない。あの一帯で今のような格好は目立つからなぁ。異界人は必ず殺す。それが救済者のやり方じゃ。蟲には人がいたら襲うよう命令したんじゃろう。
そして救済者には奴隷は多数存在する。差し出されたり拐われたり…新人類にはしないただの奴隷ももちろんいるからのう」
疑問ばかりの私にも、ニャンさんは丁寧に説明してくれた。
異界人は必ず殺す?
「な、なんで?異界人は必ず殺すの?」
「異界人はこの世界の人より強い力を得てる場合が多い……だから、自分たちの驚異となる恐れがあるからじゃろう」
「……強い力?」
救済者にとって驚異となる恐れがあるほどの力が私たちに??
「えっと……別に腕力上がったとかないけど?ねぇ、空?」
桃華は自分の二の腕をプニプニ触ってるけど、話の感じからしてそれはちょっと違う気がする。
「それは、“シンクロ”。自分の内にある力を自身と同調させる事で武器の具現化と魔法を使えるようになる事。異界人は総じてシンクロをうまく使えて、魔法の威力も強大な場合が多い。
だから、救済者は、自分たちの驚異になる前に異界人が弱いうちに殺す。破壊者もその方が都合がいいから止めたりなんてしない」
コハルちゃんの説明は、言葉は理解できた。
だけどさ、ちょっとさっきまで日本にいたんだよ私たち。
魔法とか言われても……。
「へぇーっ!すっごーい!カメハメ波撃てるかな!?」
「すっげぇ厨二心擽る話だな」
なんか、真面目に考えてる私が馬鹿なのかも。
二人が楽しそうにしてるのを見て、本気でそう感じた。
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