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CASE5 武器と魔法
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ノックして、返事がないけどドアを開けると起き上がってぐったりとうつむいてる姿のアゲハがいて。
全く動いてなくて、昨日とは違うけど変だってすぐに分かった。
「入っていい?」
声をかけたら本当に分からないくらい少しだけ、首が縦に動いたからいいって事だよね?
ドアを閉めて近づくと、息は浅いし顔には泣いた跡があった。
「もう大丈夫だから。早く寝た方がいいよ?」
私がベッドの脇に来てからそう言われたけど、入っていいって合図されたのにもう立ち去れと?
それに、大丈夫な訳ないじゃん。
声もカサカサで、なんとか喋っている状態で。
私の心配なんか、しないでよ。
手を伸ばして、上半身を抱き締めた。
体勢、斜めになった状態だけど、嫌ともなんとも言われなかった。
「大丈夫じゃないでしょ?私の前では、、、無理、しないで?」
「……無理してないよ」
「ウソ。何年の付き合いだと思ってるの?アゲハの嘘も見抜けないほど、アゲハから離れてないよ」
「……まだ、埋められる距離、なのかな?俺たちの距離」
アゲハも感じていたんだね。
私たちの間にできた溝を。
そう感じたから、学校でもいい距離を保とうとしてくれて……
どれだけ、寂しい思いも、辛い思いもさせたんだろう?
そんな私なのに、レオンには私が唯一本音を言える相手だって言ったんだね。
「埋められるよ。てゆーか私は埋めたい。だから、隠し事とかしないで、素のままのアゲハでいてよ。今みたいに無理した姿は私、嫌だよ」
「……嬉しいね、、、ありがとう」
最後の言葉が涙声で
それから毛布を強く握りしめながら肩を震わせて泣き出した。
適当な言葉なんてかけられる訳なくて。
こんな風に泣く姿ははじめてで、私はただ抱き締めることしかできなかった。
**********
「ごめんね、泣いちゃって」
結構な時間が経ってから静かにそう言った声は普通の声だった。
「私もアゲハの前では泣いたじゃん。お互い様って事で」
「……あー、、、あったね。空は本当は泣き虫だからね」
ふふって笑い声がして、それから私の腕を掴んだ。
「もう大丈夫だから。ありがとう」
離せって意味なんだろうけど、大丈夫にまだ感じなくて。
離したけど寝ようって気持ちにもなれなかった。
「誰の差し金?エドガー?レオン?両方?」
うん、普通にバレてるんだね。
だけど、ちょっと不正解。
「二人だけど…二人に会ったのはこの部屋の前」
「……え?」
私を見上げた顔が
ようやく顔を見れたけど、全然大丈夫じゃなかった。
声は普通なのに、今はかなり無理してる。
それが分からない私じゃない。
「ねぇ、隣に座らせてよ。眠くないなら話しよ?」
「え………えっ!?いや、ちょっとマズイよ」
さすがにアゲハは慌てたけど、もう今更じゃん。
昨日だって一緒に寝たくせに。
「何が?アゲハは私にドーコーする気はないじゃん」
「いや……そうだけど……ここベッドだよ?俺は男だよ?」
「だから、アゲハが私になにかしてきたらぶっ飛ばす」
そう言いながらぐいって押したらちゃんと横にずれてくれた。
アゲハはレジスタンスのNo.3だからかな?
部屋もベッドも妙に広いから、気を使ってかアゲハが妙に離れた。
「他の奴等にはこういう事したら駄目だよ?」
「当たり前じゃん。アゲハ以外とは部屋で二人きりも嫌だよ」
アゲハは笑っていたけど、手は毛布を強く握りしめていて。
その手を掴んだら、アゲハの笑い声が消えた。
全く動いてなくて、昨日とは違うけど変だってすぐに分かった。
「入っていい?」
声をかけたら本当に分からないくらい少しだけ、首が縦に動いたからいいって事だよね?
ドアを閉めて近づくと、息は浅いし顔には泣いた跡があった。
「もう大丈夫だから。早く寝た方がいいよ?」
私がベッドの脇に来てからそう言われたけど、入っていいって合図されたのにもう立ち去れと?
それに、大丈夫な訳ないじゃん。
声もカサカサで、なんとか喋っている状態で。
私の心配なんか、しないでよ。
手を伸ばして、上半身を抱き締めた。
体勢、斜めになった状態だけど、嫌ともなんとも言われなかった。
「大丈夫じゃないでしょ?私の前では、、、無理、しないで?」
「……無理してないよ」
「ウソ。何年の付き合いだと思ってるの?アゲハの嘘も見抜けないほど、アゲハから離れてないよ」
「……まだ、埋められる距離、なのかな?俺たちの距離」
アゲハも感じていたんだね。
私たちの間にできた溝を。
そう感じたから、学校でもいい距離を保とうとしてくれて……
どれだけ、寂しい思いも、辛い思いもさせたんだろう?
そんな私なのに、レオンには私が唯一本音を言える相手だって言ったんだね。
「埋められるよ。てゆーか私は埋めたい。だから、隠し事とかしないで、素のままのアゲハでいてよ。今みたいに無理した姿は私、嫌だよ」
「……嬉しいね、、、ありがとう」
最後の言葉が涙声で
それから毛布を強く握りしめながら肩を震わせて泣き出した。
適当な言葉なんてかけられる訳なくて。
こんな風に泣く姿ははじめてで、私はただ抱き締めることしかできなかった。
**********
「ごめんね、泣いちゃって」
結構な時間が経ってから静かにそう言った声は普通の声だった。
「私もアゲハの前では泣いたじゃん。お互い様って事で」
「……あー、、、あったね。空は本当は泣き虫だからね」
ふふって笑い声がして、それから私の腕を掴んだ。
「もう大丈夫だから。ありがとう」
離せって意味なんだろうけど、大丈夫にまだ感じなくて。
離したけど寝ようって気持ちにもなれなかった。
「誰の差し金?エドガー?レオン?両方?」
うん、普通にバレてるんだね。
だけど、ちょっと不正解。
「二人だけど…二人に会ったのはこの部屋の前」
「……え?」
私を見上げた顔が
ようやく顔を見れたけど、全然大丈夫じゃなかった。
声は普通なのに、今はかなり無理してる。
それが分からない私じゃない。
「ねぇ、隣に座らせてよ。眠くないなら話しよ?」
「え………えっ!?いや、ちょっとマズイよ」
さすがにアゲハは慌てたけど、もう今更じゃん。
昨日だって一緒に寝たくせに。
「何が?アゲハは私にドーコーする気はないじゃん」
「いや……そうだけど……ここベッドだよ?俺は男だよ?」
「だから、アゲハが私になにかしてきたらぶっ飛ばす」
そう言いながらぐいって押したらちゃんと横にずれてくれた。
アゲハはレジスタンスのNo.3だからかな?
部屋もベッドも妙に広いから、気を使ってかアゲハが妙に離れた。
「他の奴等にはこういう事したら駄目だよ?」
「当たり前じゃん。アゲハ以外とは部屋で二人きりも嫌だよ」
アゲハは笑っていたけど、手は毛布を強く握りしめていて。
その手を掴んだら、アゲハの笑い声が消えた。
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